スイスのおすすめ観光スポット13選!観光列車で巡る旅、モデルコースもご紹介!

2025.7.23

Shiho Yamaguchi

スイスのおすすめ観光スポット13選!観光列車で巡る旅、モデルコースもご紹介!

スイスには、アルプス山脈の壮大な景色と中世の面影残る街並みが融合した都市が点在しています。
連なる山にそびえ立つマッターホルン、列車から眺めるパノラマの絶景、鮮やかな花々に囲まれた旧市街など見どころが満載です。1年を通して異なる風景が堪能できるのもスイス旅行の魅力。
今回は、スイスを訪れるなら一度は見ておきたい絶景スポットや、優雅な街並みが楽しめる都市、モデルコースなどをご紹介します。

この記事の目次

スイスってどんなところ?

スイスは中央ヨーロッパに位置する美しい山岳国で、正式名称は「スイス連邦(英語表記:Switzerland)」。国土面積は約41,285km²と北海道の約半分ほどで、首都はベルンです。

イタリア、ドイツ、フランス、オーストリア、リヒテンシュタインの5か国と国境を接する内陸国であり、アルプス山脈に囲まれたその風景は、まさに息を呑むほどの美しさ。スキーリゾートやハイキングコース、美しい湖など、自然の魅力が各地に広がっています。

また、スイスは金融の分野でも世界的に知られており、高品質な時計ブランドや高級チョコレートは、世界中の人々に愛されています。

治安が良く、ほとんどの場所で英語が通じるため、安心して旅を楽しむことができるでしょう。

スイスの概要

時差
-8時間(サマータイム期間中は-7時間)
通貨
スイスフラン(CHF)1CHF=約174円(2025年6月5日時点)
言語
ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語

関西からどうやって行けるの?

関西国際空港からスイスへは、直行便はありませんが中東やヨーロッパ諸国、アジアなどで乗り継いでいくことができます。

スイス観光のベストシーズンは?

ハイキングを楽しむなら6月〜9月

南スイス・ルガーノ「モンテ・サン・サルヴァトーレ」の山頂から

スイスの観光シーズンでもある夏の時期は、眩しい太陽とカラッとした爽やかな気候が満喫できるおすすめの季節です。

気温は山岳地帯で日中20℃前後、都市部でも25℃前後と過ごしやすく、朝晩は冷え込むこともあるため、薄手の羽織りものがあると安心です。日中は日差しが強くなるため、サングラスや帽子、日焼け止めの準備も忘れずに。

7月から8月にかけては、各地で野外イベントが開催され、湖畔での水遊びも楽しめます。市街地の公園では、色とりどりの花々や手入れの行き届いたヨーロッパ風ガーデンが広がり、散策にもぴったりです。

スキーや雪景色を楽しむなら12月〜3月

雪景色と町の灯りは幻想的な雰囲気

スイスでウィンターアクティビティを楽しみたい方にとって、冬の時期は見逃せません。

12月には、雄大なアルプスの雪景色とともに、各地で開催される煌びやかなクリスマスマーケットが旅気分を盛り上げてくれます。
1月から2月にかけては雪質が最も良いとされ、スキーやスノーボードを楽しむには絶好のシーズンです。
3月になると晴れの日が増え、青空と真っ白な雪山のコントラストを眺めながら楽しむウィンタースポーツは、まさに至福のひとときです。

冬のスイスは都市部でも1日の平均気温が3℃前後と冷え込み、マイナス5℃を下回ることもあります。防寒対策はしっかりと準備しておきましょう。
なお、使い捨てカイロはヨーロッパではあまり見かけないため、日本から持参するのがおすすめです。

スイス観光の交通手段は?

観光列車

スイス観光のハイライトは、車窓から雄大な絶景が楽しめる観光列車。
優雅な景色が満喫できる人気の鉄道を2つご紹介します。

氷河急行(Glacier Express)
観光列車の特徴は大きいパノラマの車窓

氷河急行は、スイスを代表する2つの山岳リゾートを結ぶパノラマ・エクスプレスです。西側には、名峰マッターホルンの麓に位置する「ツェルマット」があり、東側には高級リゾートとして知られる「サン・モリッツ」があります。両都市を結ぶこの路線は、全長約291km、最高地点は約2,033mに達し、約8時間かけてゆっくりと走行します。
車両の側面には大きなガラス窓が広がり、アルプスの雄大な自然をまるで絵画のように楽しむことができます。

見どころは、壮大な峡谷や小さな村、美しい湖、ぶどう畑、そして世界遺産に登録されているアルブラ線など多彩です。日本語の音声ガイドも用意されており、町の歴史や土地の魅力を学びながら、車窓からの景色を存分に楽しめます。

スタッフによるきめ細やかなホスピタリティに包まれた車内で、本格的なスイス料理を味わえるのも贅沢なひとときです。

氷河急行(Glacier Express)

料金
<ツェルマットからサン・モリッツ>
座席指定料金:CHF49〜(約8,578円)
乗車券:CHF159〜(約27,836円)

※乗車区間によって乗車券の料金が異なります。各種旅行パスの使用で割引あり。

URL
https://www.glacierexpress.ch/en/
ベルニナ急行(Bernina Express)
カーブを進む車窓からの景色は映画のワンシーンのよう

世界遺産を巡るベルニナ急行の旅は、数々の橋、山をくぐりぬけるトンネル、そして海抜約2,200mのベルニナ峠を越える約4時間の鉄道の旅です。

ベルニナ急行は、スイスとイタリアを南北に結ぶ絶景ルートを走る鉄道で、スイスのサン・モリッツやクールから、イタリア領のティラーノまでを結んでいます。

クールからサン・モリッツは、氷河鉄道と同じアルブラ線路線を通過するので、ティラーノとサン・モリッツ間の約2時間の旅へとアレンジすることも可能です。

辺り一面が美しい景色であるベルニナ線も世界遺産に登録されています。

ダイナミックなアルプス山脈や小さな村のリゾート地、山岳地帯、雄大な氷河、煌めく湖、四季折々の景観が広がる絶景ルートで贅沢な旅を満喫しましょう。

日本語を含む多言語対応の音声ガイドも用意されているので安心です。

ベルニナ急行(Bernina Express)

料金
乗車券:CHF25(約4,376円)〜CHF 226(約39,560円)

乗車区間によって乗車券の料金が異なります。また、乗車券とは別に座席指定料金が必要です。各種旅行パスの使用で割引あり。季節により料金が異なるので公式サイトでご確認ください。

URL
https://tickets.rhb.ch/en/pages/bernina-express

鉄道

鉄道での移動は効率よく観光地を巡るのにおすすめ

スイス国内の移動には、鉄道が便利な手段のひとつです。
主要都市と観光名所を繋ぐ路線が網目のようにあり、チューリッヒからジュネーヴ、ベルンなど都市間を結ぶ高速鉄道があります。

スイス各地を電車で巡るなら、旅行者向けの「スイストラベルパス(Swiss Travel Pass)」の利用がおすすめです。

このパスがあれば、スイス国内の鉄道・バスを、滞在期間中に自由に利用することができます。
使用期間は3日から15日までと選択肢が豊富に用意されているため、スイス国内を移動する際はあらかじめ利用路線図を確認しておくと安心です。

さらに、スイス国内にある約500ヶ所の美術館や博物館が無料で入館できる特典も付いており、観光だけでなく文化体験も満喫できます。

バス

小さな村や丘の上へ行くときはバスが便利

スイスには鉄道路線が数多く整備されていますが、小さな町や細い道を訪れるにはバスが欠かせません。町と町を結ぶ路線バスは、鉄道ではアクセスできない山岳地帯などへの移動に便利です。

また、市内の移動でも、駅が丘の上にある町や坂道の多い観光地では、バスを利用することで快適に移動できます。

ほとんどの路線で鉄道同様に「スイストラベルパス」が使えます。
バスの乗車券は利用するバスのタイプにより異なりますが、停留所にある券売機や長距離の場合はインターネット、街中でバスを使用する際は乗車時に支払うことが可能です。

【アルプスの雄大な自然を巡る】スイスのおすすめ絶景スポット5選!

スイスには、エリアごとに異なる魅力と観光スポットがあります。マッターホルンや絶景が眺められる展望台、アルプスの少女ハイジの舞台になった村など。
ここからはスイスの観光スポットと楽しみ方をご紹介します。

マッターホルン(Matterhorn)

雄大な姿を見せるマッターホルン

マッターホルンは、ヨーロッパの名峰と呼ばれる標高約4,478mのスイスのシンボルです。
名峰マッターホルンを抱く村は、イタリアの国境にも近いツェルマットという町にあります。

ツェルマットでは、町の中からも迫力あるマッターホルンの姿を望むことができます。清らかな空気と静けさを守るため、町へのガソリン車の乗り入れは禁止されており、環境に配慮した静かな空間が保たれています。

登山は上級者のみですが、マッターホルンの周辺にはハイキングコースがあるので初心者でも美しい景色を間近で眺めることが可能です。

マッターホルンを満喫する方法はさまざまです。「ゴルナーグラート鉄道」の車窓、ケーブルカーを利用してアクセスする「ロートホルン展望台」、マッターホルンを湖に逆さに移すミラーレイク「リッフェルゼー」など、絶景スポットが点在しています。

ゴルナーグラート鉄道からマッターホルンとアルプスの景色を堪能
湖に美しいマッターホルンを映すミラーレイク「リッフェルゼー」

マッターホルン博物館もあるので、魅惑的な山の歴史を深掘りしましょう。

ゴルナーグラート展望台(Gornergrat)

登山をしなくても鉄道で山頂まで行けるスポット

ダイナミックなマッターホルンを眺める1番のおすすめスポットは、ゴルナーグラート山にある「ゴルナーグラート展望台」です。

スイスには多くの登山鉄道がありますが、ヴァレー州にあるゴルナーグラート鉄道は有名な路線のひとつ。ヨーロッパで2番目に標高の高い場所を走る鉄道として知られています。

ツェルマットからゴルナーグラート山の山頂までを結ぶゴルナーグラート鉄道は、標高約3,100mの地点に終点があります。そこには、マッターホルンや周辺の山々を一望できる展望台があり、併設された山頂のホテルとテラス付きレストランは、100年以上の歴史を誇る名所として、多くの観光客に親しまれています。

ゴルナーグラート展望台からは、雄大なマッターホルンをはじめ、ゴルナー氷河や深い渓谷、標高約4,000m級のアルプスの山々が連なる壮大なパノラマを楽しむことができます。

また、展望台からミラーレイクとして知られるリッフェルゼーへと続くトレッキングコースも整備されており、所要時間はおよそ1時間半から2時間。絶景を眺めながらのハイキングにも最適です。

ユングフラウヨッホ(Jungfraujoch)

ユングフラウヨッホにあるアイスパレスは氷の世界

ユングフラウヨッホは、富士山と同じくらいの高さで標高約3,466mに位置しています。
ユングフラウヨッホ周辺のエリアは、ユネスコ世界自然遺産でもあり、氷河と美しい景観が魅力です。

インターラーケンから最速鉄道を利用するとユングフラウヨッホまで約1時間30分で到着します。
標高約3,454mに位置するユングフラウヨッホ駅は、ヨーロッパで最も標高の高い鉄道駅。

鉄道を降りた後も、見どころやアクティビティが満載です。
すべてのアトラクションを楽しみたい場合は、少なくとも半日は確保しておきましょう。

鉄道駅には「トップ・オブ・ヨーロッパ(Top of Europe)」と呼ばれる複合施設が直結しており、レストランやお土産ショップのほか、約110年前に開通したユングフラウ鉄道の歴史を紹介する展示も楽しめます。

1番の見どころは、世界有数の高さを誇るスフィンクス展望台。

トップ・オブ・ヨーロッパにあるスフィンクス展望台

ユングフラウヨッホ駅からエレベーターでアクセスでき、展望台からはスイスを代表する山ユングフラウ、メンヒ、アイガーに加えアレッチ氷河全体も一望できる圧巻の景色。

アイスパレスと呼ばれる氷の宮殿もあり、氷の上を歩いたり、氷の彫刻が楽しめるスポットも人気です。
ユングフラウヨッホは夏でもかなり肌寒いので、暖かい服装を準備しましょう。

ピラトゥス山(Mount Pilatus)

ドラゴンがいるという伝説の山

ピラトゥス山は、スイス中央部に位置し、ルツェルンの街を一望できる絶好のロケーションにあります。ルツェルンからは公共交通機関で簡単にアクセスできるため、家族みんなで気軽に山の旅を楽しめるスポットとして人気です。

幻想的な山容を持つピラトゥス山は、複数の峰から構成されており、「ドラゴンが岩を落としてできた山」という伝説が語り継がれています。
そのため、周辺にはドラゴンの像やモチーフが点在し、山頂へ向かうロープウェイも「ドラゴン・ライド」という名が付けられています。

このロープウェイはほぼ全面ガラス張りで、空中から広がる絶景を楽しめる感動的な体験が魅力です。山頂にはホテルがあり、併設されたテラスからは、まるで天空に浮かぶような壮大な景色を堪能できます。

また、ピラトゥス山にはハイキングコースのほか、「ドラゴントレイル(Drachenweg)」と呼ばれる洞窟探検ルートや、お子さま向けの遊び場「PILU-Land」も整備されており、ファミリーで訪れても飽きることなく楽しめるスポットです。

標高約2,100mの山から、アルプス山脈の景色と山頂で楽しめるアクティビティを堪能しましょう。

マイエンフェルト(Maienfeld)

アルプスの少女ハイジのモデルになった村

グラウビュンデン州にある小さな村マイエンフェルトは、アルプスの少女ハイジの舞台となった場所。
チューリッヒから電車で約1時間の距離にあり、日帰り旅行にもおすすめです。

ヨハンナ・シュピリの古典小説「ハイジ」の世界観が楽しめるのがこの村の最大の魅力。
物語に登場する山小屋「ハイジハウス」やハイジ像などがあり、どこを切り取っても絵になる素朴で美しい田舎風景が楽しめます。

マイエンフェルト駅からハイジ村までは徒歩で約30分。ハイジ村内には、2時間ほどのハイキングコースがあります。コース内に点在している山小屋の内部は博物館になっていて、昔ながらの生活風景や道具が展示されています。どこか懐かしいレトロな雰囲気が訪れる人を出迎えます。

マイエンフェルト周辺は、質の良いワインを生産する地域でもあり、ワイナリーツアーもおすすめアクティビティのひとつです。

旧市街にある中世の古城「ブランディス城(Schloss Brandis)」は、レストランになっているのでノスタルジックな雰囲気のなか食事が堪能できます。

アルプスの山麓にあるマイエンフェルトでハイジ気分を存分に味わいましょう。

【優雅な街並みを散策する】スイスのおすすめ観光スポット8選!

中世の面影残る街で散策をするのは、スイス旅行でやりたいことリストのひとつではないでしょうか。
美しい教会や歴史ある橋、ヨーロッパ建築など、ノスタルジックな景色は歩いているだけで楽しめます。ここでは、スイスのおすすめ観光スポットを厳選してご紹介します。

ベルン旧市街

ベルン大聖堂が佇むベルン旧市街

小高い丘の上に築かれたベルン旧市街は、世界遺産に登録されています。
ベルンの歴史は中世にまで遡り、歴史と文化の象徴を現在も色濃く残す街です。

旧市街のシンボル「ベルナー・ミュンスター(ベルン大聖堂)」は1421年に建設が開始され、高さ約100mある塔は1893年に完成しました。スイスで1番高い大聖堂としても有名です。

スイスで最も古い時計台「ツィットグロッゲ時計塔」は、1200年代に初代のものが建てられ現在も修復を重ねながら同じ場所に佇んでいます。荘厳な建築で知られるスイス連邦議事堂も注目すべき名所です。

ヨーロッパで1番長いアーケード

ベルンの旧市街を歩くと、まず目に留まるのが街中に点在するユニークな噴水です。もともとは水飲み場として設置されたもので、ユーモアあふれるデザインや彫像が訪れる人々を楽しませてくれます。

そんな歴史ある街並みの中に、ヨーロッパ最長のアーケード「ラウベン」が続いています。雨の日でも快適に歩けるこのアーケードには、レストランやショップが軒を連ね、ショッピングや食事を楽しむのにぴったりのスポットです。

さらに、ベルンで見逃せないのが「アインシュタイン・ハウス」。かつてアインシュタインが暮らしていたこの住居では、彼が実際に使用していた家具や研究資料が展示されており、偉人の素顔に触れることができます。

アーレ川に囲まれたベルンの街は、歴史と文化が調和した美しい景観が魅力。散策しながら、ベルンならではの魅力をじっくり味わってみてはいかがでしょうか。

ルツェルン旧市街・カペル橋

ルツェルンのシンボルでもある歴史的な橋

ヨーロッパ最古の木造橋として知られる「カペル橋」は、ルツェルンのロイス川に架かり、街の中心部と旧市街にある聖ペテロ礼拝堂を結ぶ約200mの美しい橋です。

その歴史は14世紀にまでさかのぼり、もともとは城塞の一部として建設されたもの。現在もその趣を残しながら、ルツェルンの歴史と風景を象徴する存在となっています。

橋の特徴でもある八角屋根の石造り塔、そして17世紀に内部に設置された木板の版画はスイスとルツェルンの歴史を表しています。

ここからの最大の魅力は、カペル橋から眺める旧市街の街並みと湖の美しさです。
湖に反射して映るヨーロッパの建築、湖を優雅に泳ぐ動物の姿、レトロでどこかノスタルジックなカペル橋は人々を魅了しています。

旧市街には、大きな岩に彫刻された「ライオン記念碑」や街が一望できる「ムーゼック城壁」、ルツェルンイエズス教会もあるので合わせて観光してみてください。

ジュネーヴ

旧市街のランドマーク「サン・ピエール大聖堂」からの眺め

スイス西部に位置するジュネーヴは、 美しいレマン湖と旧市街が魅力的な街で、国連欧州本部があるスイスの国際都市です。

フランスとの国境に近いスイスの都市では、公用語としてフランス語が使用されています。そんな街の中心にある「サン・ピエール大聖堂」は、観光スポットとしても人気で、塔に登れば旧市街やレマン湖を一望できる絶景が広がります。

街歩きの途中には、140mほどの高さまで吹き上がるレマン湖の大噴水や、色とりどりの花々に囲まれたイギリス公園の花時計など、自然と芸術が融合した見どころが点在しています。

文化に触れたい方には、「ジュネーヴ美術・歴史博物館」がおすすめです。西洋文化にまつわる美術品や工芸品、コイン、食器、絵画など、多彩なコレクションが展示されています。

さらに、「アリアナ美術館」では、中世から現代までの陶器やガラス工芸品など約2万点を収蔵。宮殿のような美しい建物も見どころのひとつです。

歴史、芸術、自然が調和するこの街で、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

ジュネーヴのランドマークでもある大噴水
ジュネーヴ美術・歴史博物館

ジュネーヴは、高級品を求める方にとって理想的なショッピングスポットです。中でもローヌ通りには、高級ブティックや老舗の時計店が軒を連ね、洗練された買い物体験が楽しめます。

一方で、ユニークなアイテムを探したい方には、毎週水曜日と土曜日に開かれる「プランパレ蚤の市」もおすすめ。ヴィンテージ品やアンティーク、個性的なお土産など、掘り出し物との出会いがあるかもしれません。

また、高級時計に興味がある方には「パテック・フィリップ・ミュージアム」も見逃せません。名門時計ブランドの歴史や貴重なコレクションを通して、スイス時計の奥深さに触れてみてください。

グリュイエール村(Gruyères)

スイスの穏やかな可愛らしい村

絵のように美しいグリュイエールの村は、フリブール州のアルプス山脈の麓に位置する、人口約2,300人の小さな村です。可愛らしい町並みと静かな石畳の通りが広がり、訪れる人々を魅了します。

この村は、スイスを代表するチーズ「グリュイエール」の産地としても知られており、町中にはチーズ作りを見学できる施設があります。試食も可能なので、チーズ好きにはたまらないスポットです。
チーズと美食の町でもあるグリュイエールで、本場のチーズフォンデュやシャレースープ、マウンテンマカロニなどスイスの山小屋料理を堪能しましょう。

歴史的な見どころとしては、13世紀に丘の上に建てられたグリュイエール城です。
緑豊かな美しい庭園と歴史ある建物の内部には、華麗に装飾された家具や絵画などが展示されており、当時の生活を垣間見ることができます。

ファンタジーの世界が好きな方は、小さなサンジェルマン城の中にあるH・Rギーガー・ミュージアムへ立ち寄ってみてください。
映画「エイリアン」に関する美術作品があり、迫力ある展示は見どころでもあります。

ギーガー・ミュージアム内部
ギーガー・ミュージアム外観

自然、美食、歴史、芸術が調和したグリュイエールの村で、心豊かなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

シヨン城(Château de Chillon)

ディズニー映画に登場するお城のモデルになった場所

ヴォー州にある湖畔に佇む古城「シヨン城(シャトー・ド・シヨン)」は、フランスとスイスに面した湖レマン湖に位置しています。

湖に浮かぶ幻想的なシヨン城は、数々の画家や詩人を魅了してきました。
ディズニー映画「リトルマーメイド」に登場するエリック王子のお城のモデルとしても知られる場所です。

この建物の起源は1150年頃にまで遡り、13世紀にはサヴォイア家によって要塞として増改築・拡張されました。その後、1536年から1798年まではベルンの所有となり、武器庫や住居、牢獄として使用されてきました。現在はヴォー州に属し、スイスの国家重要文化財にも指定されています。

内部は、シヨン城の歴史を紐解くことができる博物館。城内部の天井や壁画、寝室、バルコニー、地下室、出窓から見る湖の景色など中世のヨーロッパ文化を深く知ることができます。

シヨン城内部

シヨン城の横には、カフェ「カフェ・バイロン(Café Byron)」があり、湖やお城を眺めながら休憩をとることができます。

シヨン城へは、バスや湖船でアクセスできるほか、湖畔の遊歩道を30分ほど歩いて向かうのもおすすめです。

シヨン城(Château de Chillon)

住所
Av. de Chillon 21, 1820 Veytaux, Switzerland
営業時間
4月〜9月:午前9時〜午後6時
10月〜3月:午前9時30分〜午後5時

※最終入館時間の1時間後に閉館

料金
大人(16歳以上):15CHF(約2,616円)
子ども(6歳~15歳):7CHF(約1,220円)
電話番号
+41 21 966 89 10
URL
https://www.chillon.ch/

インターラーケン(Interlaken)

山々が折り重なる景色とのどかな湖が満喫できる山岳リゾート

スイス中央部、ベルナーオーバーラント地方に位置するインターラーケンは、山岳リゾートとして人気の高い街です。トゥーン湖とブリエンツ湖に挟まれ、エメラルドグリーンに輝く水面と渓谷の風景が、訪れる人々を魅了します。2つの湖を結ぶアーレ川の両岸には、古い木造家屋と緑豊かな景観が広がり、のんびりとした雰囲気の中で散策が楽しめます。

周囲の山々には、深い森、高山草原、氷河が広がり、数多くのハイキングコースやスキーコースが整備されているので自然を満喫したい方には特におすすめのスポットです。

観光のハイライトのひとつが、ハーダークルム展望台。スイスの三大名峰、アイガー・メンヒ・ユングフラウを一望できる絶景ポイントで、ケーブルカーで約10分と気軽にアクセス可能です。乗車中には、インターラーケンの可愛らしい街並みや2つの湖を見渡すことができ、まさに天空の旅を楽しめます。

ハーダークルム展望台

さらに、街の両側に広がるブリエンツ湖とトゥーン湖では、湖船クルーズが運航されており、水辺の風景を眺めながら、静かで贅沢なひとときを過ごすことができます。

ショッピングを楽しみたい方には、ヘーエ通り(Hoeheweg)の散策がおすすめ。チョコレートや時計、地元の手芸品など、幅広いアイテムが揃っており、お土産探しにも最適です。

近郊には、神秘的な「聖ベアトゥス鍾乳洞」があるトゥーンの街もあり、インターラーケン滞在と合わせて訪れてみるのもおすすめです。

チューリッヒ湖

チューリッヒ湖では白鳥が湖で泳ぐ姿を見かけることも!

チューリッヒ湖は、チューリッヒ州、ザンクトガレン州、シュヴィーツ州にまたがる、バナナのような形をした美しい湖です。レマン湖、ヌーシャテル湖、ボーデン湖、ルツェルン湖に次ぐ広さを誇ります。

かつては交通の要所として栄えたチューリッヒ湖も、現在ではアウトドアを楽しむ人々に人気のスポット。湖畔では泳いだり、ボートに乗ったり、ピクニックをしたりと、思い思いの時間を過ごすことができます。

湖には、シュヴィーツ州に属する「ウフェナウ島(Insel Ufenau)」という小さな島もあり、手つかずの自然が残る保護区として知られています。静かな環境で自然を満喫したい方には、船で訪れるのもおすすめです。

湖の東端には、バラの街と呼ばれるラッパースヴィルがあります。庭園にはバラの木が咲き誇り、湖畔の遊歩道、絵のように美しい旧市街などが見どころです。

スイス最大の都市チューリッヒは、チューリッヒ湖の北西端に位置しています。
人気の湖クルーズは、湖を一周する約4時間コースから約1時間30分のコース、ランチコースなどさまざま。
チューリッヒ市内からもクルーズが運航されているので、スイスの優雅な湖で船の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

モントルー(Montreux)

多くの著名人が愛したエレガントなバカンス地

スイス西部、レマン湖のほとりに位置するモントルーは、フランス語圏に属する美しい街です。湖と丘陵に囲まれたこの街は、穏やかな気候とベル・エポック様式の優雅な建物が並ぶ風景が魅力です。

モントルーの旧市街は、湖岸から徒歩約15分の丘の上にあり、石畳の道と趣ある家々が続くエリア。歴史を感じながらのんびりと散策するのにぴったりの場所です。

散策しながら、街と湖を一望できる絶景スポット「サン・ヴァンサン教会(Église Saint-Vincent)」の庭にもぜひ立ち寄ってみてください。

毎年7月には、世界的に有名な「モントルー・ジャズ・フェスティバル」が開催され、音楽ファンでにぎわいます。また、伝説的ロックバンドQUEENゆかりの地としても知られ、市内にはフレディ・マーキュリーの銅像やQUEENのスタジオ記念館があり、ファンにとっては必見のスポットです。

湖畔にはエンターテインメント施設「モントルー・カジノ」があり、煌びやかなレストランやバーで食事やカクテルを楽しむこともできます。夜のひとときを優雅に過ごすのにぴったりです。
さらに、モントルーは美食の街としても知られ、周辺のラヴォー地区で生産されるワインと、レマン湖の魚料理とのペアリングは絶品。スイスならではの味覚を堪能できるグルメスポットが揃っています。

モントルー近郊には、シヨン城のほかロッシェ・ド・ネー展望台もあるのでお見逃しなく。

【チーズ好き必見】スイスのおすすめグルメ3選!

スイスを訪れたら本場の濃厚なチーズを堪能しましょう。
豊かな自然に囲まれた酪農が多く、都市ごとに郷土料理もあるのでスイスの美食を存分に味わってください。

フォンデュ

とろーりと溶けたチーズとバゲットは抜群の相性

「フォンデュ(Fondue)」は、スイスを代表する伝統料理のひとつで、チーズとワインを鍋で溶かし、専用のディップフォークを使ってパンや野菜などを浸して味わいます。
料理名の「フォンデュ」は、フランス語で「溶ける」を意味する「fondre」に由来しています。

使用するチーズは、エメンタールチーズとグリュイエールチーズの2種類が一般的。すりおろしたり細かく刻んだチーズをホワイトワインでじっくりと溶かし、バゲットやポテト、マッシュルームなどをとろけたチーズに絡めていただきます。温かく濃厚なチーズの風味が食材にしっかりと絡み、あとを引く美味しさです。

朝晩の冷え込みが厳しいアルプス山脈周辺では、体を温める料理としてフォンデュは欠かせない存在。寒い季節にぴったりの、心も体も温まる一品です。

ラクレット

チーズの濃厚な味わいが楽しめる一皿

ラクレットは、チーズをベースにしたスイス料理です。
ラクレットは、スイスの伝統的なチーズ料理のひとつで、決まったレシピというよりも独特の手順で作られるのが特徴です。
大きなチーズを半分にカットし、半円形の断面を加熱。表面がとろけ始めたら、溶けた部分をナイフでそぎ落とし、温かいまま食材の上にかけていただきます。

レストランでは、加熱したラクレットチーズをその場で削ぎ落として提供してくれるため、目の前で仕上げられるライブ感も魅力のひとつ。とろけるチーズが食材に絡む様子は、味だけでなく視覚的にも楽しめます。

同じくチーズを使った料理であるフォンデュとの違いは、ラクレットがワインを加えず、チーズそのものを加熱して使う点にあります。表面を少し焦がすことで香ばしさが加わり、とろけた部分と焼き目のある部分、そしてチーズの食感が一度に楽しめるのも魅力です。

家庭でも楽しめるように、スライスされたラクレットチーズや専用のラクレットマシーンが販売されており、好みの野菜やソーセージ、バゲットと一緒に手軽に味わうことができます。

ツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテスとレシュティ

パリッとしたポテトと濃厚な味わいの煮込み料理

「ツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテス(Zürcher Geschnetzeltes)」は、スイス・チューリッヒの郷土料理で、柔らかい仔牛肉をマッシュルームとともに煮込み、白ワインと生クリームを使った濃厚なホワイトソースで仕上げた一品です。
パセリやレモンの皮で風味を加えたソースは、まろやかでコクがあり、仔牛肉との相性も抜群です。

この料理に欠かせないのが「レシュティ(Rösti)」。ハッシュポテトのような見た目で、外はカリッと、中はふんわりとした食感が楽しめます。中には、チーズや卵をトッピングしてメイン料理として提供されるレシュティもあり、ボリューム満点です。

チューリッヒ発祥の料理ですが、スイス各地のレストランでも味わうことができるので、訪れた際にはぜひ試してみてください。

【ギフトや旅の記念にも】スイスの定番お土産3選!

地元の市場や職人の店では、ユニークな手作り品が並び、スイス刺繍は精巧なデザインと上質な素材で、実用的なお土産としても人気です。
お土産ショップに必ず登場するのは、牛の首につける「カウベル」。真鍮製の鈴と装飾が施された手のひらサイズのカウベルはインテリアにも最適。
ここではお土産としてぜひ持ち帰っていただきたい、高品質なチョコレート、マルチツール、時計をご紹介します。

スイスチョコレート

高級チョコレート店が点在するスイス

スイス観光では、息を呑むような自然の景観や活気ある街並みに加え、世界的に評価されるスイスチョコレートの豊かな風味も欠かせない魅力のひとつです。

スイスチョコレートは、クリーミーな口当たりと深みのある味わいで高く評価され、贈り物にも最適な高品質な商品が揃っています。180年以上の歴史を誇る老舗ショコラティエから、ワールドチョコレートマスターの称号を持つ本格派の専門店まで、ショップごとに個性とこだわりが光ります。

店頭には、洗練された粒チョコレートのほか、チョコレートを使ったマカロンやケーキ、ワッフル、ペーストなど、バリエーション豊かな商品が並びます。一粒から購入できるスタイルも多く、自分好みのフレーバーを選べるのも嬉しいポイントです。お土産には、箱詰めされた定番セットやギフト向けのパッケージも充実しており、シーンに合わせて選ぶことができます。

スイスを訪れた際には、景色や文化とともに、ぜひ本場のチョコレートも味わってみてください。

マルチツールやキッチンツール

用途はさまざま、スイスのマルチツール

スイスには、スイス軍のために作られたマルチツールブランドがあります。
アウトドア用品でもあるマルチツールは、トレッキングやキャンプ好きな方へのお土産に最適です。

マルチツールには、ハサミ、ドライバー、栓抜きなど多彩なアタッチメントが搭載されており、スイス製ならではの高い品質が選ばれる理由となっています。店舗によっては刻印オプションも用意されており、自分だけの特別な記念品として持ち帰ることができるのも嬉しいポイントです。

マルチツールだけでなく、キッチンツールもおすすめです。キッチンナイフやチーズナイフ、ベーキング用スパチュラ、ピーラー、カッティングボードなど、ワンランク上のスタイリッシュなデザインが揃っていて、料理の時間がもっと楽しくなります。スイスのクラフトマンシップが光るツール類は、実用性だけでなく贈り物としても喜ばれる逸品です。旅の思い出に、ぜひチェックしてみてください。

カウベル

お部屋に飾るインテリアとしても可愛いカウベル

スイス旅行のお土産にぴったりなのが、伝統的な「カウベル(別名:トライヒェルン・Treicheln)」です。
アルプスの美しい風景や酪農文化と深く結びついたこのベルは、スイスの田舎暮らしを象徴するアイテムとして長く親しまれてきました。

広大な高原で放牧される牛や羊、山羊の居場所を把握するために農家が取り付けている実用品。現在では、スイスの伝統行事「アルパブツーク(Alpabzug)」でも使われ、カラフルな装飾を施したベルをつけた牛たちが谷へと下るパレードは、夏の終わりを告げる風物詩となっています。

スイス各地のお土産店では、実際に牛が使う大きなベルから、装飾用の小さなベルまで、さまざまなサイズやデザインのカウベルが販売されています。中には、精巧な彫刻や彩色が施された美しいものもあり、贈り物やインテリアとしても人気です。
スイスの自然と文化を感じられるカウベルを、旅の記念や大切な人へのギフトとして選んでみてはいかがでしょうか。

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1日目(チューリッヒ)

スイス旅行の1日目は、国際線の玄関口「チューリッヒ」からスタート。
スイス最大の都市であるチューリッヒは、歴史と現代が融合した魅力あふれる街。旧市街には観光名所が集まっており、徒歩での散策が楽しめます。

見逃せないスポットのひとつが、街を一望できる「ポリテラス」。また、ロマネスク様式の美しい「グロスミュンスター大聖堂」では、展望台からのパノラマビューが堪能できます。

さらに、チューリッヒ湖でのクルージングも旅のハイライト。湖畔の風景を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。

  1. 9:00 チョコレート店の老舗コンフィズリー・シュプルングリで朝食

    徒歩(約3分)

  2. 10:00 フラウミュンスター教会(Fraumünster)

    徒歩(約2分)

  3. 10:30 聖ペーター教会(St. Peter)

    徒歩(約6分)

  4. 11:00 グロスミュンスター(Grossmünster)

    徒歩(約5分)

  5. 12:30 バーンホフ通り周辺でランチ(Bahnhofstrasse)

    徒歩(約10分)

  6. 14:00 チューリッヒ湖で約1時間30分のクルーズ

    徒歩(約15分)

  7. 16:30 チューリッヒ美術館(Kunsthaus Zürich)

    バス(約10分)

  8. 18:00 ポリテラス(Polyterrasse)

    バス(約15分)

  9. 19:30 老舗レストラン「ツム・クロプフ(Zum Kropf)」でディナー

    徒歩(約5分)

  10. 21:00 ディナー後は旧市街のライトアップを満喫

2日目(マイエンフェルト)

2日目は、「アルプスの少女ハイジ」の舞台として知られる町、マイエンフェルトへ。

アルプスの自然に囲まれたこの町は、ハイジの世界観を体感できる場所として人気です。駅からハイジ村へは「ハイジの道(Heidiweg)」を通ってアクセスでき、ハイキング気分で自然を楽しみながら向かうことができます。

ハイジ村では、物語に登場する「ハイジの家」や博物館、原作にまつわる展示があり、お土産ショップも併設されているので、ファンにはたまらないスポットです。

また、マイエンフェルトはワインの産地としても知られており、ブドウ畑が広がる風景も見どころのひとつ。牧草地や山小屋の風景を楽しめるハイキングコースも整備されているので、歩きやすい服装で訪れましょう。

さらに、旧市街にある歴史ある古城では、趣ある空間の中でスイスの伝統料理を味わうこともできます。自然、文化、グルメがそろったマイエンフェルトで、心豊かな1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

  1. 9:00 チューリッヒ中央駅

    電車(約1時間30分)

  2. 10:30 マイエンフェルト

    徒歩(約30分)※車の場合は近くに駐車場あり

  3. 11:00 ハイジ村「ハイジドルフ」散策(Heididorf)

    徒歩(約5分)

  4. 13:00 ハイジ村近くハイジホフ(Heidihof)でランチ

    徒歩(約1時間30分)

  5. 15:30 ハイジアルプス(Heidialp)までハイキングと周辺散策

    徒歩(約1時間30分)

  6. 18:00 マイエンフェルト旧市街散策

    徒歩(約3分)

  7. 18:30 ブランディス城(Schloss Brandis)で食事

    徒歩(約5分)

  8. 20:00 マイエンフェルト駅

    電車(約1時間30分)

  9. 21:30 チューリッヒ到着

3日目(インターラーケン)

3日目はインターラーケンの観光と旅のクライマックスでもある観光列車でモントルーへ。
インターラーケンでは、駅近くにあるケーブルカーで展望台から旅をスタート。
展望台からは、ブリエンツ湖とトゥーン湖、そして雄大なユングフラウ山を一望できる絶景が広がります。

その後は街の中心部へ。歴史ある修道院跡を散策し、ゴシック様式の美しい回廊をじっくり鑑賞しましょう。少し足を延ばせば、12世紀に建てられたウンスプネン城跡も訪れることができます。現在は廃墟となっていますが、往時の面影を感じさせる静かなスポットです。

そして1日の締めくくりは、インターラーケンからレマン湖畔のモントルーへ向かう観光列車「ゴールデンパス・エキスプレス」の旅。大きな窓と高めに設置された座席からは、スイスの美しい風景を存分に楽しめます。個室のような座席もあり、車窓を眺めながらの食事も格別です。
この列車は1日4便運行されているため、事前に時刻表を確認しておくと安心です。

  1. 9:00 チューリッヒ中央駅

    電車(約2時間)

  2. 11:00 インターラーケン・オスト駅

    徒歩(約3分)

  3. 11:05 ケーブルカーでハーダークルム展望台へ(Harder Kulm)

    徒歩(約15分)

  4. 13:30 インターラーケン修道院(Kloster & Schloss Interlaken)

    バスと徒歩(約30分)

  5. 15:00 ウンスプネン城(Burg Unspunnen)

    バスと徒歩(約30分)

  6. 16:12 インターラーケンウェストからモントルーまで観光列車で絶景を堪能

    観光列車(約3時間15分)

  7. 19:27 モントルー到着ホテルへ

4日目(モントルー)

4日目は、レマン湖畔の美しい町・モントルーをじっくり散策しましょう。
まずは、湖沿いに咲き誇る花々に囲まれたプロムナードをのんびり歩きながら、非日常の雰囲気を味わいます。

道の先にはスイス屈指の観光名所、湖に浮かぶ中世の古城「シヨン城」が姿を現します。この城では、礼拝堂や歴史的な城内を見学したり、ガイドツアーに参加することもできます。

午後は、モントルー近郊に広がる世界遺産のブドウ畑「ラヴォー(Lavaux)」へ。美しい段々畑の風景を眺めながら村を散策し、地元ワインの試飲や絶景写真の撮影を楽しみましょう。ラヴォーの中心にはビジターセンターがあり、ブドウ栽培やワインづくりについての案内も受けられます。

  1. 10:00 シヨン城(Château de Chillon)

    徒歩(約1分)

  2. 11:30 シヨン城の隣にあるカフェでランチ

    バス(約10分)

  3. 13:00 モントルー駅

    電車(約20分)

  4. 14:30 ラヴォー・ヴィノラマ(Lavaux Vinorama)

    電車(約20分)

  5. 16:15 モントルー駅

    電車(約2時間40分)

  6. 19:00 チューリッヒ駅

スイスで思い出に残る絶景と優雅な街並みを満喫しよう

スイスは、大自然と都会の雰囲気が交差する国です。
普段堪能できない非日常的な観光スポットが点在しています。年間を通して異なる景色が満喫できるのもひとつの楽しみです。

パノラマ観光列車から眺める壮大なアルプスの山々、自然の中に吸い込まれそうな圧巻の光景は忘れられない思い出となるでしょう。

美しい都市には、それぞれ歴史があり中世の面影残る雰囲気は、タイムスリップしたような雰囲気が楽しめます。

多くの魅力が集結しているスイスで、あなただけの特別な場所を見つける旅へ行ってみてはいかがですか。

※本記事は2025年6月1日現在の情報です。

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