神戸1泊2日モデルコース!車なしで港町と自然を感じる鉄板ルート
せっかくの神戸旅行、異人館も中華街も夜景も全部楽しみたいけれど、1泊2日で本当に回りきれるか頭を抱えていませんか?
実は、神戸は移動の順番さえ間違えなければ、車なしでも神戸の「海」と「山」を効率よく回れるルートが存在します。
神戸はエリアがコンパクトにまとまっている反面、坂道が多く、回る順序次第で移動の疲労度が変わります。
この記事では関西に20年以上住んでいた筆者が神戸のモデルコースをご紹介します。
この記事を読み終える頃には、そんな神戸を存分に楽しめるプランがきっと見えてくるでしょう。
東京から神戸に行くには、新幹線を使うパターンと、飛行機を使うパターンがあります。飛行機を使う場合は東京→大阪を経由する方が便数が多くて便利です。
1泊2日で神戸を楽しむために
神戸観光を1泊2日で最大限に楽しむためのカギは、「海エリア」と「山エリア」のバランスにあります。
この章では、今回提案するモデルコースの軸となる2つのエリアの特徴と、快適に過ごすためのポイントを解説します。
まずは港町神戸の空気を楽しむ
神戸といえば、やはり「港町」としての景色は外せません。
ハーバーランドやメリケンパークといった海沿いのエリアは、開放感が抜群です。
潮風を感じながらの散策は、旅の気分を一気に盛り上げてくれます。
特に「BE KOBE」のモニュメント前での撮影はマスト。
海沿いは風を遮るものがないため、市街地より体感温度が低い可能性があります。
寒さ対策も行いながら、ストレスなく港町の空気を満喫しましょう。
神戸の自然も組み込んでリラックス
都会的なイメージの強い神戸ですが、実は中心部からわずか15分で豊かな自然に触れられるのも大きな魅力です。
今回のプランでは、2日目に自然を楽しむスポットも取り入れています。
北野の異人館街の背後に広がる六甲山系や、新神戸駅直結の布引エリアは、マイナスイオンたっぷりの癒やしスポットです。
都会の喧騒(けんそう)を離れてリラックスするためにも、少し歩き回れる準備をしておくことが大切です。
「海」で開放感を味わい、「山」で心を癒やす。このコントラストこそが、神戸旅行の満足度を高める秘訣といえるでしょう。
【1日目】神戸の中心地を遊びつくす
1日目は、神戸観光の王道である「海」と「街」のエリアを集中的に巡ります。
午前中に海沿いの開放的な景色を楽しみ、午後は異国情緒あふれる街並みを散策するルートです。
それでは、具体的なコースを見ていきましょう。
10:00|神戸ハーバーランド
旅のスタートは、大型商業施設や観覧車が集まる「神戸ハーバーランド」からです。
JR神戸駅で下車し、地下街「デュオこうべ」を抜けて徒歩約5分。海風を感じるデッキエリアへ向かいましょう。
ここからは、対岸にある赤い「神戸ポートタワー」や、帆船のような形の「神戸海洋博物館」が一望できます。
まずはここで、海をバックに記念撮影をして、神戸に来た実感を味わってください。
11:00|メリケンパークで定番の写真を取る
ハーバーランドから海沿いの遊歩道を歩いて10分ほどで「メリケンパーク」に到着します。
ここには有名な「BE KOBE」のモニュメントがありますが、休日は写真撮影のために30分以上の行列ができることも珍しくありません。
もし行列が長すぎる場合は、少し奥にある巨大な魚のオブジェ「フィッシュダンス」へ行ってみましょう。
「BE KOBE」ほど混雑しておらず、迫力ある写真が撮れる穴場スポットです。
ここでしか撮れないアーティスティックな1枚を狙ってみてください。
12:00|南京町でランチ
メリケンパークから北へ徒歩5分ほどで、日本三大中華街の一つ「南京町」に到着です。
ランチの選択肢は大きく分けて2つ。「食べ歩き」か「店内でコース料理」かです。
限られた時間でいろいろな味を楽しむなら、食べ歩きが正解です。
特に外せないのが、広場前の行列店「老祥記(ろうしょうき)」の豚まん(です。
デザートには、パンダのデザインがかわいい「パンダ饅頭(約300円)」や、フルーツ飴をどうぞ。熱気あふれる屋台の雰囲気が、食欲をさらに刺激してくれます。
13:30|神戸旧居留地をぶらぶらする
お腹が満たされたら、南京町の東側に広がる「旧居留地」へ向かいましょう。
ここは明治時代、外国人のための住居や仕事場として整備されたエリアです。現在は、レトロな石造りのビルに「エルメス」や「プラダ」などのハイブランドが入居しています。
ウィンドーショッピングを楽しみながら歩くだけで、まるでヨーロッパの街角にいるような気分に浸れるでしょう。
14:00|神戸市役所展望ロビーで神戸の街を一望
旧居留地からフラワーロードを北へ歩くと見えてくるのが、「神戸市役所 1号館」です。
実はここの24階には、誰でも無料で入れる「展望ロビー」があります。
有料の展望台に引けを取らない景色がタダで見られる、知る人ぞ知るスポットで、海側のポートアイランドから、山側の六甲山系まで、360度に近いパノラマを楽しめます。
「さっき歩いたハーバーランドがあそこか」と、街の地理を俯瞰しながら楽しみましょう。
15:00|北野異人館街で異国を感じる
市役所前から「シティループバス(1回260円)」に乗り、約15分で「北野異人館街」へ移動します。
このエリアは急な坂道が多いため、徒歩でのアクセスは体力を消耗します。バスで一気に上まで行ってしまいましょう。
異人館の入館料は、1館あたり500円〜1,000円程度かかります。
複数の館を回るなら「2館券」や「パスポート」を購入した方がお得ですが、外観だけでも十分に雰囲気は楽しめます。
また、ちょっとお茶をしたい時は「スターバックス コーヒー 神戸北野異人館店」がおすすめ。
おしゃれな洋館を背景に写真を撮りながら、異国情緒をたっぷりと味わってください。
16:00|天空の社 神戸北野天満神社へ
北野異人館街の最後に、風見鶏の館の隣にある高台の神社「神戸北野天満神社」にお参りしましょう。
境内からは、風見鶏の館の屋根越しに神戸の街と海を見渡せます。
旅の無事を祈願しつつ、神戸らしい景色を目に焼き付けましょう。
17:00|夕暮れのメリケンパークを楽しむ
北野エリアから再びバスかタクシーで、海側のメリケンパークへ戻ります。
「なぜまた戻るの?」と思うかもしれませんが、神戸観光のハイライトは、夕暮れから夜にかけての港の景色にあるからです。
日が沈み始めると、ポートタワーや海洋博物館がライトアップされ、昼間とは全く違う幻想的な風景が広がります。
歩き疲れた足を休めながら、ロマンチックな神戸の夜を迎えましょう。
18:00|ホテルにチェックイン
夜景を堪能したら、本日の宿へチェックインです。
1日歩き回った疲れを癒やすためにも、アクセスが良く、快適に過ごせるホテルを選びましょう。
このあとの夕食は、ホテルのレストランで優雅に過ごすもよし、三宮の繁華街へ繰り出して「神戸牛」や「ぼっかけ(牛すじ煮込み)」を楽しむもよし。
荷物を置いて身軽になれば、神戸の夜はまだまだこれからです。
【宿泊】神戸は海が見えるホテルがおすすめ
神戸での宿泊先選びで迷ったら、間違いなく「海側(ベイエリア)」のホテルをおすすめします。
福岡から大阪や北海道から大阪を経由して遠方から来ている方は、三宮駅周辺の「街側」も便利ですが、神戸らしい旅の余韻に浸るなら、窓からポートタワーや海が見えるロケーションがベストです。
特に今回紹介する3つのホテルは、単に寝るだけの場所ではありません。部屋からの景色そのものが観光の一部になる、満足度の高いホテルを厳選しました。
メリケンパーク|神戸メリケンパークオリエンタルホテル
「これぞ神戸」という景色を独り占めしたいなら、このホテルです。
メリケンパークの最南端に位置し、海に突き出すように建っているため、周囲を270度海に囲まれています。
注意点としては、最寄り駅(元町駅・みなと元町駅)からは徒歩10〜15分ほどかかります。荷物が多い場合は、三宮駅から出ている無料シャトルバス(所要約20分)を利用するのが賢明です。
ポートアイランド|神戸ポートピアホテル
質の高いサービスと、圧倒的な眺望を求めるなら神戸ポートピアホテルがおすすめです。
人工島・ポートアイランドにあるこのホテルは、神戸を代表する老舗のシティホテル。
北側(街側)の部屋は、神戸の市街地と六甲山の光が織りなす「1000万ドルの夜景」を正面から鑑賞できます。
南側(海側)の部屋からは、 神戸空港を離発着する飛行機や、大阪湾の水平線を望む開放的な景色です。
三宮駅から無料シャトルバスが20分間隔で運行しています。これを使えば、移動のストレスはほぼありません。
家族連れや、落ち着いた空間でゆったり過ごしたい大人旅におすすめです。
ポートアイランド|センチュリオンホテル&スパ ヴィンテージ神戸
「歩き疲れた体を大きなお風呂で癒やしたい」という方には、こちらのホテルがおすすめです。
ポートピアホテルと同じくポートアイランドにありますが、最大の特徴は本格的なスパ施設を備えていることです。
大浴場とサウナを完備しており、「サ活(サウナ活動)」を楽しむ旅行者に絶大な支持を得ています。
ただ、駅(中公園駅)からは徒歩数分ですが、三宮からのアクセスはポートライナー(モノレール)への乗り換えが必要です。
その手間をかけてでも、旅先で大浴場に入りたい方にはぴったりです。
【2日目】港町神戸で豊かな自然を感じる
2日目のテーマは「山と自然」です。
港町のイメージが強い神戸ですが、実は市街地のすぐ背後に山が迫っており、短時間で豊かな自然に触れられます。
ロープウェーでの空中散歩や、マイナスイオンたっぷりの滝巡りで、旅の疲れをリフレッシュしましょう。
8:00|ホテルで朝食
2日目の朝は、ホテルの朝食ビュッフェから始まります。
前章で紹介した「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」や「神戸ポートピアホテル」は、朝食のクオリティが高いことで有名です。
特に、兵庫県産の野菜を使ったサラダや、焼きたてのパンは必食です。チェックアウトの時間(通常11:00頃)まで部屋でのんびりしたいところですが、今日の行程はロープウェーがカギになります。
11時には現地に着けるよう、10時過ぎにはホテルを出発しましょう。
10:00|ホテルをチェックアウト
10時にはホテルをチェックアウトして、目的地の神戸布引ハーブ園に行くため新神戸駅へ向かいましょう。
11:00|神戸の街を見下ろす神戸布引ハーブ園へ
地下鉄・新神戸駅から徒歩約5分の「ハーブ園山麓駅」からロープウェーに乗車します。
ここでの目的は、日本最大級のハーブ園「神戸布引ハーブ園」です。
ロープウェー(往復大人2,000円)約10分間の乗車中、神戸の街並みと海が一望できます。
チケット売り場は、行楽シーズンの午前中は混雑します。WEBで事前購入しておくと、スムーズに乗車列へ並べます。
山頂駅に降り立つと、そこは別世界。季節の花々とハーブの香りがあなたを出迎えてくれます。
11:30|神戸布引ハーブ園でランチ
早めのランチは、園内のレストラン「ザ・ハーブダイニング」がおすすめです。
料理には園内で収穫されたハーブが使われており、香り高い味わいです。
ただ、12時を過ぎると満席になることが多いです。11時半のオープンと同時に入店するのが、待ち時間をなくすコツです。
もっとカジュアルに済ませたい場合は、「ザ・ヴェランダ神戸」のテラス席で、オリジナルバーガー(約1,500円)を食べるのも良いでしょう。
14:00|ロープウェーで街へ降りる
ランチと散策を終えたら、下山します。ただし、ここで重要な分岐点があります。
次の目的地「布引の滝」へ行くために、ロープウェーは「風の丘中間駅」で途中下車してください。
中間駅から滝までは、整備された遊歩道を歩いて約20分で到着します。
15:00|布引の滝
山道を下っていくと、轟音とともに「布引の滝(雄滝・おんたき)」が現れます。
「日本の滝百選」にも選ばれているこの滝は、高さ43m。新幹線の駅から徒歩圏内にあるとは思えないほどの迫力と神聖な空気が漂っています。
都会のすぐそばにある秘境で、旅の疲れを癒やしてください。
16:00|三宮でお土産選び
旅の最後は、三宮駅周辺でお土産選びです。
各路線のターミナルである三宮には、百貨店や専門店が集まっています。
「神戸阪急」の地下や、駅直結の「アントレマルシェ」が便利です。
要冷蔵のものを買う場合は、保冷剤を多めにもらうか、常温保存可能な「神戸風月堂のゴーフル」などを選びましょう。
神戸の旅は関西国際空港から
遠方から飛行機で訪れる場合、関西国際空港(KIX)を利用する方が多いでしょう。
しかし、大阪湾の対岸にある関空から神戸へは、電車やバスだと意外と時間がかかります。
そこでおすすめなのが、海をショートカットする「高速船」でのアクセスです。
神戸港へフェリーでアクセス
関空と神戸空港を海路で結ぶ「神戸-関空ベイ・シャトル」を使えば、所要時間はわずか約30分です。
| 手段 | 所要時間 | 料金(大人片道) | 特徴 |
| ベイ・シャトル(フェリー) | 約30分 | 1,880円 | 最速・渋滞なし |
| リムジンバス | 約65分 | 2,000円 | 乗り換えなしで楽 |
| 電車(JR/私鉄) | 約90分 | 約1,200円〜 | 安いが乗り換え多 |
「船で神戸入りする」という体験自体も、港町ならではの旅の思い出になるはずです。