空港内施設案内
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第1ターミナルビル |
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第2ターミナルビル |
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エアロプラザ(複合管理棟) |
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関空展望ホール スカイビュー「Sky View」 |
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管制塔 |
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連絡橋(スカイゲートブリッジR) |
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海上アクセス施設 |
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空港気象ドップラーレーダー |
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国内貨物 |
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CIQ |
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大阪国際郵便局 |
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排水処理施設(浄化センター) |
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廃棄物処理施設(クリーンセンター) |
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航空会社北ビル |
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関西空港警察署 |
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熱供給施設(熱供給センター) |
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立体駐車場・空港駅 |
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国際貨物 |
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格納庫 |
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航空機給油施設 |
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関西エアポート会社ビル |
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航空会社南ビル |
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電力供給施設(関西電力 関西国際空港エネルギーセンター) |
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泉州南消防組合泉佐野消防署空港分署 |
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機内食調整施設(2社) |
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空港消防所 |
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太陽光パネル | 28 |
水素ステーション |
税関麻薬犬センター | 航空灯火施設 | ||
動物検疫所(関西空港検疫場) | 航空保安無線施設 | ||
航空機汚水処理施設(SDプラント) |
第1ターミナルビル
区分 | 内容 |
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特徴 | サンドイッチ構造で国際線・国内線の乗り継ぎがスムーズな旅客ターミナルビルは4階の国際線出発フロアと1階の国際線到着フロアが、2階の国内線出発・到着フロアを上下から挟むサンドイッチ構造となっている。これによって国際線と国内線の乗り継ぎはエスカレーターやエレベーターの上下移動だけで簡単にでき、また、国際線の各ゲートまでは、快適でスピーディなウイングシャトルでスムーズに移動できる。 |
計画対象旅客数 | 国際線 年間 1,200万人 国内線 年間 1,300万人 |
延床面積 | 303,944m2 |
建物高さ | 36.54m |
全長 | 1,672m |
構造 | 鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造 軟弱地盤対策として、浮き基礎及びジャッキアップシステム(906ヵ所)を採用 |
機械設備 | エレベーター 94台 エスカレーター 92台 動く歩道 12台 |
階層 | ターミナルビル本館 地上4階 地下1階 4階 国際線出発 3階 商業店舗 2階 国内線出発、到着 1階 国際線到着 地階 機械室 ウイング 地上3階 3階 AGT・国際線到着コンコース 2階 ゲートラウンジ(出発客と到着客の流れを分離) 1階 グランドサービス等の事務室 |
第2ターミナルビル
区分 | 内容 |
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特徴 | 機能性・経済性・安全安心をコンセプトとし2012年10月にオープンしたLCC専用旅客ターミナルビル。2017年1月に拡張され、拡張部分は国際線、既存部分は国内線となった。搭乗橋なしで徒歩でタラップを利用して搭乗する、小型機が自走アウトできる等LCCの運用に合わせた設計となっている。 自家用車・リムジンバス・タクシーの他、エアロプラザより運行している連絡バス(無料)でアクセス可能。 |
計画対象旅客数 | 国際線年間285万人 国内線年間550万人 |
延床面積 | 67,111m2 |
建物高さ | 9.96m |
構造 | 鉄骨造 |
階層 | 一部2階建 |
エアロプラザ(複合管理棟)
エアロプラザ(複合管理棟)は、空港駅の西側に展開するホテル、レストラン等から成る複合施設であり、24時間空港として空港利用者の多様なニーズに対応する。
建物 | 延床面積 | 約65,000m2 |
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階数 | 地下1階・地上11階 | |
ホテル | 名称 | ホテル日航関西空港(hotel nikko kansai airport) |
経営 | 関西エアポート株式会社 | |
運営 | 株式会社オークラ ニッコーホテルマネジメント | |
客室 | 576室、4~11階 | |
料飲施設 | レストラン、中国料理、日本料理、レストラン&バー、鉄板焼 | |
その他 | ビジネスセンター、駐車場 | |
関西空港会議場 | 大会議場 1(2分割可)、中会議場 1、小会議場 4 | |
その他施設 | レストラン、コンビニエンスストア、土産店、第2ターミナルビル行きバスのりば 事務所、レンタカーカウンター |
関空展望ホール スカイビュー「Sky View」
大パノラマで世界の飛行機が眺められ、子供から大人まで思いっきり楽しめる航空テーマパーク。
空港や飛行機のことを学べるミュージアムや航空グッズショップ、屋上公園があります。
管制塔
管制塔は空港全体の視認性のよいところに設置され、空港付近及び滑走路、誘導路、エプロン上の航空機に離陸、着陸、地上滑走の許可、指示を与えたりする飛行場管制業務を行うところです。
関西国際空港の管制塔は高さ約80m(管制官の目の高さ)あり、空港島のほぼ中央に設置されています。
また、関西国際空港では飛行場管制圏以遠の管制を行うターミナルレーダ管制業務も行われ関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港、八尾空港等大阪湾周辺の空港に離発着する航空機を一元的に管制を行っています。(飛行場管制業務は各々の空港で行っています。)
当施設の設置運用は国土交通省が行っています。
連絡橋(スカイゲートブリッジR)
空港連絡橋は空港島と空港対岸部、りんくうタウンとを連絡する道路・鉄道併用の海上橋梁であり、空港島への唯一の陸上系アクセス施設として、空港利用者通行の大半を担うものである。
橋梁の延長 3.75km
海上アクセス施設
関西国際空港は海上に設置される空港であることから、海上交通アクセスの確保に充分配慮されたものとなっている。現在、神戸空港から船舶による海上アクセスが運行しております。
空港気象ドップラーレーダー
航空機の運航にとって気象状況の把握は重要な要素です。 特に空港周辺に発生する低層ウィンドシヤー(マイクロバーストやシヤーライン)は、航空機の離着陸に大きな影響を及ぼします。 この低層ウィンドシヤーを検出することを目的に、1995年(平成7年)に、国内の空港で初めて、関西航空地方気象台に、空港気象ドップラーレーダーが設置されました。 また、降水を伴っていないときの低層ウィンドシヤーを検出するために、2011年(平成23年)に空港気象ドップラーライダーが設置されています。 なお、ドップラーレーダーは、2016年(平成28年)に「二重偏波ドップラーレーダー」と呼ばれる新たな機能を持つレーダーに更新されています。 関西航空地方気象台は、管制塔に隣接した航空庁舎内にあり、航空機の運航に必要な予報・観測報等、様々な気象情報を作成して航空交通業務機関、航空会社などに提供し航空機の運航の安全性、定時制、効率性を確保する目的で航空気象業務を行っています。 関西国際空港には空港とその周辺の気象観測のために以下のような施設があります。
施設名称 | 数量 | 機能 |
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空港気象ドップラーレーダー | 1基 | 地形によるエコーを除去し、降水の強さ並びに降水域の気流の乱れの存在位置及び強度を検出 |
空港気象ドップラーライダー | 1基 | レーザー光を大気中に発射し、エーロゾルの動きを捉えた散乱光を受信して非降水域の気流の乱れの存在位置を検出 |
風向風速計 | 4基 | 風向・風速の観測 |
滑走路視距離計 | 6基 | 滑走路視距離(RVR)の観測 |
雲高測定器(シーロメータ) | 4基 | 雲底の高さの観測 |
温湿度降水観測装置 | 1基 | 気温・湿度・気圧・降水量等の観測 |
気圧計 | 1基 | 気圧の観測 |
国内貨物
- 国内貨物代理店ビル
- 国内貨物の仕分け・梱包を行う。
CIQ
CIQ(Customs:税関業務、Immigration:出入国管理業務、Quarantine:検疫業務)には出入国する旅客・貨物を対象の業務があり、各業務を実施するために旅客地区にCIQ合同庁舎を設置。
排水処理施設(浄化センター)
旅客ターミナルビル等空港諸施設より排出された排水は、排水処理施設において、高度処理ののち一部は中水として再利用し、他は海域に放流する。
廃棄物処理施設(クリーンセンター)
各施設から発生する廃棄物のうち、一般廃棄物(可燃ゴミ)は、廃棄物処理施設(クリーンセンター)にて、焼却処理を行っている。また、缶・ビン・ペットボトル等の資源ゴミについても分別回収し、リサイクルを行っている。
航空会社北ビル
関西国際空港に就航する航空会社、その他関連会社の事務所です。
熱供給施設(熱供給センター)
空港島内の熱は関西国際空港熱供給㈱が供給している。島内には複数の熱供給プラントが設置され、各施設に冷暖房用の冷水と蒸気を供給している。
立体駐車場・空港駅
立体駐車場及び空港駅は、鉄道ホーム上部空間を高度利用する複合構造物であり、第1ターミナルビルの2階及び複合管理棟と連絡コンコースにより結ばれている。
国際貨物
貨物代理店ビル 航空会社 |
輸出貨物の梱包・計量・通関・混載仕立・ULD(Unit Load Device 単位搭載用具)化作業等を行う。 |
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輸出貨物ビル | 輸出貨物の保管・計量・ULD化作業等を行う。 |
輸入貨物ビル | 輸入貨物の仕分け(一次)・保管・内容点検・通関等の作業を行う。 |
燻蒸庫 | 燻蒸が必要な輸入貨物(有害病害虫の付着している植物生産品等)について燻蒸作業を行う。 |
生鮮上屋 | 輸入通関を終えた生鮮貨物を市場別、地域別に仕分ける作業を行う。 |
医薬品専用 共同定温倉庫 (KIX-Medica) |
医薬品のみを取り扱っており、輸出入貨物の保存・梱包作業を行う。 |
格納庫
航空機を整備・格納するための施設で、敷地面積は約20,000 m2あり、大型機1機及び中型機1機が収容できる。
航空機給油施設
航空燃料はタンカーから受入れ、タンクに貯油される。払出しはハイドラント方式により行われ、エプロンの各スポットに設置されたハイドラントピットバルブから給油ホース車を経て航空機へ給油される。
貯油施設
- タンク基数
- 10基
- タンク仕様
- タンク直径約29,500mm、タンク高さ約20,100mm、 タンク1基の貯蔵容量 約11,180KL(8基)・約11,700KL(2基)
関西エアポート会社ビル
関西エアポート株式会社や、その他関連会社の事務所です。
航空会社南ビル
関西国際空港に就航する航空会社、その他関連会社の事務室です。
電力供給施設(関西電力 関西国際空港エネルギーセンター)
空港島内の電力は、関西電力(株)が供給している。
陸側の変電所から77kv電力ケーブルで空港島内の特高変電所へ引き込み、各需要者へ供給する。
泉州南消防組合泉佐野消防署空港分署
泉佐野市が設置しており、空港島内の一般火災・救急案件に対応している。
太陽光パネル
2014年2月より、アジアの空港で最大級の太陽光パネルを設置した「KIXメガソーラー」が運用を開始。2015年9月には、1期国際貨物地区の上屋屋根においても太陽光発電の運用が開始されている。
さらに、2020年2月より第2ターミナルビルの屋根においても太陽光発電の運用が開始され、温室効果ガス排出量の削減に向けて、クリーンエネルギーの利用を促進している。
税関麻薬犬センター
税関検査において、麻薬類の密輸入を摘発するために使用される麻薬犬の訓練施設。
航空灯火施設
関西国際空港の航空灯火は、カテゴリー2精密進入滑走路に対応した灯火を設置し、就航率の向上・定時制の確保に寄与している。そしてこれらの施設に安定した電力を供給する航空保安用電源施設、施設を運用・監視する監視・制御施設及び24時間空港という条件下に対応しうる効率的な維持管理作業を行うための整備作業用施設で構成されている。
区分 | 内容 | |
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飛行場灯火 | 進入灯火 | ILSにより進入してきた航空機に最終進入経路を示す灯火 |
滑走路灯火 | 滑走路を示す灯火 | |
誘導路灯火 | 滑走路からエプロンへの走行を援助する灯火 | |
風向灯 | 風向を確認するための灯火 | |
飛行場灯台 | 空港の位置を示す灯台 | |
エプロン照明 | エプロン照明灯 | 夜間において航空機に対するグランドサービスを助ける為の施設 |
動物検疫所(関西空港検疫場)
動物を介した海外からの狂犬病、エボラ出血熱等の感染症の侵入防止を図るため、感染源となる犬、猫、アライグマ、キツネ、スカンク、サル等を係留検査する施設。
航空保安無線施設
関西国際空港に設置されている空港保安無線施設には下記のものがあるが、全て国土交通省が管理している。
施設名称 | 機能 | 規模・数量 |
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VOR/DME | 飛行中の航空機に対し、磁北からの方位及び地上無線局からの距離の測定を可能にする無線装置 | 1ヵ所 |
ILS | 指向性電波を発射し、着陸進入中の航空機に滑走路への進入コースを指示する装置 | 2式 |
航空機汚水処理施設(SDプラント)
航空機より発生する汚水は、空港施設(株)が設置するSDプラントにより前処理を行った後、空港の排水処理施設に送られる。