タイ・チェンマイで絶対外せない!おすすめの人気観光スポット9選!

2023.7.27

髙田 胤臣

タイ・チェンマイで絶対外せない!おすすめの人気観光スポット9選!

この記事の目次

チェンマイってどんなところ?

城壁跡とお堀に囲まれた旧市街地

タイ北部の中心、チェンマイ。バンコクに次ぐタイ第2の都市で観光地やショッピングスポットでは英語が通じ、日本語が話せるタイ人も少なくありません。宿泊施設は安価で泊まれるゲストハウスから高級ホテルまであり、市街地はもちろん自然の多い郊外にも充実しています。

チェンマイは広い意味ではチェンマイ県ですが、一般的に「チェンマイ」というと、中心部の市街地を指します。チェンマイは14世紀ごろから18世紀終わりまで続いたラーンナー王朝で栄えた古都。北部なので気候がよく、特に乾季(例年11月〜5月ごろ)は平均気温が26度程度と暑すぎず、過ごしやすい気候なので世界中からたくさんの観光客が訪れます。注意したい時期は最も気温が低くなる12月〜1月。最低気温が15℃を下回る日も多くあり半袖では肌寒いくらいになるため、服装には気をつけましょう。

チェンマイの概要

時差
−2時間

※日本が2時間進んでいます

言語
公用語:タイ語

関西からどうやって行けるの?

チェンマイへの渡航は、やはり乗り継ぎなしの直行便がおすすめです。

現在、日本からチェンマイへの直行便が運航している空港は、関西国際空港だけ!
タイ・ベトジェットエアが週4便(月・水・金・日)運航しており、片道約6時間。

そのほか、主要航空会社がバンコク線を毎日運航しているので、バンコクで乗り継いで行くこともできます。
運航情報を見る

チェンマイ旅行をおすすめする理由

ワローロット市場内部の様子

タイというと南国の海を想像しがちですが、チェンマイがある地域は山岳地帯で、海とはまた違った楽しみ方があります。気候もよく、約700年前に栄えた古都とあって、たくさんの歴史を感じることができます。

豊かな自然がある

中心地から外れると山岳地帯になっている

チェンマイからほんの少し郊外に足を伸ばせば、自然が豊かでトレッキングツアーやエレファントキャンプなど、日本ではなかなか体験できないアクティビティが楽しめます。また、山岳少数民族の人々もいて、都市部とは少し違った、昔ながらの生活様式に触れることもできます。

伝統文化を体験できる

美しい刺繍を施した布製品

700年以上もの長い歴史を誇るチェンマイでは、ほかの地域では体験することのできない伝統文化にふれることができます。

また、タイ北部に位置しているためミャンマーやラオスとも近く、さらに中国の影響も受けていることから独自の食文化が根付き、国際色豊かな料理が楽しめます。
そしてショッピングでは、独特の色合いや柄が美しい刺繍品やセラドン焼など、各民族の特色が表れる多彩なデザインの伝統工芸品やアジアン雑貨に出会うことができます。

フォトジェニックな街並み

旧市街の古い町並みは歩くだけでも楽しめる

ラーンナー王朝時代の首都の面影が今も残るチェンマイ市街地。お堀に囲まれた旧市街、さらにお堀の外には新市街があり、かつての文化と現代の文化を同時に見比べることができます。昔ながらの建築物が並んでいる様子や今のタイの新しい施設など、フォトジェニックな街並みをお楽しみください。

チェンマイの交通手段は?移動方法などご紹介

寝台列車でバンコクなどに行くことができるチェンマイ駅

チェンマイを満喫するには移動手段の確保が大切です。タイは地方ごとにメインの交通手段が異なるので注意が必要です。そこで、チェンマイ観光をより効率的に楽しめるよう、観光客でも安心な交通手段をご紹介します。

市内の移動ならソンテウが便利

市内を走る乗り合いソンテウが安くて便利

チェンマイ市街地の移動手段で安くて便利なのがソンテウです。赤い小型トラックを改造した乗り合いタクシーのような乗り物で、走行中であっても呼び止めれば乗車可能です。乗り合いのため先客と違う方向に行きたい場合は断られることもありますが、市街地にはたくさんのソンテウが走っているので心配はいりません。相場は市内移動なら30〜80バーツ(日本円 約120~320円)ほど、市内から空港は200バーツ(日本円 約800円)が目安。

チェンマイ市内には路線バス(RTC Chiang Mai City Bus)もあります。このバスは特に外国人向けのスポットを結んでいる路線ばかりで、とても便利ですが、2023年7月時点では新型コロナウィルスの影響で運休中。

ほかにはバンコクでも走っている三輪のトゥクトゥクもあります。料金は交渉制で外国人だと少し高め。相場は市内移動で100バーツ(日本円 約400円)前後といったところでしょう。

乗り合いではないタクシーを利用したい場合は、スマートフォン配車アプリ『Grab』(グラブ)を使います。現金もしくはカード決済で支払い可能です。現在地近辺のピックアップポイントと目的地を入力すれば、その場でタクシーの到着時間と料金がわかるため安心ですが、英語が通じないドライバーも多数おり、その場合のコミュニケーションはタイ語のため、注意が必要です。

チェンマイ郊外への移動手段のおすすめは?

レンタカーは保険がついている会社から借りることが大事

チェンマイ郊外への移動はレンタカーやバスが主流です。

国際運転免許証を日本で取得してからの渡航であればレンタカーやレンタルバイクも利用することができます。
タイは、日本と同じ左側通行で右ハンドルなので運転は問題なくでき、自由に移動できるというメリットはあるものの、交通法規やルールが日本とは違うので自信のない方にはおすすめしません。

バスで郊外へ移動する場合は、チェンマイ・バス・ターミナルから中距離バスに乗るとよいでしょう。
行先によってターミナルの場所が違うので乗車する際は要注意です。

チェンマイ・バス・ターミナルからは、先に紹介したソンテウを貸し切って郊外に行くことも可能。
この場合、行先や人数で違いますがチェンマイ県内なら最大でも片道600〜1,000バーツ(日本円 約2,400~4,000円)前後といったところです。

市街地だけの観光であればレンタル自転車もあるので、ぜひ活用してみてください。

国際運転免許証は要注意

レンタルバイクを借りる場合は注意

日本人観光客がタイで車やバイクを運転する場合、国際運転免許証が必要です。あらかじめ日本で取得し、タイ国内での運転時に携帯していれば問題ありません。
ただ、気をつけたいのは免許区分。日本とタイでは違います!
例えば、日本で普通二輪しか持っていない人がタイで大型バイクを運転すると違反になってしまいます。近年、タイ観光地では特に外国人ドライバーやライダーの取り締まりが厳しくなっているようなので注意しておきましょう。

チェンマイでのおすすめ滞在日数は?

曜日ごとのマーケットもあります

チェンマイは市街地から自然豊かな郊外まで見どころが多く、観光名所をめいっぱい巡るなら5泊程度がおすすめです。

イメージとしては以下のスケジュールが理想的です。

  1. 初日:移動日。ホテルでゆっくり。のんびりホテル周辺を散策。
  2. 2日目:市内観光。市場や市内の寺院などを見学。
  3. 3日目:郊外観光。自然豊かなチェンマイ県内を堪能。
  4. 4日目:ショッピング。商業施設や伝統雑貨などを探索。
  5. 5日目:ゆっくり過ごし、観光・ショッピングをもう一度。
  6. 最終日:移動日。空港に行く前に商業施設に寄るのもよいでしょう。

短い滞在の場合は市内観光、郊外観光、ショッピングのいずれかを削り、次のチェンマイ観光の楽しみに取っておくのもよいでしょう。

チェンマイで絶対外せないおすすめ寺院2選!

古都チェンマイには歴史的な寺院が多い

古都チェンマイは、歴史的な寺院をはじめ、現在も地元の方々が参拝に訪れる寺院などさまざま。いずれも、由緒ある見逃せない寺院ばかりです。チェンマイを訪れた際は、タイ仏教の様子や歴史、美術的な観点から仏像や建築物の美しさに癒されてください。

ワット・プラタート・ドイステープ

黄金に輝く仏塔が特徴の「ワット・ドイステープ」

1383年に建立された「ワット・ドイステープ」は市街地の西側に位置する標高約1,080メートルのステープ山の山頂にあります。見どころはブッダの骨が納められている約22メートルもの仏塔と306段の長い階段。また寺院のテラスや周辺のスポットからはチェンマイ市内を一望することもできます。

行き方はソンテウがおすすめ。乗り合いなら60バーツ(日本円 約240円)、貸し切りなら600バーツ(日本円 約2,400円)程度です。所要時間は約1時間弱。近隣には山岳少数民族の村などもあるので、半日かけて観光するのも良いかもしれません。

ワット・プラタート・ドイステープ

営業時間
午前8時~午後6時

有料ケーブルカーは午前5時半~午後8時ごろ

定休日
なし
料金
30バーツ(日本円 約120円)/1人

※ケーブルカー:50バーツ(日本円 約200円)/1人

電話番号
053-295-002
URL
https://www.thailandtravel.or.jp/wat-phra-that-doi-suthep/

ワット・シースパン

金の仏像と銀の本堂のコントラストが美しい

1500年ごろに建立された寺院で、特徴的なのはその本堂。世界で初めての銀細工のお堂をもつ寺院といわれています。残念ながら本堂の中は女性が立ち入ることはできませんが、本堂に入らなくても銀一色の美しい景色を見ることができます。

タイでは珍しい銀細工が施された寺院

ワット・シースパン

営業時間
24時間
定休日
なし
料金
なし
電話番号
053-274-705
URL
https://www.facebook.com/watsrisuphandotcom/

寺院での注意点

敬虔な仏教徒の多いタイでは外国人でもマナーを守る必要がある

タイは国民の9割以上が仏教徒のため、すべての寺院がタイ人の生活に密着しています。日本の仏教寺院にはないルールもあるので注意が必要。その中でも特に注意したいことを紹介します。

・服装に注意
タイは常夏のため薄着になりがちですが、肌の露出が多い服装、特にミニスカートやショートパンツ、ノースリーブのまま寺院内に入ることはできません。
寺院によっては腰巻きなどを貸してくれることもありますが、ラフすぎる格好は控えましょう。

・女性は僧侶に触れてはいけない
タイ仏教の戒律は厳しく、故意でなくとも僧侶が女性に触れることは禁じられています。寺院でなくとも公共の場などで僧侶が近くにいたら、女性が離れなければなりません。

・その他
ほかには寺院内での飲酒、仏像やその他施設などで敬意を欠いた行動は許されません。また、寺院内のすべてのものを持ち帰ることも法で禁じられています。

寺院巡りのベストシーズン

15頭の象に支えられた仏塔が特徴の「ワット・チェン・マン」

チェンマイの寺院巡りはなんといっても乾季(11月頃から5月頃)がベスト。北部なので涼しく、晴天が続くので、寺院の美しい彫刻や仏塔の金色が青い空に映えます。とはいえ、雨の寺院も静かで厳かな気持ちになれますよ。タイは暑いため、時間帯は朝早い時間、夕日が沈む少し前の涼しい時間帯がおすすめ。

チェンマイで訪れたい!自然溢れる観光スポット3選

道路にはゾウのマークの注意標識がある

チェンマイは市街地の外側は山岳地帯で、森林、川、滝、温泉など自然豊かなスポットが目白押しです。そんなチェンマイで訪れたい、自然の中にある観光スポットをご紹介します。

エレファントトレッキング

朝早く行けば、ゾウが水浴びをする様子も見られる

タイと聞いて真っ先に思い浮かべる動物のひとつはゾウではないでしょうか。ゾウは山岳部では、もともと農林業のために飼育され、タイ北部に住む人々の生活に欠かせないパートナーでした。そんなゾウたちが暮らすエリアがチェンマイ郊外にはいくつもあり、ゾウに乗ってトレッキングをすることができます。

チェンマイにいくつかあるエレファントキャンプでは、様々な理由で生きていけなくなったゾウが保護されています。体の大きなゾウの飼育には多額の費用がかかるため、このエレファントキャンプでの収益はゾウの飼育費用に充てられており、ゾウたちの生活サポートにもつながります。
ゾウを見たい、エレファントトレッキングがしたいという場合、チェンマイのホテルや街中にある旅行代理店、日本の旅行代理店などでチケットを購入することができます。もしくはネットで調べて直接キャンプを訪問しても良いでしょう。ゾウを間近に見ることのできる体験はタイならではです。

ドイ・インタノン国立公園

北部の山の中にはかなり険しい場所も

ドイ・インタノン(インタノン山)は標高約2,565メートルのタイで一番高い山。そこに広がる国立公園では簡単なハイキングから本格的なトレッキングまで楽しめます。バードウォッチングや、タイでも有数の絶景「メーヤ滝」など、ここでしか味わえないエコツアー※がたくさんあります。

※旅行代金の一部を、旅行先と関係のある遺跡保存や環境保護などの基金に寄付するツアー。また、環境問題に重点を置いて実施される観光旅行。

ドイ・インタノン国立公園を楽しむ一番の方法は、チェンマイ市内の旅行代理店などで申し込めるツアーへの参加でしょう。希望のレベルでハイキングツアーを組むことができ、ツアーガイドがついてくれるので初めてでも安心です。年間平均気温は「12度」とタイの中でも涼しい地域のため、ツアー参加の際には防寒具をお忘れなく。

山岳少数民族の村々

民族ごとに特徴的な衣装や雑貨があり、購入することもできる

タイ北部の山々には、首長族や黒地の布をシルバーなどで装飾した民族衣装を着るアカ族など、山岳少数民族が暮らしています。彼らは今もなお昔からの生活様式を守り、文化を引き継いでいます。現在はチェンマイ市内で働く山岳民族の若者も増えていますが、実際の生活の様子を見ることができるエコツアーの参加がおすすめです。

現在はタイ国内でタイ産のコーヒー豆が人気。アラビカ種のほとんどがチェンマイの隣のチェンライ県で生産されたもので、その多くを山岳民族が栽培しています。また、彼らの色彩センスは独特で、各民族特有の雑貨や服飾はお土産にも思い出の品にもぴったりです。

チェンマイでショッピング!おすすめ買い物スポット4選!

観光の楽しみのひとつはやはりショッピング。チェンマイは首都バンコクより物価が安く、おしゃれな雑貨やアクセサリーなどがリーズナブルに購入できます。また、山岳少数民族の伝統工芸品や若手デザイナーのオリジナルブランドの雑貨も多く、バンコクでも見つけられないようなかわいいアイテムが手に入ります。

ワン・ニマン(ONE NIMMAN)

施設の周辺にはテントを張った屋台が並ぶ

コミュニティ・モール。おしゃれな雑貨、かわいいアクセサリーなどチェンマイ発の小物が揃い、落ち着いて過ごせるカフェやレストランも充実しています。また屋台風の出店もたくさんあるため、タイ雑貨をリーズナブルに買うことができます。施設自体がおしゃれなのでSNS映えする写真も撮影できるでしょう。

チェンマイは若手デザイナーが多く、タイの伝統と今を融合させた製品が多い

この施設があるニマンヘミン通り一帯は、昔からチェンマイのおしゃれスポットとして知られています。ワン・ニマンの周辺にもたくさんのおしゃれな雑貨店やレストランが揃っており、伝統工芸品や雑貨に興味がある方は絶対に外せないエリアです。

イベントが頻繁に行われている(ニューイヤーイベントの様子)

ONE NIMMAN

営業時間
午前11時~午後9時

※ナイトマーケットゾーンは午後10時まで

定休日
なし
電話番号
052-080-900
URL
https://www.onenimman.com/

サンデーマーケット

約1キロにわたって露店が並ぶ

毎週日曜日に地元の人や外国人観光客で賑わう、ウィークエンド&ナイトマーケット。旧市街の東側にあるターペー門からラチャダムヌン通りまでの約1キロものあいだにたくさんの露店が並びます。涼しいチェンマイの夜を散歩しながら食べ歩きを楽しむならここしかありません。決まった営業時間はなく、昼過ぎからぽつぽつと店が営業しはじめ、夕方から夜にかけて盛り上がります。

チェンマイ市内はほかにも観光客向けナイトバザールがあり市場には事欠きません。土曜日開催のサタデーマーケットをはじめ、ほかにも曜日ごとになにかしらの市場があるので、旅行の際には市内を探検してみましょう。

サンデーマーケット

営業時間
日曜日
午後5時~午前12時ごろ

※昼過ぎから準備ができたお店から開店しはじめる

定休日
月曜日~土曜日
住所
Rachadamnoen Rd.
URL
https://www.thailandtravel.or.jp/sunday-market/

ワローロット市場

施設の周辺も屋台がたくさん並ぶ「ワローロット市場」

100年以上もの歴史がある、チェンマイ最大といわれる市場です。地下1階から地上3階の建物には約500ものお店が並び、生鮮食品から観光客向けの雑貨までさまざまな商品が揃っています。特に生鮮食品フロアは地元の人々も食材を買いに来るので、チェンマイの人々の私生活を垣間見ることができます。外の道路にも屋台がたくさんあり、食べ歩きも楽しみのひとつです。

ワローロット市場

営業時間
店舗による
定休日
店舗による
住所
Chang Moi Rd.
URL
https://www.thailandtravel.or.jp/warorot-market/

セントラルプラザ・チェンマイ・エアポート(Central Plaza Chiang Mai Airport)

帰国前の買いものに便利なデパート

チェンマイ国際空港から車で約5分の距離にあるショッピングセンター。雑貨店、飲食店、フードコート、タイ古式マッサージ店が充実し、帰国前最後のショッピングが楽しめます。買い忘れたお土産なども買えるので、ありがたいですね。

チェンマイにはほかにも巨大なショッピングセンターが複数あります。それぞれにチェンマイならではの雑貨店が多数出店しているので、好みのアイテムが見つかるでしょう。ショッピングセンターを中心に買い物するのもよいですね。

Central Plaza Chiang Mai Airport

営業時間
月曜日~金曜日 午前11時~午後9時
土曜日~日曜日 午前10時~午後9時
定休日
なし
電話番号
02-021-9999(コールセンター)
URL
https://shoppingcenter.centralpattana.co.th/th/branch/central-chiangmai-airport

意外と知られていない!?チェンマイの穴場スポットやお祭りをご紹介!

ソンクラーンの時期はお堀や池周辺は人々が集まって賑やかな光景に

チェンマイの思い出を特別なものにするなら、そのタイミングでしか見られないお祭りに参加したり、あまり知られていない穴場スポットに行くのはいかがでしょうか。チェンマイは広いので、まだ誰にも知られていない穴場スポットがたくさんあります。ここではそんなおすすめのお祭りを2つと、チェンマイの穴場スポットを1ヶ所ピックアップ。

水かけ祭り(ソンクラーン)

水かけ祭り「ソンクラーン」

旧正月を祝うタイの伝統的なお祭り「ソンクラーン」は通称水かけ祭りと呼ばれており、旧正月に家族が集まり、心身を清めるために水をかけあったことが水かけ祭りの始まりとされています。現在は4月13日から15日がソンクラーンにあたり、このうち13日と14日に盛大な水かけが行われます。
この水かけ祭りはタイ全土で行われますが、特にチェンマイは有名で、たくさんの人々が旧市街周辺に集まり、水鉄砲で水をかけ合います。この時期は年間で最も暑い時期でもあり、水かけは爽快で楽しいものです。このタイミングでタイに訪れるなら、ぜひ着替えを余分に持って参加してみましょう。ちなみに水鉄砲などはこの時期ならチェンマイ市内のどこででも調達可能です。

イーペン祭り(ロイクラトン)

夜空へ昇っていく様子は美しい
コムローイをあげる様子

タイ旧暦の12月、今の10月か11月の満月の夜に川の恵みへの感謝や身体の穢れを落とすために、バナナの葉とロウソクなどで作った灯ろうのクラトンを川へ流す、ロイクラトンというお祭りが全土で開催されます。チェンマイではこのお祭りをイーペン祭りと呼び、各所で盛大に灯ろう流しが行われます。お祭りは日暮れごろから始まるので、夜の川を流れる灯ろうの灯りがなんとも幻想的です。市内ではピン川のロイクラトンが有名。

またイーペン祭りでは、紙の熱気球「コムローイ」が一斉に空に放たれます。数々のコムローイが空へ昇っていく様子はクラトン以上に魅力的。

イーペン祭りは観光客でも参加できます。クラトンやコムローイはお祭りの会場付近で誰でも購入することができますが、コムローイは火災の問題などから禁止されている地域も多いので、その会場が許可されているか確認するようにしましょう。

チェンダオ郡

雲がかかったチェンダオ山

チェンマイ市内から北に車で約1時間ほどの距離にあるチェンダオ郡は豊かな自然が体験できる穴場スポット。タイで3番目に高いチェンダオ山の麓にある小さな町で、温泉や、清水が湧き出ている寺院があります。山岳少数民族もこの町に降りてきて、物々交換をする市場もあり、チェンマイ市内でもなかなか見られない光景を見ることができます。

チェンダオ山は周囲が動物保護区になっており、認可を受けた地元ガイドと一緒でなければ入ることが許されません。ここには野生動物、固有の植物や昆虫がいて、中でも有名なのがチェンダオのチョウです。ここでトレッキングをしたい場合はチェンマイ市内の旅行代理店に相談すると良いでしょう。

チェンマイでグルメを堪能!絶対食べたいグルメ4選!

市内にはお洒落でおいしい飲食店が多い

チェンマイは、隣国ミャンマーや山岳民族の食文化の影響を受けているタイ北部料理が主流のため、一般的なタイ料理とはまた違ったメニューが楽しめます。

バンコクをはじめチェンマイ以外の地域には、北部料理を味わえるレストランがほとんどないため、チェンマイに行った際には思う存分北部料理を堪能することをおすすめします。

その中でも押さえておきたいメニューを4つほどご紹介します。

カオソーイ

チェンマイ料理の代表「カオソーイ」

カオソーイはクリーミーなココナッツ風味のカレーラーメン。イエローカレーとレッドカレーの中間のような、ココナッツミルクがよく香るカレーのスープに、小麦粉と卵で作った麺と揚げた麺の2種類を入れ、柔らかく煮込んだ鶏肉と食べます。チェンマイ市内にはたくさんのカオソーイの名店があります。リーズナブルに楽しめる料理なので、観光客でも気軽に食べられるのも魅力のひとつでしょう。

カノムジーン・ナムギアオ

バンコクではなかなか味わえない貴重な料理「ナムギアオ」

カノムジーン(米粉で作ったそうめんのような麺)をトマトなどをベースにしたさっぱり系のスープでいただく「ナムギアオ」。お店によって辛さが全然違うので、食べるときには少し注意が必要。これも大衆料理ですので、食堂や屋台で楽しむのがおすすめです。

ナムプリック・ヌム

豚皮のから揚げと食べる「ナムプリック・ヌム」

ナムプリックは野菜や肉などにつけて食べるディップソースのようなもの。タイ全土にありますが特に北部は発達していて、この地域だけでも数えきれないほどの種類があります。おすすめは素焼きした青トウガラシにさまざまな調味料や食材を合わせたナムプリック・ヌム。青トウガラシといってもほとんど辛くないので、辛味が苦手な方もぜひ挑戦してみてください。

サイウア

手前に見えるのがタイのソーセージ「サイウア」

北部肉料理でおすすめは、このサイウア。タイのソーセージで、豚肉を腸詰めにする際、サムンプライというタイハーブをたくさん入れ、さらにレッドカレーの素も混ぜています。これによって、ほんのりとタイカレーの味がして、サムンプライでお肉の臭みもなく、これ以上にビールに合うおつまみはないというほどの美味しさ。もちろんもち米と食べても間違いない味わいです。

チェンマイで泊まるならここ!おすすめのホテルを厳選!

エコノミーホテルでもきれいな内装

チェンマイ観光をよりよいものにするにはやはりホテル選びは大切。とはいえ、旧市街と近くの新市街エリアであれば、どこに泊まっても観光やショッピングに支障はありません。またリーズナブルなゲストハウスから5つ星ホテルまで、予算に合わせて選ぶことができます。ここではおすすめのエリアにあるホテルを3つご紹介します。

ル・メリディアン・チェンマイ(Le Méridien Chiang Mai)

マリオット系列のホテルで宿泊も安心

旧市街から見て東側に位置する、このエリアはバーやレストランが近くにあるので夜も楽しめるところがポイントです。このル・メリディアン・チェンマイはマリオット系列のホテルなので、丁寧なサービスを受けられるので安心して宿泊できます。

Le Méridien Chiang Mai

電話番号
053-253-666
URL
https://www.marriott.com/en-us/hotels/CNXMD-le-meridien-chiang-mai/overview/

ユー・ニマーン・チェンマイ(U Nimman Chiang Mai)

立地条件がよく、かつ落ち着いて過ごせるエリアにあるホテル

チェンマイのおしゃれストリートと言われているニマンヘミン通りにあるホテルです。ショッピングでもおすすめしたワン・ニマンが真横にあるため、買い物を中心にチェンマイを楽しみたい方には絶対的におすすめ。周辺はレストランも多く、コンパクトに過ごすにも立地がよいホテルです。

様々なデザイン、サイズの部屋がある
ロビーは広くて、旅行が楽しくなることを期待させてくれる

U Nimman Chiang Mai

電話番号
052-005-111
URL
https://www.uhotelsresorts.com/unimmanchiangmai/

リゾート・ホシハナ(resort hoshihana)

映画の舞台として有名なプール

2004年に隣接する孤児施設バーンロムサイの支援から始まった、複数のコテージとプールがある宿泊施設です。おいしいタイ料理が楽しめ、独自のエコツアー各種も取り扱っているこのホテルは、日本映画「プール」(2009年)の舞台にもなったことで有名です。

部屋も清潔で、落ち着いたチェンマイの空気を満喫できる
安全な食材を使った、伝統的な北部料理なども楽しめる

hoshihana RESORT

電話番号
063-158-4126
URL
https://www.resorthoshihana.com/

タイにはチェンマイの他にも人気の観光地がたくさん!

バンコクにある寺院「ワット・スタット」

チェンマイ観光は見どころが多く飽きることはありません。しかしタイは広いので、チェンマイとは気候も歴史も異なる魅力的な観光地が他にもたくさんあります。こちらではその一部をご紹介します。

バンコク

暁の寺として知られる「ワット・アルン」

言わずと知れた、タイの首都バンコクです。活気はチェンマイを大幅に上回っています。都心は電車が走り、バンコク都内全域を路線バスが網羅し、またタクシーやトゥクトゥクなど、移動手段には困りません。

ショッピングも充実していて、タイの伝統工芸品も数多くあります。観光スポットもいろいろで、寺院はチェンマイほど古くはありませんが、歴史的価値のあるスポットが多数存在します。

国内線や関西国際空港から向かう場合、バンコクの発着空港は2つ。バンコク北側のドンムアン国際空港なら主に格安航空会社(LCC)が乗り入れています。東にあるスワナプーム国際空港はレガシーキャリアや一部LCCが乗り入れる空港です。いずれもエアポートリンク(空港鉄道)がバンコクに向かっていますが、どちらの空港に着くかはしっかりと確認しておきましょう。
バンコクの記事はこちら>

プーケット

プーケットのパトンビーチ

山を楽しむチェンマイに対し、ビーチリゾートならタイ南部のプーケットです。関西国際空港からはタイ国内での乗り継ぎが必要です。世界的に有名なビーチがいくつもありますが、それぞれが広く、過ごし方にも特色があるので、事前に行きたいビーチを決めておくのがおすすめです。

パタヤ

定期便かボートチャーターで、人気の「ラン島」へ

パタヤはバンコクから東に車で約2時間弱の距離にあるビーチリゾートです。熱烈なタイのファンはバンコクには行かず、スワナプーム国際空港から直接パタヤに向かうほど。特にパタヤビーチ沖に浮かぶラン島は透明度が高い海として人気を集めています。マリンスポーツをはじめ、ショッピングやアウトドアアクティビティなどのエンターテインメント施設が揃っているので、家族での訪問にもおすすめです。

まとめ

日本人に人気のタイ北部の古都チェンマイ。関西国際空港からは約6時間のフライトで行くことができる身近な存在です。自然を満喫したり、料理を堪能したり、寺院巡りやショッピングなど沢山の楽しみ方があるので、チェンマイで遊びつくすには5泊6日の滞在をおすすめします。

タイにはチェンマイのほかにもバンコクやプーケットなど魅力的なエリアが多数あるので、久しぶりの海外旅行にタイはいかがでしょうか。

※本記事は2023年5月22日現在の情報です。

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