ニュージーランドに行ったきっかけは?
釣りが大好きで、壮大な自然の中でサーモンを釣りたくて。釣り竿を持ってニュージーランドへ旅立ちました。到着して最初の3週間はクライストチャーチの日本人教会で無料の英会話レッスン(しかも紅茶付き!笑)を受けながら現地の人とコミュニケーションをとっていきました。
20万貯めてニュージーランドに来たんですが、絶対にお金足りないなーと思って、5カ月間ほど、掲示板のバイト募集の貼り紙を見ては、寿司を握ったり、車を洗ったりしながら生活してたんですよ!計画性よりも行動力はあるほうだと思います(笑)
それでお金貯めてリサイクルショップみたいなところで中古のバイク買って。海岸線を走るのが日課でした。ニュージーランドは本当に景色が壮大でキレイで、毎日見ていても飽きないんです。北島のファンガレイと南島のアレクサンドラのクライドダム等では海や湖で釣れる魚も違ってて、目的だったサーモン以外にも釣りを堪能できましたね。1〜2時間釣りをして、
その日の晩ごはんに食べるっていう生活(笑)シェアハウスやゲストハウスにはキッチンがあったので、スーパーで食材を買って普通に調理もしていました。
また、時間見つけてそんな生活をしに行きたいですね。ニュージーランドはビザが取りやすいし、面積が大きくないので、気ままにグルっと回れるところも、気軽に行きやすい国だなと思います。
ニュージーランドで印象に残った出会いは?
北島をバイクで走っている時に、知らない間に引潮の道を走行してたみたいで。
徐々に満潮になってしまって波にのまれちゃったんですよ(笑)幸い被害に遭ったのはバイクだけだったんですけど、途方に暮れている時にヒッチハイクで助けていただいて。偶然にもカイタイアという街で修理工場を経営しているご家族だったので、車でバイクごと運んでもらった上に、バイクの修理までタダでしていただいて(笑)ビールやらサンドイッチやらもご馳走になって、本当に親切なご家族でした。(下記写真左上)
ニュージーランドの人って、温かくて社交的な方が多くて、行く先々のゲストハウスのオーナーさんやカフェ店員さんとかもなにかとお世話をしてくれて。だからこそ、ひとりで10カ月も生活できたと思うんですよね。
それと、僕が滞在している間に、クライストチャーチで震災にも遭ってしまったんです。日本に帰国するちょうど1週間前くらいだったかな。朝方にものすごい揺れて異国の地でひとりで本当に怖かったんですが、僕自身も現地でいろいろお世話になっている分、今度は自分が恩返しする時だって思って、ボランティア活動にも参加しました。地震の影響で液状化現象になった土地の溝掃除。
言葉は完璧に伝わらなくても、人との助け合い、つながりって、国境を超えて世界共通なんだなぁと、こういった経験から学べましたね。
人の温かさを感じたニュージーランド、また行ってバイクで岬を走りたいです。