2024.11.12
この記事の目次
宮崎県は、九州の南部に位置し、温暧な気候と豊かな自然に恵まれた魅力的な地域です。東は太平洋に面し、美しい海岸線が延々と続いています。また、西の内陸部は霧島連山が広がり、緑豊かな山々が目を引く景観を織りなしています。
そして、豊かな自然の恩恵を生かし、サーフィンやゴルフ、グランピング、トレッキングなどのアクティビティも豊富に楽しめるとあって、一年を通して県内外の人々を魅了しています。
この記事では、日本の神話や伝説の舞台としても知られる宮崎県の観光スポットやご当地グルメなど、その魅力を余すことなくお伝えします。
関西から宮崎空港へは、関西国際空港と大阪国際(伊丹)空港から就航しており、フライト時間は1時間10分前後です。
関西国際空港からはPeach、大阪国際(伊丹)空港からはANAとJALが運航しています。
※2024年9月現在
宮崎県は、年間を通して温暖な気候に恵まれているため、四季を通じて魅力的な観光地として楽しめます。多彩な観光スポットがあり、いつ訪れても素晴らしい体験ができるため、目的を決めてから旅行時期を考えると良いでしょう。
宮崎県の春は、温暖で快適な気候で、3月にはポカポカと暖かい日差しが降り注ぎます。3月から5月にかけての平均気温は15℃~20℃程度で湿度も比較的低く、観光やアウトドアに適しています。
宮崎県の夏は、太陽の光が燦々と輝く、まさに南国のイメージに相応しい季節です。6月から8月にかけての平均気温は25℃~30℃で、日中はときおり猛暑日となることがありますが、海からの心地よい風が吹く日もあります。湿度が高く夏独特の蒸し暑さが感じられ、マリンスポーツを楽しむのに最適です。
宮崎県の秋は、夏の暑さが和らぎ、徐々に涼しさを感じられる過ごしやすい季節です。9月から11月にかけての平均気温は20℃~25℃程度で湿度も低く、澄んだ空気が心地よく感じられます。活発に屋外での活動が楽しめ、観光やアクティビティに最適な季節と言えるでしょう。
宮崎県の冬は、穏やかな寒さと澄んだ空気が特徴の季節です。12月から2月にかけての平均気温は5℃~12℃程度で、九州の中でも比較的温暖な気候です。日中は晴れることが多く降雪はまれで、冬の澄んだ青空が広がります。冬でもゴルフやサーフィンなどのアクティビティを楽しむことができ、多くのプロスポーツ団体が開くキャンプには、たくさんのファンが押し寄せます。
宮崎市は宮崎県の県庁所在地であり、人口約40万人が暮らす南九州の中心的な都市の一つです。県外からの玄関口として重要な役割を果たしており、ビジネスや物流の面で地域経済に大きく貢献しています。
宮崎空港から市内中心地までの所要時間
青島は周囲わずか1.5kmほどの小さな島ながら、豊かな自然と神秘的な雰囲気に包まれた特別な場所で、パワースポットとして知られています。島全体が国の特別天然記念物に指定され、亜熱帯性の植物を含む200種以上の植物が独特の景観をつくり出しています。
島の中央に鎮座する青島神社は、縁結びの神様として知られる「彦火火出見命」と「豊玉姫命」、「塩筒大神」を祀っており、多くの参拝者が訪れます。朱塗りの本殿へと続く参道は、昼でも暗いビロウジュの森に包まれ厳かな空気が漂います。
島を取り巻く「鬼の洗濯板」と呼ばれる奇岩群も見逃せません。また、周辺の「宮交ボタニックガーデン」や「青島ビーチパーク」、幸せのシンボルとして黄色くお色直しされた「幸せの黄色いポスト」など、フォトスポットが盛りだくさんです。そして、ビーチでマリンアクティビティを楽しんだり、青島へ渡る橋のたもと辺りで待機しているトゥクトゥクトローリーに乗り込んで、青島の景色をゆっくりと眺めたりと、青島は一日中飽きさせないスポットです。
青島神社
道の駅フェニックスは、日南海岸国定公園内の堀切峠一帯に位置する絶景スポットです。標高約50mの展望デッキからは、青い空と輝く日向灘、そして「鬼の洗濯板」と呼ばれる奇岩が一望でき、自然の壮大さを感じられます。
駅周辺では季節を問わず、フェニックスやジャカランダ、ブーゲンビリアなどの南国らしい植物が美しい花々を咲かせます。山頂の展望台まで登ればさらに広大な景色が広がり、南国リゾートの雰囲気を存分に味わえます。
館内では、宮崎ならではのマンゴーや日向夏のソフトクリームが人気です。絶景を眺めながら、宮崎の特産品を楽しむことで、旅の休憩にぴったりの贅沢な時間を過ごせることでしょう。
道の駅フェニックス
宮崎市フェニックス自然動物園は、1971年3月に開園した太陽と緑に囲まれた動物園です。宮崎市の一ツ葉海岸沿いに位置し、フェニックス・シーガイア・リゾートに隣接しています。
約90種1,200もの動物たちが飼育されており、日本で初めて、自然に近い環境になるよう展示工夫した混合飼育を取り入れた動物園として知られています。
園内では、「フライング・フラミンゴショー」や「ゾウさんのお散歩と記念撮影」「ゾウ乗り体験」など多彩なイベントが開催され、併設された遊園地やプール(夏期のみ)とともに、大人から子どもまで一日中楽しめるスポットとなっています。
宮崎市フェニックス自然動物園
西都原古墳群は、宮崎県西都市にある日本最大級の古墳群です。3世紀末から7世紀にかけて築造された古墳は特別史跡に指定され、東西約2.6km、南北約4.2kmの広大な台地に300基以上の古墳が点在しています。
一帯は公園として整備され、散策やレクリエーションを楽しめるほか、桜や菜の花、ひまわり、コスモスなど四季折々の花々が楽しめます。また、「西都原考古博物館」や「西都原ガイダンスセンターこのはな館」などの関連施設があり、古代の雰囲気を味わいながら歴史を学ぶこともできます。
西都原古墳群
※改修工事中につき閉館中(2025年3月開館予定)
※改修工事中につき閉館中(2025年3月開館予定)
フローランテ宮崎は「花のまちづくりの推進拠点」として設立された植物園です。広大な敷地内には色とりどりの花が咲き誇り、年間を通して美しい花々と緑豊かな自然を楽しめます。
美しい緑が広がる芝生広場やさまざまなテーマで植栽されたテーマ別ガーデン、ガーデニング体験などが楽しめるほか、四季ごとにフローラル祭やランタンナイト、イルミネーションなどの多彩なイベントも開かれています。
小さなお子さまからご年配の方まで幅広い年齢層が楽しめ、花と緑に囲まれた潤いのある空間を提供している施設です。
フローランテ宮崎
※イベントにより変更あり
※イベントにより変更あり
宮﨑神宮は、日本の初代天皇である神武天皇を主祭神とする由緒ある神社です。伝承によると、神武天皇の孫にあたる健磐龍命(たけいわたつのみこと)によって創祀されました。神社では神武天皇の両親も一緒に祀られており、家内安全や夫婦和合、安産・子宝、必勝祈願、合格祈願といったさまざまなご利益があるとされています。
明治40年に建立された現在の社殿は、珍しい日向の狭野杉を用いて造られ、参道には灯篭が灯されて神秘的な雰囲気を醸し出しています。
宮﨑神宮では年間を通じてさまざまな祭事が行われています。特に「神武さま」の愛称で親しまれている「宮﨑神宮大祭」では、荘厳な御神幸行列が見どころとなっているほか、「新嘗祭(にいなめさい)」や「流鏑馬」など、伝統的な催しも人気です。
宮﨑神宮
九州中央山地国定公園内に位置する綾町の照葉大吊橋は、高さ約142m、長さ約250mの歩道吊橋です。2012年にユネスコエコパークに登録され、日本最大級の照葉樹林と大空を一望できます。
この吊橋は単なる観光スポットではなく、自然の素晴らしさと大切さを体験してもらうために架けられたもので、橋の手前には照葉樹林文化館があり、森の生態系について学ぶことができます。対岸にはゆったりと森林浴を楽しむことのできる自然遊歩道が2kmほど続きます。空中散歩のスリルとともに豊かな自然の恵みを体感できる、貴重な体験を提供してくれるでしょう。
ベテランガイドと周辺を巡るコースもおすすめです。
照葉大吊橋
日本神話における天孫降臨の地として知られる高千穂町は、宮崎県北部に位置し神話の舞台にふさわしい山々や渓谷に囲まれた地域です。農業と観光業を主産業とし、熊本県と大分県と隣接しているためそれぞれとの交流があります。
荘厳な神社や幻想的な夜神楽で神話の世界に触れることができ、高千穂峡では大自然が創り出した美しい渓谷と滝の絶景に心奪われながら、静かに流れる時間を楽しめます。
宮崎空港から市内中心地までの所要時間
高千穂峡は、阿蘇山の火山活動と五ヶ瀬川の侵食によって形成された渓谷で、国の名勝・天然記念物に指定されています。高さ約80〜100mの断崖が約7kmにわたり続き、エメラルドグリーンの水面をボートで巡りながら、日本の滝百選に選ばれた「真名井の滝」を間近で体感できます。
新緑や紅葉の美しさなど四季を通じての楽しみ方があり、年間を通じて多くの観光客が訪れるこの高千穂峡は1934年に名勝指定され、1965年には祖母傾国定公園の一部となりました。峡谷内にはお食事処や淡水魚水族館があり、訪れる人々を楽しませてくれるスポットです。
高千穂峡
※最終受付 午後4時30分
高千穂神社は、約1,900年前に創建された由緒ある神社です。高千穂郷八十八社の総社として知られ、その歴史は古く、平安時代の文献にも記載されています。主祭神は高千穂皇神と十社大明神(じっしゃだいみょうじん)で、農業守護や厄除け、縁結びなど多岐にわたるご利益があるとされ、多くの参拝客が訪れる神社です。
境内には樹齢約800年の「秩父杉」や夫婦円満のシンボル「夫婦杉」があり、鎌倉時代に作られた鉄造狛犬と江戸時代に建立された本殿は、国の重要文化財に指定されています。夜には神楽殿で国指定重要無形民俗文化財の高千穂の夜神楽が一般公開され、訪れる人々を魅了しています。
高千穂神社
天岩戸神社は、日本神話の中でも特に有名な「天岩戸神話」の舞台として知られる神社で、天照大神が隠れたとされる「天岩戸」を祀っています。神社は西本宮と東本宮に分かれており、西本宮では実際に天岩戸を参拝できます。
「天岩戸神話」は、太陽神・天照大神(あまてらすおおみかみ)が弟神・須佐之男命(すさのお)の乱暴な行為を避けて天岩戸に隠れ、世界が闇に包まれたという物語です。この危機を解決するため神々は策を講じ、天鈿女命(あまのうずめのみこと)の踊りや神々が笑いを上げることによって天照大神を外に導き出したとされています。
参拝の際は、神聖な場所であることを意識し、一部エリアでの撮影禁止などのルールを守りましょう。
天岩戸神社
天安河原は、天岩戸神社西本宮から岩戸川に沿って徒歩約10分ほどの場所に位置する大洞窟です。天照大神が岩戸に隠れ、世界が暗闇に包まれたことから、八百万の神々が集まり相談をした場所と伝えられています。
以前は、この洞窟は「仰慕ヶ窟(ぎょうぼがいわや)」とも呼ばれ人々の信仰の対象となっていましたが、いつの頃からか祈願を目的とした人々によって石が積まれるようになりました。現在では無数の積み石が、神秘的で幻想的な雰囲気を一層際立たせています。
天安河原
標高約513mの国見ヶ丘は、雲海の名所として知られています。秋の早朝、特に9月下旬から12月上旬にかけて、晴れが続く、朝晩と昼の温度差が大きい、風がないなどの条件が揃うと幻想的な雲海を望むことができます。
たとえ雲海に出合えなくても、宮崎・大分・熊本にまたがる祖母連山や熊本の阿蘇五岳、高千穂盆地などの山々から霧が立ち上る幻想的な風景や、ご来光を楽しめます。
国見ヶ丘
宮崎県の南に位置する日南市は温暖な気候と美しい海岸線、豊かな自然が魅力的な町です。青い海と白い砂浜が広がる日南海岸国定公園では、海水浴やマリンスポーツはもちろん、朝日を眺めたり波の音に耳を傾けたりと思い思いの時間を過ごすことができます。
一方で、内陸部に入ると緑豊かな山々が姿を現します。市の総面積の約8割を森林が占め、桜の名所である花立公園などの見どころが満載です。
歴史を感じさせる飫肥(おび)や油津の町並みや、新鮮な海の幸・山の幸を味わえる魅力に溢れる日南市では、自分だけのお気に入りがきっと見つかることでしょう。
宮崎空港から市内中心地までの所要時間
サンメッセ日南は、海を見下ろす丘の上にある広大な敷地に、モアイ像が並ぶ観光スポットです。そのモアイ像は、イースター島の長老会から正式に許可を得て完全復刻されたアフ・アキビと呼ばれる7体で、世界で唯一のものだそう。
施設内では、世界の珍しい昆虫が集まった展示や、ユネスコ公認の世界遺産パネルも楽しめます。海と空に向かうブランコや、色とりどりの人物像「ヴォワイアン」はフォトジェニックで、心地よい海風を感じながらモアイ像や青い海を満喫できます。
サンメッセ日南
宮崎の南に位置し、地元の人々から「鵜戸さん」と親しまれている鵜戸神宮は、日向灘の荒波が打ち寄せる断崖絶壁に鎮座しています。朱塗りの本殿は洞窟の中に建てられており、神秘的な雰囲気が漂う場所です。洞窟には「お乳岩」や「お乳水」といったスポットがあり、安産や縁結びにご利益があるとされています。
鵜戸神宮といえば「運玉投げ」が有名です。本殿前の広場から、男性は左手、女性は右手で「運玉」を投げ、亀の形をした岩のくぼみに入れることができれば願いが叶うと言われています。初日の出を見るために、年始には多くの人が訪れる国指定名勝です。
鵜戸神宮
飫肥城下町は、九州の小京都と呼ばれる風情ある町並みです。約280年間、伊東氏5万1千石の城下町として栄えた歴史があり、1977年に九州で初めて重要伝統的建造物群保存地区に選ばれました。
飫肥石を使った石垣や飫肥杉を使った武家屋敷が残る町並みの美しさは格別で、飫肥城大手門を中心に、豫章館や旧藩校振徳堂などの歴史的建造物が多く残っています。
飫肥独自の文化である四半的という半弓の体験や、飫肥の天ぷらや厚焼き玉子などを味わいながらの町歩きも楽しめます。
飫肥城下町
石波海岸沖に浮かぶ幸島は、周囲約3.5km、面積約32haほどの小さな無人島です。島全体が「幸島サル生息地」として国の天然記念物に指定されており、約90匹のニホンザルが暮らしています。
1953年頃、1匹のサルが始めた「イモ洗い行動」が仲間に広まり、「文化を持つサル」として世界的に注目を集めました。現在では芋に塩味をつける行動や、麦と砂を水で分離する行動も見られ、京都大学野生動物研究センターによる観測・研究が進められています。
幸島へは石波港から渡し船で渡れ、所要時間はわずか5分ほど。上陸してサルの自然な姿を観察できる貴重な体験ができます。
幸島
※1往復の最低料金:3,000円
※要予約
宮崎県の最南端、串間市にある都井岬は、日向灘の絶景を望む自然豊かな岬です。そこには国の天然記念物に指定されている野生馬「御崎馬(みさきうま)」約70頭が生息し、春になると可愛らしい子馬に出会えることもあります。
岬には約3,000本のソテツの自生地やオキナグサやノヒメユリなど絶滅危惧種の貴重な自然が残り、その先端に立つ灯台は九州で唯一内部を見学できる施設として人気を集めています。
夏には、高さ約30mの柱に松明を投げ入れる勇壮な「都井岬火まつり」が開催され、多くの人で賑わいます。
都井岬
えびの市は宮崎県西部、南九州のほぼ中央(九州のへそ)に位置しており、霧島ジオパークの一部であるえびの高原や生駒高原、田園風景、湧水池など数多くの豊かな自然や温泉を楽しめる町です。
熊本県と鹿児島県に隣接しており、九州自動車道のえびのインターチェンジやJR肥薩線が通っていることから、宮崎への西の玄関口としての役割を果たしています。
肥沃な土壌に恵まれているため高品質な米の生産が盛んに行われ、宮崎県内有数の米どころとして県民の胃袋を支えています。
宮崎空港から市内中心地までの所要時間
えびの高原は、霧島錦江湾国立公園の北部に位置する標高約1,200mの高原です。韓国岳や甑岳(こしきだけ)をはじめとする山々に囲まれ、不動池や六観音御池、白紫池などの火口湖が点在し、火山活動によって作られた美しい景観が広がります。
春から夏にかけては天然記念物のノカイドウやミヤマキリシマが咲き誇り、秋には紅葉に目を奪われ、年間を通して変化する自然の姿に心がなごみます。また、その自然を満喫できるトレッキングやキャンプ、屋外スケート場など一年を通じてアクティビティも楽しめます。
えびの高原
京町温泉は、宮崎県で最も豊富な泉源を誇るこじんまりとした温泉地です。市の中央部を流れる川内川沿いにあり、静かな住宅街の中に中小規模の旅館が点在し、泉質はバラエティに富んでいます。
大正時代に黒松旅館の経営者が温泉を掘削中に雷が落ち、翌日から高温の湯が湧き出るようになったエピソードから、その昔には「雷温泉」とも呼ばれていました。毎年2月には「京町二日市」、7月には「京町温泉夏祭り」が開催されるなど、一年を通してイベントが開催されています。
京町温泉
霧島連山の最高峰である韓国岳は、標高約1,700mの雄大な山です。その山頂には直径約900m、深さ約300mにも及ぶ巨大な火口があり、岩壁が崩れ落ちた荒々しい姿を見せます。その頂上からは、霧島の山々や大浪池、桜島、開聞岳などの素晴らしい景色を楽しむことができます。
晴れた日には遠く韓国まで見渡せるほどの絶景が望めることから「韓国岳」という名前が付いたそう。山腹には「すすきヶ原」と呼ばれる平原が広がり、秋にはすすきの穂先がエビのような色になり、一面がエビ色に染まることから「えびの」という名前になったそうです。
韓国岳
関之尾滝は、霧島ジオパーク内にある日本の滝百選に選ばれた名瀑で、幅約40m、落差約18mの滝が轟音と水しぶきをあげる姿は圧巻です。滝の上流には、国指定天然記念物でもある世界最大級の甌穴群(おうけつぐん)があります。これは、長い年月をかけて水流が作り出した自然の驚異です。
2024年4月にはアウトドアブランド「スノーピーク」直営のキャンプフィールドがオープンし、手ぶらでキャンプを楽しめる「手ぶらCAMPプラン」が人気です。
関之尾滝
霧島連山のふもとに広がる高千穂牧場は、のびのびと育つ動物たちと触れ合ったり、手作り体験が楽しめる観光スポットです。四季折々の花畑で写真撮影したり足湯で疲れを癒したりとのんびり過ごせます。
牧場ならではの濃厚なソフトクリームは、一度食べたら忘れられない美味しさ。他にもステーキやジンギスカンなど、地元の食材を使った料理が味わえます。ソーセージ作りやバター作りなど、家族みんなで楽しめる体験メニューも充実しています。
高千穂牧場
宮崎の冷や汁は、夏の暑い時期に食べられる郷土料理で、具材の入った冷たい汁を温かいご飯にかけて食べます。
アジやイワシなど魚のすり身と味噌、ゴマをだし汁や水で混ぜたお汁と、輪切りにしたキュウリや豆腐、大葉、みょうがなどの具材を合わせ、冷やしていただきます。
食欲がない夏場に、さっぱりとした味わいで食べやすく、それぞれの家庭で材料や作り方に違いがあるのが特徴です。
宮崎の夏を代表する料理として地元の人々に愛される冷や汁は近年、郷土料理として食堂や居酒屋でも提供されています。
チキン南蛮は宮崎で愛される郷土料理の一つです。サクサクの衣に包まれたジューシーな鶏肉を酸味の効いた南蛮酢にくぐらせ、特製タルタルソースをかけて食べます。発祥は高千穂と同じ県北部に位置する宮崎県延岡市で、1960年代頃に誕生したとされています。
家庭でも気軽に作られ、県内の飲食店では多くの人々に親しまれています。お店によって少しずつ味付けが異なるため、食べ比べを楽しむ人も多く、宮崎の食文化を代表する料理です。
宮崎県日南市は一本釣りカツオ漁獲量日本一を誇ります。その特産品を活かした新ご当地グルメとして2010年に「日南一本釣りカツオ炙り重」が誕生しました。
新鮮なカツオの片面だけさっと炙るだけで、香ばしい香りが漂い食欲をそそります。お店特製の2種類の漬けダレで食べ進め、最後にはひつまぶしのようにお茶漬けとしても楽しめる、工夫を凝らした一品です。最後まで飽きることなくカツオ本来の旨みを存分に味わえます。
宮崎県は「畜産王国みやざき」と呼ばれるほどの全国に誇る畜産県です。
「宮崎牛」は全国和牛能力共進会で4大会連続して内閣総理大臣賞を受賞するなど、その品質は国内外で高く評価される逸品です。また「宮崎ブランドポーク」は、飼料や飼養管理に特徴があり、個性豊かな銘柄が揃っています。そして「みやざき地頭鶏」は4か月から5か月の時間をかけて育てられ、その肉の旨味は格別です。
宮崎県内の多くの飲食店では、素材本来の美味しさを最大限に引き出した料理としてこれらの畜産物を提供し、県内外の訪れる人々から大変好評です。出荷量10年連続1位の焼酎とともに、宮崎の食文化を支えています。
温暖な気候と豊かな自然に恵まれた「日本のひなた」宮崎県。
海あり山ありの豊かな自然と温暖な気候、その自然を活かしたアクティビティ、日本神話の歴史が残る文化、特産品やご当地グルメ、迎える人々の温かさとおもてなしなど、宮崎は魅力に溢れています。
今回、ご紹介できなかった魅力が宮崎にはまだまだたくさんあります。きっと忘れられない体験と思い出があなたを待っていますよ。日常を離れ心身ともにリフレッシュしに、ぜひ一度宮崎へ訪れてみませんか?
※本記事は2024年9月16日現在の情報です。
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