ジモトに精通したキーパーソンをお招きし、関西3空港(関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港)から飛行機で行ける日本の就航地の魅力をリレー方式で紹介していく「KANSAIから飛行機で行く〜日本の空の旅〜 インタビュー」。第2回となる今回は、宮古空港・下地島空港、ふたつの空の玄関口をもつ宮古島を紹介。お話は、第47代ミス宮古島(ミスブーゲンビレア)の砂川愛莉紗(すなかわありさ)さんに伺います。
宮古島と伊良部島を結ぶ伊良部大橋。全長3,540メートルで、無料で渡れる橋としては日本最長を誇る。
−ミス宮古島の皆さんの活動内容について教えてください。
ミス宮古島の3名には、それぞれ「ミスサンゴ」「ミスティダ」「ミスブーゲンビレア」の愛称が付いていて、担当しているプロモーションのジャンルが異なります。例えば、「ミスサンゴ」の久貝真里奈(くがいまりな)さんは自然や海、「ミスティダ」の伊川実里(いがわみさと)さんはスポーツやお祭りごと、ミスブーゲンビレアの私は伝統工芸品や特産物をメインに紹介しています。ちなみに「ティダ」とは沖縄の方言で「太陽」を意味します。ブーゲンビレアは季節問わず1年中咲いている宮古島市の市花であり、この島を象徴するお花です。
左から「ミスサンゴ」の久貝真里奈さん、「ミスティダ」の伊川実里さん、そして「ミスブーゲンビレア」の砂川愛莉紗さん。
−ミス宮古島として活動しようと思ったきっかけについて教えてください。
もともと宮古島で生まれ育ったのですが、高校を卒業して愛知県の学校に進学。その後、仕事の関係で富山県と福井県に移り、11年間沖縄から離れて本土で暮らしていました。そんな中、新型コロナウイルス感染症の影響で地元沖縄がとても苦しんでいると知り、何か恩返しはできないかと2020年11月に帰郷。それからまもないタイミングで友人からミス宮古島のことを勧められ、「宮古島を盛り上げたい」との想いから応募しました。この島の魅力を広めることで、多くの観光客に宮古島を訪れてもらいたいですし、島の若い人たちにも宮古島のために残って働くという選択肢を広げていけたらと思っています。
オンラインインタビューに答えてくれた砂川さん。背景の写真は東平安名崎灯台。
−関西からは宮古空港と下地島空港、ふたつの空港へフライトがありますが、どんな違いがあるのでしょうか?
宮古空港で定期就航が始まったのは1956年のことで、これまでも多くの島民が利用している馴染み深い空港です。一方、下地島空港はもともとパイロット養成のための訓練飛行場で、かつては「タッチ・アンド・ゴー」という離発着訓練が行われていました。2019年に新ターミナルが完成してからは下地島空港にも定期便が就航し、地元でこれから観光客の増加が期待されています。新しくできたばかりなので、ターミナルのおみやげ屋さんなどもオシャレなイメージがあります。
2019年に新ターミナルが完成したことで新しい島の玄関口となった下地島空港
−これからの季節、宮古島に来る方々にはどんなことを楽しんでほしいですか?
まずはこの暖かい気候ですね。実際、11月半ばくらいから少しずつ気温は下がってくるのですが、本土の気候を体験した私からすると、「宮古島に冬はない」と言えるほど暖かいです(笑)。そして、宮古島といえば綺麗な海を期待して来られる方が多いと思うので、ぜひシュノーケリングに挑戦してほしいと思います。この季節、海の中はまだまだ温かいですし、海中のプランクトンの数が減ってくるので、年間を通じて一番海が澄んで見える時期になります。おすすめのスポットは八重干瀬。シュノーケリングポイントまで船で連れて行ってくれるツアーも多数出ています。
宮古諸島の北側に位置する、日本最大のサンゴ礁群「八重干瀬」。このようなスポットを数カ所船でまわるシュノーケリングツアーが人気です。
シュノーケリングではさまざまな種類の熱帯魚が見られるほか、運が良ければウミガメにも遭遇できるそう!
−とても綺麗ですね。海以外の楽しみ方はいかがでしょうか?
この時期は星空鑑賞もおすすめです。天気が良ければ、冬の澄んだ夜空に美しく輝くオリオン座を観測することが出来ます。星空撮影をきれいにおさめてくれる星空フォトツアーも催行されています。ちなみに私が星を見に行くのは「トゥリバー」というスポット。宮古島側から伊良部大橋に行く手前、宮古サンセットビーチのことを地元の人たちはこう呼んでいて、星空だけでなくここから眺める夕日もとても綺麗なことで知られています。
宮古島の満天の星。難しい星空も綺麗に撮影してくれるツアーが若い観光客の間で人気だそう。
−春の宮古島の見どころについても教えてください。
春はカヌーなど体を動かすアクティビティが気持ちよいと思います。島尻のマングローブ林をカヌーで探検するツアーがあり、誰でも気軽に宮古島の大自然に触れることができます。そして春はスポーツ大会や海びらきなどのイベントが満載で、それを目当てに訪れるのも楽しいかと思います。例年4月上旬に与那覇前浜ビーチで海びらきが行われるのですが、これはミス宮古島のメンバーも参加予定です。
海びらきが行われる与那覇前浜。「東洋一美しい」と称されるこちらのビーチでトライアスロンのスイムも行われる。
また例年だと4月に開催される全日本トライアスロン宮古島大会(2022年は中止が決定)も有名です。参加者の方によると、美しい海のすぐ横をランやバイクで駆け抜ける気持ちよさは格別だそうです。またこの季節はテッポウユリがいたるところで咲き始め、風がふくたびに甘くてよい香りがします。宮古島の人たちが、いよいよ本格的に暑くなってくるなと感じる瞬間です。
甘い香りを漂わせて自生するテッポウユリの横をバイクで駆け抜けるトライアスロン選手たち。
−夏はやはり一番のピークシーズンだと思いますが、島民ならではのおすすめはありますか?
夏に宮古島に来られるのでしたら、ぜひマンゴーを食べてほしいと思います。マンゴーは6月〜8月が旬と言われており、宮古島産のものはジューシーで糖度が非常に高く、歯がなくても食べられるほどの柔らかさ。個人商店を覗けば驚くほど安い値段で売っているマンゴーに出会えるはずです。豊作の年は路上でも売っています。
本土では高級フルーツの代名詞で知られるマンゴー。宮古島の個人商店では破格の値段で買えるのだとか。
夏の日中はかなり暑いので島民もあまり出歩かないのですが、ドライブは快適でおすすめです。特に夏は日差しが強く海が綺麗に輝きますので、3つの大橋を渡って海水の色の違いを楽しんでみてはいかがでしょうか?例えば伊良部大橋から見る海は、日の角度によって絶えず色が変化し、橋の右側と左側でも微妙に色が違います。池間大橋周辺の海は澄んだ綺麗な色をしていて、透明度が高いのが特徴です。橋の北東約4kmに位置する大神島は神様がいると言い伝えられている島で、その島を眺めながらのドライブも神聖な感じがします。そして来間大橋のから見える海は濃い青が特徴。来間大橋から与那覇前浜ビーチにかけて、少しずつ色が明るくなる様子を楽しんでみてください。
透き通るブルーが美しい池間大橋周辺のビーチ。上から見ても透明度は抜群!
−春夏秋冬どれも魅力的で、いつ行くべきか悩ましいです(笑)
そうですね。どの季節にも言えることなのですが、すぐに一周できてしまう小さな島なので、のんびり滞在してほしいと思います。できれば1週間くらい泊まって島の人と仲良くなってほしい。宮古島の方は、とても情に熱い人が多く、距離が縮まるとまるで家族のように接してくれます。これは関西の人とも似た気質のように思っています。大阪に遊びに行った時にも、なんだか宮古島に帰ってきたような感覚になったことがあったので、関西の人も宮古島を身近に感じてもらえるのではないでしょうか?
−最後に、宮古島への旅行を考えている人にひと言お願いします。
島民が静かに暮らしている島なので、水着で歩かないとか、砂は落として入店するとか、最低限のマナーは守っていただけたら嬉しいです。そして五感で宮古島の自然を楽しんで、この島を好きになって帰ってもらえたら幸いです。また、同じ沖縄県内ですが、「いらっしゃい」を意味する言葉が本島では「めんそーれ」で、宮古島では「んみゃーち」だったり、そうした違いを楽しんでみても面白いのではないでしょうか。また宮古島には山や川が無く海に土砂が流れこまないので、ビーチは県内でもトップクラスの美しさです。それは沖縄本島や石垣島の人も認めてくれるほど。私たち島民にとってもこの海は誇りなので、宮古ブルーを目に焼き付けて帰ってほしいと思います。
Interview by Keiichi Izawa
Present
「KANSAIから飛行機で行く〜日本の空の旅〜インタビュー」
宮古島 編
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みやこ下地島空港 >
(※)みやこ下地島空港ターミナルのお土産・飲食店で使える商品券となります。
有効期限2022年3月31日、その他、商品券に記載の注意事項に基づきご利用いただけます。
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宮古空港 >
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