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関西国際空港から直行便が就航している都市を
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第16回
タイ・バンコク編 2022
〜ニューオープン続々!モダンと伝統が融合する刺激的な最新スポットへ〜

関西国際空港から約6時間で到着するタイの首都バンコク。大小様々な寺院が点在し、人々が毎日祈りを捧げていたり、オレンジ色の袈裟をまとった僧侶が静かに修行を続けていたりと、昔からの伝統が多く残る一方、次々と高層ビルが建設され、洗練されたモダンな都市へと変貌を遂げています。コロナ禍を経て再び旅人たちへ門戸が開かれたバンコクは、ラグジュアリーなホテルやあっと驚くプレゼンテーションを見せてくれるレストランなど、話題のスポットが目白押し!刺激的なバンコクの今をお届けします。

Text and Photo by Chinami Hirahara 2022年8月11日現在、1B(バーツ)=約3.82円
街中の様子
街中の様子ズ
街中の様子
街中の様子
タイの観光・スポーツ省の調べによると、2019年にタイを訪れた旅行者は1億670万人だったそうです。ところがコロナ禍でロックダウン状態にあった2020年、観光客はほぼ皆無。2021年にタイを訪れた観光客は約43万人で、そのうち日本人は9500人だったとのことです。観光大国であったタイとしては当然大きな打撃を受け、旅行者を対象としていた観光地やショップはどこも閑散としており、なんとも寂しい状態にならざるを得ませんでした。

しかし、2022年7月からは入国に必要だったタイランドパスの登録や隔離、保険加入義務などの規制がほぼ撤廃されたことで、世界中から多くの旅行者の姿が戻ってきており、ようやくバンコクの街も活気づいてきました。それに伴い、名物のひどい渋滞や、乗車拒否・ぼったくりタクシーも戻ってきたのは、ご愛嬌。

現在、マスクの着用義務も撤廃(BTSやMRTなど鉄道に乗車する際はマスク着用が求められる)されてはいるものの、ほぼ100%の人々が自主的にマスクを着用したり、頻繁に手をアルコール消毒したりするなど、自衛に努めています。

コロナ禍を乗り越えて、再び活気が戻ってきたバンコク。旅人たちが戻ってきたことで、より一層刺激的で洗練された都市へと変貌していきそうな予感がします。
洒落た雰囲気で毎晩賑わうラマ9世駅前の最新ナイトマーケット
Night Market
洒落た雰囲気で毎晩賑わう
ラマ9世駅前の最新ナイトマーケット
JODD FAIRS
ジョッド・フェアーズ
カラフルなテントでおなじみだったナイトマーケット「タラートロッファイ・ラチャダー」。今はなくなってしまいましたが、それと同じ運営会社が、2021年11月29日に新たにオープンさせたのがこちらです。おしゃれな洋服、バッグや靴、アクセサリーなどがずらりと並ぶ一方、話題のドリンクやフードブースがかなり充実していることもあり、観光客だけでなく地元民も多く詰めかけ、毎日大変な賑わいを見せています。ぜひとも試してほしいのは、巨大な「火山排骨(かざんぱーこー)」。さわやかなライムとピリっとスパイシーな唐辛子のソースがかかった柔らかなポークリブを、手でかぶりつくというなんとも豪快な料理。SNS映えする全景写真を撮りたいなら、すぐ横に建つデパート「セントラルプラザラマ9」の駐車場からがおすすめです。
JODD FAIRS ジョッド・フェアーズ
JODD FAIRS ジョッド・フェアーズ
JODD FAIRS ジョッド・フェアーズ
JODD FAIRS ジョッド・フェアーズ
天空のアーバンジャングルからバンコクの絶景を見下ろす
Rooftop Bar
天空のアーバンジャングルから
バンコクの絶景を見下ろす
TICHUCA ティチュカ
TICHUCA ティチュカ
TICHUCA ティチュカ
TICHUCA ティチュカ
TICHUCA
ティチュカ
夜空の中、ゆっくりと色を変えながら光る人工ツリーが、幻想的かつエキサイティングなパーティー空間へと誘う……。ルーフトップバーのティチュカは、2020年12月、BTSトンロー駅から直結するオフィスビルの46階にオープンするもコロナ禍でほとんど営業できずにいました。それが2021年9月にようやく再開されるや否や、バンコクのパーティーピープルたちに、今最も一番熱い場所として注目される存在に。ジャングルをイメージしたという植物で覆われた店内には3階建てのタワーがあり、頂上へ登ると360度バンコクの絶景を望むことができます。生のパイナップルをくり抜いた容器がトロピカルな気分を盛り上げてくれる「Yuzu Colada」など、絶品カクテルと共に美しい夜景を堪能しましょう。
チャオプラヤー川のほとりに佇むラグジュアリーな都会のオアシス
Hotel
チャオプラヤー川のほとりに佇む
ラグジュアリーな都会のオアシス
Capella Bangkok
カペラ・バンコク
次々と話題のホテルがオープンしているバンコクですが、その中でもひときわ話題となったのが、2020年10月に開業したラグジュアリーホテル「カペラ・バンコク」です。世界的なデザイン企業「BAMO」が手掛けた高級感あふれる客室はすべてリバーフロント。シックなインテリアが魅力的な7つのヴィラを含む、全101室の部屋から、おだやかに流れるチャオプラヤー川ののどかな景色を楽しむことができ、都会の喧騒を忘れさせてくれます。また、ミシュラン3つ星を持つシェフ、マウロ氏によるフレンチレストラン「Côte by Mauro Colagreco」、ミシュラン2つ星「ベージュアラン・デュカス東京」でシェフパティシエを務めていた、シルヴァン・コンスタン氏によるアフタヌーンティーなど、ダイニングも粒揃いとなっています。
Capella Bangkok カペラ・バンコク
Capella Bangkok カペラ・バンコク
Capella Bangkok カペラ・バンコク
Capella Bangkok カペラ・バンコク
バンコクのシンボル的高層ビルに開業!遊び心いっぱいのポップな最旬ホテル
Hotel
バンコクのシンボル的高層ビルに開業!
遊び心いっぱいのポップな最旬ホテル
The Standard,Bangkok Mahanakhon
ザ・スタンダード バンコク マハナコーン
バンコクのアイコン的な存在となっている高層ビル「マハナコーンタワー」に、2022年7月29日に開業したばかりのホテル、ザ・スタンダード。NY、LA、マイアミなど、世界8都市にチェーン展開し、マイアミをイメージしたというレトロポップでカラフルなインテリアは、足を踏み入れただけでウキウキとした気分にさせてくれます。レトログラマラスな内装が目を惹くメキシカンレストラン「Ojo」では、受賞歴のあるシェフ、フランシスコ・パコ・ルアノ氏による独創的なメニューを堪能し、「The Standard Grill」では伝統的なN.Y.スタイルの伝統的なスタイルのステーキに舌鼓を。1日の最後は「スカイビーチ」で、宝石のような煌めく夜景の中へダイブしましょう。
The Standard,Bangkok Mahanakhon ザ・スタンダード バンコク マハナコーン
The Standard,Bangkok Mahanakhon ザ・スタンダード バンコク マハナコーン
The Standard,Bangkok Mahanakhon ザ・スタンダード バンコク マハナコーン
The Standard,Bangkok Mahanakhon ザ・スタンダード バンコク マハナコーン
築120年もの古いショップハウスが五感を刺激するレストランへと変貌
Restaurant
築120年もの古いショップハウスが
五感を刺激するレストランへと変貌
Potong ポトン
Potong ポトン
Potong ポトン
Potong ポトン
photo:©gastrofilm ©️dofskyground
Potong
ポトン
伝統的なタイ料理と中国料理を融合し、イノベーティブなひと皿へと昇華させるのは、今バンコクで最も注目される女性シェフ、パム・ウターンタム氏。そのお店は、バンコクの中華街・ヤワラートの中の商店街、築120年の5階建ての古いショップハウス内にあります。曾祖父が中国漢方薬局を営んでいたそうで、その赴きを活かしたリノベーションは歴史博物館のような佇まい。パム氏によると、味覚を形成する“塩味・酸味・辛味・食感・メイラード反応”、そして記憶を残す“視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚”と、食には5つのエレメントが重要であるとのこと。メニューは20品のテイスティングメニューのみ(4500B/約17,000円)となっています。漢方薬局店の4代目という自身のルーツから、漢方にも使われる食材やスパイスを使いながら、今までに味わったことのない特別な食体験へと誘ってくれるポトン。食後は独創的なカクテルが楽しめる4、5階の「Opium Bar」にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

※2022年8月11日現在