【台湾第2の都市】台中観光の定番&穴場スポット12選!おすすめのモデルコースも!
2025.1.7

渡邊レイラ

この記事の目次
- 台中ってどんなところ?
- 【台湾第2の都市】台中のおすすめ観光スポット9選!
- 【台湾在住者おすすめ】台中のおすすめ穴場スポット3選!
- 【グルメの宝庫】台中で絶対食べたいおすすめグルメ4選
- 台北や台南からの日帰り観光も!台中観光のおすすめモデルコースは?
- まとめ
台中ってどんなところ?
台北から南西へ約170㎞の場所にある台湾第2の都市・台中市。年間の平均気温は22.4度と温暖で晴れる日が多く、台湾各地への交通も便利なため、台湾人にとっても住みやすい都市として人気です。
人口は約285万人。活気ある街でありながら、周辺に足を延ばすと風向明媚な海や山間地も満喫できるのが大きな魅力です。特に、台湾最大の淡水湖「日月潭(リーユエタン)」や有名な夕陽スポット「高美湿地(ガオメイシーディー)」など、フォトジェニックなスポットは観光客にも人気です。
また、日本でも人気のタピオカミルクティーの発祥が台中の「春水堂(チュンスイタン)」であることもぜひ知っておきたいポイントです。1号店である「創始店(ソウシデン)」では、店内にタピオカミルクティーの歴史が展示されており、タピオカ好きには見逃せないスポットとなっています。
台中の概要
- 時差
- −1時間
※日本の方が1時間進んでいます。
- 言語
- 中国語、台湾語など
関西からどうやって行けるの?
関西国際空港から台湾へは台湾桃園国際空港、高雄国際空港への直行便が毎日運航中。
台湾桃園国際空港からMRTエアポートラインを使って「高鉄桃園駅」に向かいます。そこから台中市までは新幹線(台湾高速鉄道)の利用がもっとも早く、約46分で着きます。料金は520元(日本円 約2,444円)。新幹線が到着する「高鉄台中駅」から台中市中心部へはバスか列車で約12分〜20分です。
新幹線より安い台湾鉄道を利用するなら、特急列車(普悠瑪=プユマ)で約1時間15分、料金は308元(日本円 約1,447円)。高速バスは約2時間10分が目安で、料金は350元(日本円 約1,645円)です。
高雄国際空港からは、MRT(地下鉄)で「高鉄左営駅」に向かい、新幹線(台湾高速鉄道)に乗り換えるのがおすすめです。新幹線「左営駅」から「高鉄台中駅」までは790元(日本円 約3,713円)。1時間前後で到着します。到着駅から台中市中心部へは、バスか列車で約12〜20分です。
関西国際空港の国際線運航情報を見る

台北や台南からの日帰り旅もできる?
台北から台中への日帰り旅行も可能です。台北駅から出発した場合、台湾鉄道「台中駅」までは新幹線(台湾高速鉄道)と台湾鉄道を乗り継いで約1時間半、料金は新幹線が675元~(日本円 約3,172円~)、台湾鉄道が15元~(日本円 約70円~)です。
新幹線のオンラインサイトからは日本語で座席予約ができるので便利です。
台湾高鉄の日本語予約サイトを見る
台南から台中へも日帰り旅行が可能で、列車なら乗り換えなしで行くことができます。台湾鉄道の台南駅から台中駅まで、特急列車(普悠瑪=プユマ)で約1時間半、料金は363元(日本円 約1,706円)です。
おすすめの観光シーズンは2通り。台湾フルーツの代表格マンゴーを満喫したいなら6月〜7月、暑さを避けて快適に旅したいなら4月〜5月や10月〜11月がベストシーズンです。
2月の旧正月「春節」は、台湾人にとってのお正月休み。帰省する人々で公共交通機関が混み合うほか、店舗も軒並み閉店となるので避けた方が良いでしょう。
【台湾第2の都市】台中のおすすめ観光スポット9選!
天候に恵まれている台中市。街中のグルメから郊外のレジャースポットまで、さまざまな旅のプランが楽しめます。数日滞在できるなら、ぜひ郊外の絶景スポットにも足を運んでみてくださいね。
台中國家歌劇院(タイジョングオジャーガージューユェン)

「美しい音の洞窟」をコンセプトに設計された「台中国家歌劇院(オペラハウス)」は2014年に落成し、国際メディアのロイター社から「世界の9大新ランドマーク」に選出されるなど、デザインの斬新さで話題となった建物です。
設計したのは、世界でも有名な日本人建築家・伊東豊雄氏。屋外屋内ともになめらかな曲線でデザインされた非常にユニークな建物で、支柱となる柱もありません。そうした前例のない設計で「世界でもっとも建築が難しい」とまで言われました。それゆえ、完成までに約5年もかかったと言います。
施設は地下2階、地上6階建て。屋内には大劇場、中劇場、小劇場という3つの劇場があり、大劇場は2,014席と大規模です。そして、ぜひ足を延ばしていただきたいのは6階の空中庭園。周辺に林立する高層ビルの中にぽっかり青空と緑が広がる空間を味わえるのでおすすめです。
また、火曜日〜日曜日の午前11時30分〜午後6時には、館内の案内が聞ける日本語音声ガイド端末を借りることができます。
お土産が買えるショップも1階にあり、マグカップやピンバッジなどオリジナルグッズのほか、指揮者が愛用する鉛筆や演出家のノートなどユニークな雑貨も。
1階と6階にはカフェ、5階にはレストラン&バーがあるので、本格的なスイーツやイタリアン料理を楽しみながらゆっくり過ごせます。

台中國家歌劇院(タイジョングオジャーガージューユェン)
- 住所
- 台中市西屯區惠來路二段101號
- 営業時間
- 火曜日~木曜日・日曜日 午前11時30分~午後9時
金曜日・土曜日・祝日 午前11時30分~午後10時 - 定休日
- 月曜日
- 料金
- 館内音声ガイド 一般120元(日本円 約564円)
※要パスポート
- 電話番号
- +886-4-2251-1777
- URL
- https://www.npac-ntt.org/jp
逢甲夜市(フォンジャーイエシー)

台中でもっとも有名な私立大学・逢甲大学正門の目の前に広がる有名な夜市です。1963年から始まった歴史ある夜市で、若者や家族連れ、外国人観光客など週末には10万人もの人々が訪れるそうです。
台中旅行では外せないスポットですが、英語や日本語が通じる屋台が多いわけではありません。ただ、中国語が話せなくてもメニューを指差しながら注文できるので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。
逢甲夜市でおすすめのB級グルメは「大腸包小腸(ダーチャンバオシャオチャン)」。豚の大腸にもち米を詰めたものにソーセージを挟んだ”台湾式ホットドッグ”で、ここ逢甲夜市から台湾に広がったとも言われています。

そして、蒸したサツマイモを丸めて揚げた台湾スイーツ「地瓜球(ディーグワチォウ)」も台湾夜市の名物。外側はカリッ、中がもちっとした独特の食感は一度食べるとやみつきになる美味しさ。屋台では揚げたてを食べられるので、見逃せません。

食べ物だけではなく、衣料品や靴などを安価で買えるお店も多いので、思い切って旅行中のファッションに取り入れてみるのも楽しいかもしれません。
行き方は、台湾鉄道「台中駅」のバス停「台中車站D月台(タイジョンチャージャンDユエタイ)」から35番バスで「頂湳仔(ディンナンザイ)」下車。乗車時間は約35分です。

逢甲夜市(フォンジャーイエシー)
- 住所
- 台中市西屯區慶和街52號
- 営業時間
- 午後2時~午前2時
- 定休日
- なし
- 電話番号
- +886-4-2451-5940
- URL
- http://fcyes.ehosting.com.tw/JP/about.html
日月潭(リーユエタン)

真っ青な空と湖面が印象的な「日月潭(リーユエタン)」は、台湾の真ん中に位置する南投県にある淡水湖。世界中から訪れる観光客を魅了するのは表情豊かなその景観です。靄がかかる早朝の朝焼けから日中の青空、見渡す限りオレンジに染まる夕暮れまで、刻々と変化する色彩はどのタイミングで見ても溜息が出るほどの美しさです。
周囲の長さが約37㎞、最大の深さが約27mという台湾最大の湖で、ぐるりと湖畔を一周するサイクリングロードはショートコースから全長約30㎞の本格的なコースまで合計8つのコースがあり、年々人気が高まっています。自分の体力や目的に合わせて楽しみましょう。
日月潭へは台湾鉄道「台中駅」や、新幹線の「高鉄台中駅」からバスが出ています。到着地点の「水社遊客中心(シュイシャーヨウカージョンシン)」地下1階のレンタルショップで、サイクリング用の自転車を借りることができます。

バスが到着する「水社遊客中心(シュイシャーヨウカージョンシン)」の近くからは、湖を周遊する遊覧船が出ています。現地で販売されているチケットは300元(日本円 約1,410円)。1日券なのでその日は何度でも乗り降り可能です。遊覧船の運航時間は午前9時〜午後5時で、15分〜20分ごとに出航しています。

ゆっくり滞在できる旅なら、ぜひ立ち寄っていただきたいのが「伊達邵(イーダーサオ)」。もっとも早くこの地に移ってきた台湾原住民「サオ族」が居住するエリアで、ふ頭から続く通り沿いには、原住民の料理が味わえる屋台やレストラン、お土産店が並んでいて、観光客に人気です。
「伊達邵(イーダーサオ)」からは日月潭ロープウェイに乗ることができます。このロープウェイは、原住民族の文化を伝えるレジャー施設「九族文化村」までの1,877mを約7分で結びます。上空から日月潭の絶景を楽しむことができる、貴重な体験となるでしょう。
日月潭(リーユエタン)
- 住所
- 南投縣魚池鄉中山路599號
- 営業時間
- <ビジターセンター>
平日:午前9時~午後5時
休日:午前9時~午後5時30分 - 電話番号
- +886-49-234-1256
- URL
- https://www.sunmoonlake.gov.tw/ja
日月潭ロープウェイ
- 住所
- 南投縣魚池鄉日月村中正路102號
- 営業時間
- <チケット販売>
平日:午前10時〜午後3時30分
休日:午前9時30分〜午後4時※ロープウェイの運行は平日の午前10時30分〜午後4時、休日は午前10時〜午後4時30分
※メンテナンスのため、原則毎月第1水曜日は運休 - 料金
- 大人往復乗車券:380元(日本円 約1,786円)
九族文化村のチケットを購入すればロープウェイは無料。九族文化村の入園料は大人980元(日本円 約4,606円)、小学生780元(日本円 約3,666円)。 - 電話番号
- +886-49-285-0666
- URL
- https://www.ropeway.com.tw/index.aspx
宮原眼科(ゴンユェンイェンカー)

台湾鉄道「台中駅」に着いたら、まず向かってほしい話題のスポットが「宮原眼科(ゴンユェンイェンカー)」です。駅を出て歩くこと約3分。趣のある赤レンガの建物で「眼科」という名前ではありますが、もちろん医療機関ではありません。
実は戦前に日本人医師が開いていた「宮原眼科」の建物を、台湾の有名菓子メーカー「日出(リーチュー)」が活用してショップ展開しているもの。特に正面入口にあるチョコレートコーナーと、建物の回廊にあるアイスクリームコーナーは、写真映えすることもあって人気があり、旅の思い出として外せません。

フォトジェニックといえば、店内の内装も圧巻です。映画「ハリーポッター」のシーンを彷彿とさせる高い本棚が目に飛び込んでくるので、まるで歴史ある図書館に入り込んだ気分になります。
店内はフラッシュを使わなければ撮影しても良いので、たくさんの観光客がスマートフォンや一眼レフで熱心に撮影している様子も見られます。
店内には、おしゃれでユニークなパッケージのパイナップルケーキやクッキー、お茶などのお土産品が販売されているので、ぜひゆっくり滞在して目も心もお腹も満たしてくださいね。

宮原眼科(ゴンユェンイェンカー)
- 住所
- 台中市中區中山路20號
- 営業時間
- 午前10時~午後9時
- 電話番号
- +886-4-2227-1927
- URL
- https://www.miyahara.com.tw/index-go.php
審計新村(シェンジーシンツウェン)

長年放置されていた公務員宿舎をリノベーションして、若手作家やアーティストたちの活動拠点として再生された人気のエリアです。
台湾鉄道「台中駅」からバスに乗って約10分。近くには「国立台湾美術館」があるため、一帯はアート文化の発信拠点という印象の、自由でのびのびした雰囲気があります。

リノベーションされた官舎には、スイーツショップや台湾雑貨のセレクトショップなど個性的なお店が目白押し。食事ができるところもあるので、ゆっくりお土産物を探しながらアートなひとときを楽しんでください。
行き方は、台湾鉄道「台中駅」のバス停で51番のバスに乗り、「台中英才郵局(タイジョンインツァイヨウジー)」で下車。乗車時間は約10分です。
審計新村(シェンジーシンツウェン)
- 住所
- 台中市西區民生路368巷
- 営業時間
- 午前11時~午後7時
- 定休日
- なし(春節期間の休業は各店舗によって異なります)
- URL
- https://travel.taichung.gov.tw/ja/attractions/intro/1187
彩虹眷村(ツァイホンジュエンツウェン)

リノベーションで古い建物を再生させたスポットの中でも、ここはかなり特別なエリアです。というのも、このカラフルなペイントを描いたのは画家でもデザイナーでもなく、「黄おじいちゃん」と呼ばれる元軍人の男性なのです。
「眷村(ジュエンツウェン)」は軍人村という意味。第二次世界大戦の後、蒋介石率いる中国国民党は軍人とその家族を台湾に移住させ、その際に簡易な集合住宅を建てたのが「眷村」です。
黄おじいちゃんもここの住人ですが、老朽化した建物を取り壊して再開発する計画が持ち上がっていた2008年、突然ペンキを持って住宅の壁に色鮮やかな絵を描き始めたのが始まり。
敷地内の建物、通路のすべてが黄おじいちゃんのキャンバスとなり、それを知った人たちが見学に訪れたり、SNSで発信したことで「再開発からこの『虹の村』を守ろう!」というムーブメントが起きました。結果、台中市長が再開発を見直して保存する意向に切り替えたことで、現在は台中でとても有名な観光地となっています。
場所は、台湾鉄道「台中駅」からタクシーで約30分。無料で公開されていますが、居住地なので早朝や深夜に訪ねて騒がないなどマナーを守って見学してくださいね。
彩虹眷村(ツァイホンジュエンツウェン)
- 住所
- 台中市南屯區春安路56巷
- 営業時間
- 火曜日〜日曜日 午前9時~午後5時
- 定休日
- 月曜日
- 料金
- 無料
- 電話番号
- +886-4-2228-9111
- URL
- https://travel.taichung.gov.tw/ja/attractions/intro/905
高美湿地(ガオメイシーディー)

台中市街地から北西に約20㎞の場所にある夕焼けの絶景スポットです。干潟の水面が鏡のように空や周辺の景色を映すので「台湾のウユニ塩湖」と呼ぶ人も。風力発電の風車がシンボリックな存在としてすっかり定着しています。
広さは約300ヘクタールと壮大で、台中市清水區を流れる大甲渓河口の南側にあり、渡り鳥の生息地としても重要なエリアです。また、台湾固有種で絶滅危惧種の「雲林莞草(日本名 イセウキヤガラ)」が生息しており、多様性ある生態系保全に力が注がれています。
生態系への影響を最小限にとどめるため、高美灯台の近くから湿地の沖側に向かって長さ約691mの木の遊歩道が伸びています。この遊歩道の先にあるビーチでは水遊びもできます。

車以外の交通は便利とは言い難いのですが、台湾鉄道「台中駅」から清水駅に列車で向かい(所要時間約45分)、清水駅前のバス停から178番のバスに乗り、バス停「高美湿地」で下車。乗車時間は約30分です。バスのルートはほかにもありますが、本数は多くはないため、タクシー利用もおすすめです。
高美湿地(ガオメイシーディー)
- 住所
- 台中市清水區大甲溪出海口高美湿地
- 営業時間
- 潮の満ち引きと遊歩道の開放時間による。通常遊歩道の開放時間は午前8時~午後6時
- 定休日
- なし
- 電話番号
- +886-4-2656-5810
- URL
- https://gaomei.com.tw/
宝覚寺(バオジュエスー)

台中のガイドブックで金の布袋様を目にした方も多いのではないでしょうか。にっこりとほほ笑む笑顔が印象的な大きな金色の布袋様は、北屯區健行路にある「宝覚寺」に鎮座している像で、台湾では「弥勒大仏(ミーラーダーフォ―)」と呼ばれています。高さは約30mもあります。
弥勒大仏の耳を触ると幸福になり、おへそに触ると「へそくり」が増えると言われているそう。さすがに大きな大仏に上ることはできないので、参拝者たちは境内にある小さな弥勒大仏の像を触ることで祈願しています。
日本統治時代だった1927年に創建されたこの寺は、非常に日本とつながりが深い場所。統治時代に台湾で亡くなった日本人約14,000人が眠る共同墓地があるほか、台湾人日本兵として亡くなった方たちの慰霊碑も祀られており、現在も慰霊祭が行われているそうです。毎年多くの日本人も参拝しています。
台湾鉄道「台中駅」前のバス停「台中車站」から21番、900番などのバスに乗り、バス停「宝覚寺」で下車。乗車時間は約12分。
宝覚寺(バオジュエスー)
- 住所
- 台中市北區健行路140號
- 営業時間
- 午前9時~午後5時
- 定休日
- なし
- 料金
- 無料
- 電話番号
- +886-4-2233-5179
- URL
- https://travel.taichung.gov.tw/ja/attractions/intro/1266
霧峰林家花園(ウーフォンリンジャーフワーユェン)

霧峰區という台中市南部のエリアにある豪族の邸宅と庭園が「霧峰林家花園」です。この豪族は、台湾五大豪族の一つ「霧峰林家」。1746年に現在の中国福建省漳州市から台湾に移ってきた林石が霧峰林家の1代目で、3代目の林甲寅のときに霧峰を拠点に商いを始め、樟脳で財を成したとされています。
現在も子孫末裔が暮らす邸宅は国定古跡に指定されており、もっとも古い建物は1800年代に建てられたそうです。
一般見学用に公開されているのは、住居だった「宮保第(ゴンバオディー)」と演劇の舞台「大花廳(ダーフワティン)」。当時、裕福な家では劇団を招いて舞台鑑賞をしていたそうですが、なかでも霧峰林家の舞台は、2階建ての観客席がぐるりと囲むオペラハウスのような設計で、その豪華さは一見の価値があります。現存する邸内劇場としては、これほどのものは中国にもほとんど残っていないと言われています。
現在も、この舞台を会場に演劇イベントが開催されていることがあるので、ぜひホームページ(一部日本語)で最新情報を確認してください。
行き方は、台湾鉄道「台中駅」の前にあるバス停「台中車站」から50番、59番などのバスに乗り、バス停「霧峰」で下車。乗車時間は約30分です。
霧峰林家花園(ウーフォンリンジャーフワーユェン)
- 住所
- 台中市霧峰區萊園路91號
- 営業時間
- 午前9時~午後5時(平日正午~午後1時は昼休み)
- 定休日
- なし
- 料金
- 一般250元(日本円 約1,175円)
- 電話番号
- +886-4-2339-1761
- URL
- https://www.wufenglins.com.tw/
【台湾在住者おすすめ】台中のおすすめ穴場スポット3選!
住みやすい街として台湾人にも人気の台中。訪れた際はぜひ、地元の人たちの生活を感じながら、そこに溶け込むような感覚で過ごす時間を味わうのも良いかもしれません。こちらでは地元の人に愛されている観光スポットを3つご紹介します。
台中駅旧駅舎

2016年に誕生した新しい台中駅の駅舎。その隣に今も残されている赤レンガ造りの旧駅舎は、なんと1917年に建設された国定古跡の歴史的建造物です。「雰囲気がどことなく東京駅と似ているな」と感じるかもしれません。それもそのはず、実はこの建物の設計は、東京駅を手掛けた建築家・辰野金吾氏の建築法が取り入れられているそうです。
現在この貴重な建物を中心としたエリア一帯は「台中駅鉄道文化園区」という観光スポットとして生まれ変わっています。

旧駅舎の中は当時のままで残されていて、旧ホームは新駅舎へとつながる散策道になっています。ホームから一段下がったレールの上には、なんと枕木に見える木材を使ったベンチが作られ、斬新な憩いの空間が生まれていました。古い列車も展示されていて、一部は車内が改装されてカフェとして活用されています。
食堂街「鉄鹿大街(ティエルーダージエ)」があるので、食事休憩にも使えます。隣の新駅舎では、旅行客向けに駅弁も売られているので、台湾ならではの駅弁にチャレンジするのもおすすめです。

台中駅鉄道文化園区(タイジョンジャンティエダオウェンフアユェンチュイー)
- 住所
- 台中市中區台灣大道一段1號
- 営業時間
- 平日:午前11時~午後9時
土日祝:午前10時30分~午後9時30分 - 定休日
- 台中駅旧駅舎は火曜日
- 料金
- 無料
- 電話番号
- +886-4-3505-9988
- URL
- https://www.tcrp.com.tw/
后豊鉄馬道(ホーフォンティエマーダオ)

絶景を見ながらサイクリングできると家族連れや観光客に人気なのが「后豊鉄馬道(ホーフォンティエマーダオ)」。山中を抜ける鉄道の廃線を自転車道として活用したもので、約1.2㎞の「9号トンネル」やダイナミックな光景の渓谷にかかる鉄橋(全長約382m)を走り抜ける約4.6㎞のサイクリングコースになっています。


鉄橋を渡ったところにある観光ワイナリー「鉄道之鄉酒荘(ティエダオジーシャンジョウジュアン)」にも写真映えするスポットがあるので、休憩を兼ねて足を運んでみては。ワインはお土産にもおすすめですよ。

このサイクリングコースは、山の中を通るとはいえ比較的起伏がゆるやか。サイクリング初心者や家族連れも多く訪れます。
自転車は最寄りの后里(ホーリー)駅前で借りられるので安心です。レンタル代は一人乗り自転車が100元(日本円 約470円)、一人乗り電動自転車が300元(日本円 約1,410円)など。后里駅までは、台中駅から約30分。乗り換えなしで到着します。
サイクリングロード・后豊鉄馬道(ホーフォンティエマーダオ)
- 住所
- 台中市后里區の台湾鉄道「后里駅」が起点
- 営業時間
- <9号トンネル開放時間>
4月~9月:午前6時~午後7時
10月~3月:午前6時~午後6時 - 料金
- 自転車のレンタル代が必要
- URL
- https://travel.taichung.gov.tw/ja/attractions/intro/911
望高寮夜景公園(ワンガオリャオイエジンゴンユエン)

台中市西部の高台に位置する公園で、台湾では初めて「夜景」をテーマに作られたとされています。台中港や市中心部の美しい夜景をゆっくりと楽しむことができるスポット。
夕暮れのころに着いて、刻々と移り行く光景を眺めるのも旅の素敵な思い出になりそうです。デートスポットとしても人気の場所です。
望高寮夜景公園(ワンガオリャオイエジンゴンユエン)
- 住所
- 台中市南屯區中台路
- 定休日
- なし
- 料金
- 無料
- URL
- https://travel.taichung.gov.tw/ja/attractions/intro/1546
【グルメの宝庫】台中で絶対食べたいおすすめグルメ4選
太陽餅(タイヤンビン)

台中の銘菓と言えば「太陽餅」が有名です。太陽という名前がついている通り、形は平らでまん丸。この淡い色合いをした皮の中に、しっとりした餡が入っています。
特徴的なのは、この皮の食感。サクサクとしていてやや粉っぽさも感じます。原材料は、小麦粉と砂糖にラードが使われているそうで、食べるとポロポロと皮が落ちていくほどサクサクしています。

台中駅の近くには、太陽餅の歴史がよく分かる「太陽餅博物館」があります。駅から「台湾大道一段」という大通りを約10分歩くと左手に見えるレンガ造りの建物です。台中駅の旧駅舎と同じく、こちらの建物も日本統治時代に建てられ、廃墟になりかけていたものをリノベーションしたもの。「全安堂(チュエンアンタン)」と呼ばれています。
館内には太陽餅が誕生したストーリーだけでなく、台中にある逸品紹介なども豊富なので台中のアンテナショップのような雰囲気も。
そして、ここでしかできない体験が「太陽餅DIY教室」。事前に予約が必要ですが、1人250元(日本円 約1,175円)で自分で太陽餅を作ることができます。参加者10人以上からの開催となっているので、希望日に参加可能か、ぜひお早めに問い合わせてみてください(予約は下記に掲載した博物館ホームページから。電話での予約確認推奨)。
DIY教室は約1時間10分程度。自分で作った太陽餅は「全安堂」をデザインしたオリジナルボックスに入れて持ち帰れます。子どもから大人まで人気の体験教室です。
太陽餅博物館(タイヤンビンボーウーグワン)
- 住所
- 台中市中區台灣大道一段145號
- 営業時間
- 午前9時~午後5時30分
太陽餅DIY体験 午前10時~午後3時(要予約) - 定休日
- 旧歴の大晦日とお正月は休業(毎年日にちが異なる)
- 料金
- 博物館観覧:無料
太陽餅DIY体験:1人250元(日本円 約1,175円) - 電話番号
- +886-4-2229-5559
- URL
- https://www.sunnycake.tw/
春水堂創始店(チュンスイタンソウシデン)

大人気のタピオカミルクティーで有名なお茶専門カフェ「春水堂(チュンスイタン)」。実は、台中から世界に広がったお店です。1983年に「陽羨茶行(ヤンシャンチャーシン)」というお店から改名し、現在では台湾全土で60店以上を展開。日本でも2013年の東京・代官山店オープンから今や15店展開するまでに広がっています。
世界にタピオカミルクティーが広がるきっかけとなった第1号店は、今も台中市で営業しています。場所は、台中駅からバスで約5分のバス停「台中女中」で降りて徒歩約7分の路地沿いにひっそりと建っています。台中駅から徒歩だと約20分程度。アパート1階の青い屋根を目印に訪ねてください。

お茶専門カフェですが、「牛肉麺(ニューロウミェン)」など麺類や薬膳スープなどフードメニューも豊富です。
入店すると「内用(ネイヨン=店内)?外帯(ワイダイ=テイクアウト)?」と聞かれるので、席に座って飲食したい場合は「内用(ネイヨン)」と答えてみてください。これは台湾のどの店でも共通なので、覚えておくと便利ですよ。午後10時まで営業しているので、夜ご飯にもおすすめです。
創始店は、台湾伝統の茶芸館のような趣も感じられますが、店内の一角にはかわいらしいイラストでタピオカミルクティー誕生のストーリーが分かる展示がされています。タピオカミルクティー好きの方は、人生に一度は訪れたい”聖地”のような感覚になるかも。ぜひ旅のプランとして考えてみてくださいね。
春水堂本店(創始店)
- 住所
- 台中市西區四維街30號
- 営業時間
- 午前8時~午後10時
- 定休日
- なし
- 電話番号
- +886-4-2229-7991
- URL
- https://www.chunshuitang.com.tw/location-detail/original_store/
東東芋圓(ドンドンユーユェン)

台中はタロイモの名産地としても知られています。タロイモと聞くと、あまり馴染みがないかもしれませんが、実はサトイモ科の植物の総称で、日本のサトイモもタロイモの一つです。ただ、台湾のタロイモは、皮をむくと紫色。タロイモケーキやタロイモ団子などスイーツによく使われています。
そして、タロイモスイーツ好きに根強く支持されているのがタロイモスイーツ専門店「東東芋圓(ドンドンユーユェン)」です。もちもちした食感がたまらないタロイモ団子に、餡子やシロップ、タピオカ、豆乳で作った豆腐のような台湾スイーツ「豆花(ドウファー)」などをトッピングして楽しみます。

注文する際にトッピングを選び、冷たいスイーツにするか温かいスイーツにするかも選びます。店内のメニューは写真付きなので、指差ししながらの注文も大丈夫。
1杯68元(日本円 約319円)とリーズナブルなので、ぜひタロイモ名産地の台中でタロイモ団子をお試しあれ。
東東芋圓(市府店)
- 住所
- 台中市中區市府路63號
- 営業時間
- 午前10時~午後10時
- 定休日
- なし
- 電話番号
- +886-4-2227-5678
- URL
- https://www.don-don.com.tw/
無為草堂人文茶館(ウーウェイツァオタンレンウェンチャーグワン)

ミシュラン2つ星に選ばれたこともある茶芸館です。大通りに面していながら、門をくぐった瞬間から風流な別世界が広がります。約400坪あるという敷地の真ん中には鯉が泳ぐ池があり、それをぐるりと囲むようにテラス席や畳の個室、テーブル席が配置されています。
建物は、和風と中国風のテイストが混ざり合って、ノスタルジックな雰囲気。台中在住の日本人もよく利用している人気のお店です。
茶芸館は、こだわりの茶葉を正統な淹れ方でいただくお店のこと。無為草堂では、1人分からお茶セットがオーダーでき、お店の店員さんが美しい作法でお茶も淹れてくれるので気軽に利用できます。

お茶は台湾産の「梨山烏龍茶(リーシャンウーロンチャー)」、「杉林渓烏龍茶(シャンリンシーウーロンチャー)」、「阿里山烏龍茶(アリシャンウーロンチャー)」、「瑞里金萱茶(ルイリージンシュエンチャー)」の4種類があり、いずれも本格的な味わいを楽しめます。台湾茶の料金は1人分250元~(日本円 1,175円~)。
食事は軽く食べられる点心からボリュームがあるセットメニューも豊富で、肉や魚、ベジタリアン対応の野菜鍋などがあります。
台湾茶以外にも、ローズ入りナツメ茶、ごぼう茶、キンモクセイ&クコ茶など健康的なお茶も選べます。食事セットのご飯は雑穀米というヘルシー志向のお店なので、旅の途中のパワーチャージにもおすすめです。
毎週土曜日の午後6時30分からは店内で伝統音楽の生演奏があるので、喧噪を離れた優雅なひとときも楽しめます。
無為草堂人文茶館
- 住所
- 台中市南屯區公益路二段106號
- 営業時間
- 午前10時30分~午後9時30分(ラストオーダーは午後8時30分)
ランチタイム:午前11時30分~午後2時
ディナータイム:午後5時30分~午後9時 - 定休日
- なし
- 電話番号
- +886-4-2329-6707
- URL
- https://www.facebook.com/WuweiTeaHouse
台北や台南からの日帰り観光も!台中観光のおすすめモデルコースは?
台中は台北や台南からのアクセスも便利。台湾高速鉄道(新幹線)を使えば、日帰り旅行も可能です。台中には地元の人にも人気のB級グルメ、スイーツやドリンクの人気スポットがあるので、ぜひローカルの雰囲気を楽しみながらお腹も満たしてください。
日帰り観光のモデルコース
よくばって見どころを詰め込みました!台湾鉄道「台中駅」目の前にある「宮原眼科」のスイーツショップは、フォトジェニックであり、古きよきものをリノベーションする台湾の文化の最先端事例でもあり、一見の価値があります。
「春水堂創始店」も話題性があるので、ランチで立ち寄ると良いでしょう。バス停は、場所が分かりづらいことも多いので事前に確認しておくとスムーズな旅になるでしょう。
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10:00 宮原眼科
徒歩(約15分)
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12:00 春水堂創始店
バス(約45分)
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14:00 彩虹眷村
バス(約30分)
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16:00 審計新村
バス(約20分)
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17:30 台中国家歌劇院
バス(約5分)
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19:00 逢甲夜市
バス(約30分)
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21:00 高鉄台中駅
1泊2日のモデルコース
大自然の中でリフレッシュしたい方には、思い切って「日月潭(リーユエタン)」まで足を延ばしていただくことをおすすめします。景観が美しいだけでなく、台湾の多様な文化に触れられることもその理由です。
台湾は原住民文化の保全に力を入れています。日月潭は、原住民のサオ族の居住地を訪れることができ、伝統的な料理も食べることができます。また、ロープウェイで上ると地元の人が家族連れで訪れるレジャー施設「九族文化村」もあります。ぜひ、一歩踏み込んだ台湾を味わってください。
1日目
日月潭で夕暮れの空が刻々と変化する様子を眺める贅沢なひととき。現地に宿泊するからこそ見ることができる朝靄がかかった幻想的な光景もお見逃しなく。
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9:30 高鉄台中駅
バス(約1時間半)
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11:00 日月潭
2日目
2日目のランチは「宮原眼科」2階のレストランはいかがでしょう。点心から本格料理、スイーツ、中国茶とさまざまなメニューが用意されています。タロイモ団子のもちもち感もぜひ味わってみてください。
夜はやはり逢甲夜市!ローカルなB級グルメを堪能してください。ロマンチックに旅を締めくくりたいなら、タクシーで「望高寮夜景公園」の夜景を見に行くのもおすすめです。
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8:30 日月潭
バス(約2時間45分)
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11:15 台中駅
徒歩(約1分)
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11:20 宮原眼科
バス(約10分)
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14:00 宝覚寺
徒歩とバス(約30分)
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15:30 審計新村
バス(約10分)
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17:00 東東芋圓
バス(約30分)
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18:15 逢甲夜市
バス(約30分)
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21:00 高鉄台中駅
まとめ
台中は台湾人にとっても暮らしやすい人気の街で、ゆったりと観光を楽しむことができ、美味しいお店やおしゃれなスポットが集まる快適なエリアです。
「宮原眼科」や「彩虹眷村」、「審計新村」など写真映えするスポットも目白押し。少し足を延ばすとダイナミックな景色を見ながらアウトドアも楽しめます。
天候が良いことでも知られている台中。ぜひ心地よい青空のもと、台湾の多彩な魅力を体験してくださいね。
※本記事は2024年11月12日現在の情報です。