KIXで出会えるアート

関西国際空港|KIX には、空港内を彩り、心地よい空間を演出する、関西にゆかりのある「アート作品」があることをご存じでしょうか。
アートを通じて地域の方々との共生を図り、飛行機に乗る方だけでなく、地域の方に日常的にお楽しみいただける愛される空港に。
KIXで出会えるアートをぜひ、お楽しみください。

KIXカルチャーゲートプロジェクト

「KIX CULTURE GATE Project」とは…世界中からのお客さまが行き交う関西国際空港(KIX)を拠点に、関西・日本の多彩で豊かな文化を世界へ発信するプロジェクトです。
空港をアートと文化の触れ合いの場として進化させることをめざし、航空機をご利用のお客さま、周辺地域の方へも日常的に楽しんでいただけるような空間を創造いたします。
今後もターミナルビル内各所に順次作品を配置して国内外の多くのお客さまをお迎えし、2025年大阪・関西万博の成功に向けた機運醸成に貢献いたします。

本橋 孝祐

本橋 孝祐

本作品「原典亡き複製画」は一度描いた絵画を燃やし、複製データをこの世に存在させ続ける実験的作品。「幾多の逆境を乗り越えてきた関西、いのちをテーマとした大阪万博に相応しい作品は、一度燃えて巨大に復活する絵画である」としてKIX CULTURE GATEの作品に選ばれた。本作品は、仏陀やイエスのように「本人が死んでなお複製され続けること(本体の死と複製)」を「人が永遠を手に入れるプロセス」と捉えオマージュしている。原画となる絵画は“最古のアーティストの追体験”をテーマに日没・巨石・火・変性意識の中で素手で描かれ、個展(2019, elephant STUDIO)の後制作場所で燃やされている。

本橋 孝祐

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現代アーティスト / KIX CULTURE GATE Project 発起・企画監修・キュレーション。
1989年兵庫県生まれ。現在東京を拠点に活動。本橋は「真実(世界/自分にとって確かなもの、受け入れざるを得ないこと、信じる対象)とは何か」ということをテーマに、その時々に見つけた真実の断片を"私"や"現在" を超えて確認する媒体として、絵画・立体・空間制作など多岐にわたる表現を行う。主な展覧会に「Eternal Finite(MIAKI Gallery)(東京)」アートフェア「Art on Paper(NYC)」「MEET YOUR ART FESTIVAL 2023(東京)」、受賞歴に「Contest in New York(Ashok Jain Gallery)」など。

浜崎 健

浜崎 健

「飛ぶ」「寝る」「座る」の3つのテーマをライフワークとして活動する彼の今回のテーマは「飛ぶ」。
「飛ぶ」は“In-Flight Painting”という飛行機の中で空を飛んでいる間に宇宙に一番近いアトリエで作品を仕上げるという、まさに「地に足つかないアーティスト」。これは対象の輪郭を迷路で表した“Maze Painting /迷宮の絵画”という彼の代表的な作風で表現されている。
今回も実際に関西国際空港からの往復フライト中に制作された。

浜崎 健

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全身を真っ赤な衣装で包み、大阪では「赤い人」として知られるアーティスト。
20歳で渡英後、制作活動を開始し、1992年より真っ赤なギャラリー「Red Gallery」をオープン。1994年大阪南船場に移転後、1997年に「浜崎健立現代美術館」を開館。
現在は「飛ぶ」「寝る」「座る」をコンセプトに活動している。

大山 康太郎

大山 康太郎

この作品は、東アジアの伝統的な文化である十二支のひとつ「寅」をモチーフにしています。作家独自の視点で描いたアクリル絵画をデジタルスキャンしプリントアウトしたものです。描かれた寅は、ファンタジー世界の中でホログラフィックな映像のように立ち上がり、空間を歪ませ、切り裂き、凄まじいパワーと共に未来の創造性のビジョンを示します。今も昔も、創作物は過去や周囲にある物事の影響を受けて表現されています。アイデアや技術をシェアしたり、差別化する事で多様な表現となってきたのでしょう。伝統的なモチーフを現代アートの観点から扱うこともまた、こういった創作の歴史の一部になると言えます。私たちは大きな時代の流れの中で、お互いに影響を与えながら変化し続けるのでしょう。

大山 康太郎

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奈良県在住のストリート アーティスト。
2001年、ライブペイントデュオ「DOPPEL」を結成し、日本のライブペインティングシーンの始まりからそのスタイルを確立してきた。2014年には取り壊し予定のビルを利用したアートプロジェクト「#BCTION」を企画・監修する。壁画・ライブペイ ント・キャンバス制作や、アートプロジェクトの企画・監修、また「Yabugarashi」名義ではDJやトラックメイカーとして活動している。

ナカ ミツキ

ナカ ミツキ

ナカが普段から取り組む、言葉より先にあるものとして音楽の持つノンバーバルなコミュニケーションをモチーフにコロナ禍により制限された社会的不自由な環境からリハビリをしていく現代を作品として表現することをミッションとしています。本作のモチーフは躍動感のある楽器と衝動的に動く手足を描いています。多種多様な楽器を人に例え、重なり、共鳴、交差する姿を描いています。背景には関西国際空港の国内外へ飛び立つ滑走路からインスピレーションを得て制作しており、文化都市として発展する関西の街の様子や街の人々のコミュニケーションを作品を通して見ることができます。

ナカ ミツキ

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1997年 兵庫県生まれ
2018年 三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生
2023年 TOKYO MIDTOWN AWARD 2023 優秀賞
ナカは絵画における身体性と現代の視覚表現との関係を探求し、自身の経験からiPhoneとアプリケーションをネイティブな手法として制作を行っています。音楽をモチーフに失われつつある対話や交流する喜びを描き出しています。

アーティスト・作品についてのお問い合わせ:hams@hongo-aerospace.com