2023.11.13
この記事の目次
日本から約5,250㎞離れたシンガポールは、国土面積が東京23区ほどと小さな国。建国から55年と若い国ではありますが、金融や貿易などさまざまな分野で世界的に重要な役割を担っており、東南アジアのハブとして急成長しています。
多民族国家であるがゆえに、多様な文化が融合された独自の文化は、街並みやグルメなど、至る所に反映されています。
外国人旅行者に対してもフレンドリーでオープンな雰囲気のあるシンガポールですが、その一方で、ポイ捨てや喫煙等に厳しく、旅行者も注意しておきたい様々な法律もあります。
しっかりとルールが敷かれている国だからこそ、治安は良好。女性の一人旅や、お子さま連れでも安心して観光を楽しめます。
今回はそんなシンガポール観光が初めての方でも安心できるおすすめのモデルコースをご紹介します。
シンガポールの概要
※日本が1時間進んでいます
関西国際空港からシンガポールまでは、シンガポール航空とスクートが直行便を毎日運航していて、所要時間は約7時間。
現在、シンガポール航空は1日3便、スクートは1日1便を運航中です。
初めてのシンガポール旅行を楽しむコツは、現地の移動手段を把握すること。事前に確認しておくと、旅の効率が格段にアップします!
また、現地でトラブルに遭わないよう、注意すべき点をまとめました。
シンガポール国内は、禁煙となっている場所がほとんどで、特に建物内は喫煙エリアと明示されている場所以外は原則禁煙。違反者には最大1,000SGD(日本円 約109,000円)の罰金が科されます。
ここ数年で全館禁煙のホテルも増えてきているので、喫煙者の方は予約時に喫煙の可否を確認する必要がありそうです。
一方で屋外での喫煙や歩きたばこに関する規制は緩く、特に罰則等もありません。ただし、建物の出入口から5m以上離れて吸わないといけないというルールがあるので、注意が必要です。どこで吸えばよいのかわからない方は灰皿や喫煙所のマークを目印にすると良いでしょう。
シンガポールでは街を清潔に保つために、チューインガムの製造、販売、持ち込みが禁止されています。この法律はシンガポールへ行ったことがない方でも耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか。
違反者には最大10,000SGD(日本円 約1,090,000円)の罰金が科され、その額は喫煙の罰金よりも高額なので、知らずに持ち込んでしまうと大変です。食後のエチケットやリフレッシュはタブレットなどで代用しましょう。
その他にもシンガポールには細かなルールがあり、知らずに違反してしまわないよう旅行前にチェックしておきましょう。
シンガポールの主な交通機関は鉄道(MRT・LRT)、バス、タクシーがあります。
MRTは路線や本数が多く、シンガポールの主要エリアを網羅しているので、初めてのシンガポール旅行でも移動に困ることはないでしょう。
公共交通機関での移動を中心に考えている方は、「シンガポール・ツーリストパス」の購入がおすすめ!
シンガポール・ツーリストパス料金表
パスは主要駅で購入ができ、期間中MRT・LRT・バスが乗り放題。デポジットとして10SGD(日本円 約1,093円)かかりますが、購入後5日以内なら払い戻しが可能です。
MRT1回の乗車運賃がおよそ1〜2SGD(日本円 約109〜218円)なので、MRTメインで移動すると特にお得です。
シンガポールまで片道7時間程かかるので、最低でも3泊は欲しいところ。
3泊あれば中心部の主要観光スポットや魅惑のシンガポールグルメを十分に満喫できるでしょう。
スムーズに観光できれば3泊であってもセントーサ島やユニバーサル・スタジオまで足を運ぶことも可能ですが、ユニバーサル・スタジオまで行く場合はやはり4泊以上がおすすめ。
関西国際空港からは、シンガポールに早朝に到着し、深夜便で帰国できる運航便があるので、朝から晩までめいっぱい観光が楽しめるスケジュールを組むことができます(2023年10月時点)。
初日は早朝にシンガポールへ到着し、ホテルに荷物を預けたら、シンガポールの王道観光エリア「マリーナベイエリア」を堪能しましょう。
そこまで広いエリアではありませんが、コロニアル※な街並みと前衛的な建築の融合を眺めながら散策したいエリアです。
※植民地または占領地に故国の建築様式またはインテリア・スタイルを残した様式
シンガポールのシンボル的存在である「マーライオン」。マーライオンパークは旅行者で毎日賑わっているので、落ち着いて写真を撮るのも至難の業。比較的空いている午前中の早い時間であれば、ゆっくりマーライオンとの記念撮影を楽しめますよ。
マーライオンパーク
エスプラネード・シアターズ・オンザベイはシンガポール川沿いにある総合芸術文化施設。
ドリアンを真っ二つに割ったような外観から「ドリアン」という愛称で親しまれている、マリーナベイエリアのランドマークのひとつです。
マーライオンパークからも見ることができますが、近くまで行くとその迫力に圧倒されること間違いなし。コンサートや演劇などの公演が無い日はバックステージツアーも実施されています。ショッピングモールも併設されているので、カフェやショッピングも楽しめますよ。
エスプラネード・シアターズ・オンザベイ
シンガポール・フライヤーは、マリーナベイエリアにあるアジア最大の高さを誇る巨大な観覧車です。最高到達地点は地上約165mで、なんと42階建てのビルに匹敵する高さだとか!
そんなシンガポール・フライヤーは巨大なカプセル型をしており、なんとその中で食事ができるプランもあるのです!シンガポールの街並みはもちろんのこと、天気が良ければインドネシアやマレーシアまで見ることができますよ。
シンガポール・フライヤー
初日のランチで訪れたいのは、アメリカ各地に複数の支店を展開する「Yardbird Southern Table & Bar」。
こちらのレストランでは伝統的なアメリカ料理をベースにした創作メニューを提供していて、フライドチキンのバーガーなどランチにぴったりのメニューから、豪華なシーフードを使ったボリューム満点のメニューまで充実したラインアップ。
中でも絶対に食べたいのはシンガポール限定メニューのロブスターマカロニ&チーズやスモークポークリブ!煌びやかなマリーナエリアならではのちょっと贅沢なランチをお楽しみください。
Yardbird Southern Table & Bar
お花が開いたような外観が特徴的な「アート・サイエンス・ミュージアム」はアートとサイエンスの融合をテーマにした博物館で、シンガポール随一の文化スポットです。
5,000㎡もの広さの敷地に21のギャラリースペースがあり、ダヴィンチやダリ、アンディ・ウォーホルなど、世界的に有名な芸術家の展覧会が開催されています。一方でビッグデータや素粒子物理学、宇宙論などの科学的な題材を取り扱った展示もあり、芸術と科学の融合から生まれる画期的なアイデアの想像に取り組んでいます。
館内の展示物をじっくり見るも良し、壮大な外観を間近に眺めるだけでも圧倒されること間違いなしです!
アート・サイエンス・ミュージアム
※時期や展示内容により変動あり
「サンズ・スカイパーク」は、シンガポールで最も有名なホテルのひとつであるマリーナベイ・サンズの57階にある展望デッキです。ここからは散策してきたマリーナエリアが一望できるだけでなく、さらに遠くの景色まで見渡すことができ、その壮大さは忘れることのできない思い出になるでしょう。
スカイパークにはレストランやバーもあり、時間と予算が合えばこちらで食事やお酒を楽しむのもおすすめ。
マリーナベイ・サンズ・スカイパーク
夜ご飯は美食体験をテーマにしたマリーナベイ・サンズを代表するビュッフェ・レストラン「RISE」で決まり!
多様な国の文化が入り混じるシンガポールを象徴するように、インドや東南アジア、中華、欧米料理など様々な料理を楽しめるので、食を通して世界を満喫することができます。中でもぜひトライしてほしいのがシンガポールやマレーシア独自の料理である「プラナカン料理」。食器にもプラナカン食器が採用されていて、目でもその美味しさを感じられること間違いなし!ビュッフェでしっかり食べて、夜の散策に備えましょう!
RISE
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは、マリーナベイエリアにある国立公園です。広さは101ha程あり、植物園としては世界最大規模を誇ります。
一部の温室や展望台を除いて園内は無料で見学でき、じっくり見て回ると2〜3時間はかかる規模で、見ごたえ抜群です。
その中でも最もおすすめしたいのはナイトショー「ガーデン・ラプソディ」。園内のシンボルである高さ約25m〜50mの「スーパーツリー・グローブ」のあるエリアで行われる光と音のショーで、その美しさは幻想的かつ近未来的。10分程度の短いショーながら、グッと引き込まれる魅力があります。このショーも無料で楽しむことができるので、夜のシンガポールで絶対に訪れたいスポットのひとつです。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
初日に泊まりたいおすすめのホテルは「マリーナベイ・サンズ」。船のような、はたまた空を泳ぐクジラのような形の展望エリアは、TVや雑誌などで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
マリーナベイに面した5つ星ホテルで、宿泊施設だけでなく、ショッピング、ダイニング、エンターテイメントなど様々な関連施設が入居する複合型リゾート。見どころの多いマリーナベイエリアの観光拠点として最もおすすめです。ホテル宿泊者は最上階のインフィニティプールも利用できるので、1泊してラグジュアリーな気分を味わってみてはいかがでしょうか。
マリーナベイ・サンズ
マリーナベイエリアをたくさん歩き回った翌日の2日目は、市内でのショッピングも織り交ぜながらのんびり散策しましょう。ホテルで朝食を済ませて、いざ出発です!
オーチャードロードは、オーチャード駅とサマセット駅の周辺にあるシンガポール随一のショッピングエリアです。高級デパートが建ち並ぶ都会的な雰囲気がありますが、高級品だけでなく、お土産物のショップや可愛い雑貨店など、様々なお店に出会えるでしょう。飲食店も豊富なので、カフェやランチにもおすすめです。
オーチャードロードにはたくさんのレストランやお手頃なフードコートがたくさんあるため、どこで食べるのか選ぶだけでも楽しいですよ。
そんな豊富な選択肢の中からおすすめしたいのが、ミシュランに7年連続で掲載されている名店「ソンファ・バクテー(松發肉骨茶)」です。
本店はクラークキーにあり、シンガポール内に7店舗を展開している超有名店。バクテーは漢方やコショウ、ニンニクエキスなどが入ったスープに豚肉をいれて煮込んだもので、滋養効果のあるスタミナ食としてシンガポールの方々に愛されています。
中華料理よりの味付けなので、日本人の舌にも馴染みやすく、優しい口当たりの後にくるスパイスがクセになる一品です。
ソンファ・バクテー(松發肉骨茶)センターポイント店
プラナカンとは、15世紀後半頃からマレーシアやシンガポールにやってきた、中国系移民の子孫のことを指す名称。彼らは中国とマレーの文化にヨーロッパのエッセンスを融合させた独自の文化から生み出された建築物をプラナカンハウス(プラナカン様式)と呼びます。
シンガポールの都会的なビル群から少し逸れた路地にその様式の建築物がたくさん残っているエリアがあり、オーチャードロード周辺から徒歩で行けるエメラルド・ヒル・ロードもそのひとつ。ヨーロッパのネオ・ゴシック様式やバロック様式が取り入れられた造りに、パステルカラーなどの可愛らしい色合いが特徴的で、とてもキュート!
1階部分がカフェや雑貨店になっていることもあるので、カラフルなプラナカン雑貨を買ったり、カフェで休憩したりするのはいかがでしょうか。
エメラルド・ヒル・ロード(プラナカン建築群)
歩き回った後は一旦ホテルへ戻って荷物を置き、夜はナイトサファリへ向かいます。
ナイトサファリはシンガポール中心部から車で約30分かかるので、サファリの入場時刻より少し前に到着して腹ごしらえをしましょう。
ナイトサファリの入場ゲート外にある「ウル・ウル・サファリレストラン」では、マレー、インド、中華を中心としたエスニック料理が堪能できます。
価格帯は15〜20SGD(日本円 約1,635〜2,180円)とテーマパークにしては比較的お手頃なので、ぜひサファリの前にエネルギーをチャージしてください!
ウル・ウル・サファリレストラン
シンガポールにおいて絶対に外せない観光スポットといえるシンガポール動物園。中でもおすすめなのが、ナイトサファリ。夜の時間帯にトラムに乗ってサファリツアーへ行く形式は、この動物園が世界初なのだとか。
動物たちの昼間とは違った夜の行動をじっくりと観察でき、スリルとワクワクが止まりません!特に日中なかなか見ることができない夜行性の動物たちは必見です!
ナイトサファリ
※最終受付:午後11時15分
2日目に泊まりたいホテルは「ラッフルズ・シンガポール」。シンガポールを代表する名門ホテルで、その名を知らないシンガポールの人はいないといっても過言ではないほど。
伝統的なコロニアル様式の建築が素晴らしく、アフターヌーンティ―や、ショップだけを楽しみに行くのもおすすめです。
客室や館内設備は格式高いイギリスの伝統を感じることができ、スタッフのホスピタリティも最高レベル。非日常的な贅沢なひと時を味わうことができるでしょう。
この後ご紹介するラッフルズホテルのロング・バーは、かの有名なカクテル「シンガポール・スリング」発祥の地。
旅の終わりに歴史あるバーで、その日のハイライトを語り合ってはいかがでしょうか。
ラッフルズホテル・シンガポール
3日目はセントーサ島まで足を延ばして、ユニバーサル・スタジオへ!
日本とは違った落ち着いた雰囲気も兼ね備えているので、大人も十分に楽しめます。夜は再び市街地を散策して最後の夜を締めくくりましょう。
ユニバーサル・スタジオ・シンガポールは、統合型リゾート「リゾート・ワールド・セントーサ」の中にあるテーマパークです。シンガポールの中心部から車で30分ほどでアクセスできるので、短い旅程にも組み込みやすいのが魅力。
平日の待ち時間は長くても30分程度なので、スムーズにパーク内を巡ることが可能です。4〜5時間あれば十分満喫できるでしょう。
日本と同様にアトラクションやショーのクオリティは非常に高く、充実したひと時を過ごせること間違いなしです。
※UNIVERSAL STUDIOS, UNIVERSAL STUDIOS SINGAPORE, Universal Globe logo, and all Universal elements and related indicia TM & © 2023 Universal Studios. All Rights Reserved.
ユニバーサル・スタジオ・シンガポール
※2024年の営業時間:午前10時〜午後7時
※時期により変動あり
※料金は変更になる場合があります。
テーマパークではアトラクションやショーに集中したいので、ランチはサクッと済ませたいもの。でもせっかくシンガポールまで足を運んでいるならシンガポールの代表的な料理が食べたいですよね!
そこでおすすめなのが、パークのすぐ近くにある「グルメパーク」です。2023年にオープンしたばかりの新しい飲食店エリアで、シンガポールならではのフードだけでなく、世界中のあらゆる料理を提供する屋台が集まっています。
価格帯もリーズナブルで、お洒落なキッチンカー風の屋台もあり、エネルギッシュな雰囲気が楽しめます。
グルメパーク
ユニバーサル・スタジオで遊びつくし、夕方ホテルへ戻ったら、夜ご飯までチャイナタウンを散策!
チャイナタウンは中華系のシンガポール人や移民が多く住む地区で、中華料理のお店や雑貨店、歴史的な寺院などがこのエリアに密集しています。チャイナタウンで中華料理の食べ歩きをするも良し、お土産に良さそうな小物やお菓子などを選ぶのも良し、中華系寺院を参拝し、日本の寺院とは違う雰囲気を楽しむのもおすすめです。
観光客が多く集まるシンガポール屈指の観光スポットですので、活気も十分。街並みや雰囲気を感じながら、ただ歩いているだけでも楽しいエリアです。
おやつを食べるなら、味香園(メイ・ヒョン・ユエン)のフワフワかき氷がおすすめ!
味香園(メイ・ヒョン・ユエン)
最後の夜ご飯はちょっぴり贅沢に、シンガポールの人気グルメ「シンガポールチリクラブ」で決まり!シンガポールチリクラブは蟹をトマトとチリソースで炒めた一品で、「カニ料理の王様」と称されています。
チリクラブの名店はたくさんあるのですが、おすすめしたいのは「ジャンボ・シーフード」。ジャンボ・シーフードは国内に6店舗を展開する有名店で、地元の人だけでなく観光や出張で訪れた外国人にも大人気。
お店は、チャイナタウン駅から徒歩20分程で到着するショッピングモール「リバーサイドポイント」の中にあります。絶品料理を食べて素敵な時間をお過ごしください。
ジャンボ・シーフード
フラートンホテルは、もともと郵便局だった建物をホテルへと改築し、2001年に開業。歴史的なコロニアル様式の建物が目を見張る、格式と品のある高級ホテルです。
マリーナベイエリアの便利な立地ですが、マリーナベイ・サンズを中心とした建築群とはちょうど対岸に位置しています。そのため、客室からは窓の外を眺めると、マリーナベイ・サンズを中心とした煌びやかで素晴らしい夜景が望めると人気です。もちろん高級ホテルというだけあり、客室やサービスの質も最高レベル。旅の最終日を飾るのにふさわしいホテルです。
フラートンホテル
いよいよ最終日!飛行機は深夜便なので、午前中はリトルインディアでバラマキ土産をゲットし、空港へ向かいましょう。ラストスパートは多民族国家ならではの異文化を存分に満喫できるコースです。
最寄り駅を降り、リトルインディアのメインストリートへ足を運ぶと、そこはもうインドそのもの。
道行く人や店員さんだけでなく、お店の看板や写真など、至る所でインドを感じることができます。ヒンドゥー教の寺院へ足を運んだり、スパイスやインド雑貨を見て回ったりと楽しみ方はたくさん。
中でも立ち寄って欲しいのが「ムスタファ・センター」。ムスタファ・センターは深夜まで営業しているデパートで、日本のドン・キホーテのように、化粧品や食料品、衣類、お土産物など、品揃えが豊富。
シンガポールモチーフの雑貨類も売っていて、空港や市内のデパートよりも安い価格で購入できるので、お土産はこちらで購入するのもありですね。
ムスタファ・センター
リトルインディア付近にはアラブストリートがあるので、あわせて散策ができます。
エリアの中心にサルタン・モスクという金色のドームが目を引くイスラム教の礼拝堂 “モスク ”があり、内部の見学も可能です。ストリートアートが至る所にあり、お洒落でどこか少しエキゾチックな雰囲気が魅力的。
中東料理店やアラブ雑貨店、香水屋さんなど、これまでの街並みでは目にしなかったようなものがたくさん発見できるので、時間の許す限り街を散策してみてくださいね。
昼食はリトルインディアでインドカレーを食べるのがおすすめ。
たくさんあるインド料理店の中で、シンガポール在住の日本人に人気があるのは「ムトゥース・カリー」。リトルインディアのレストランは大衆食堂のような雰囲気が強く、入店するのに躊躇してしまう方も多いと思います。しかし、ムトゥース・カリーは明るく清潔でお洒落なレストランなので、女性だけでの訪問でも安心して利用できます。肝心の味の方も申し分なし!本場インドの味を体感する事ができますよ!
ムトゥース・カリー
4日目の観光が終わったら、少し時間は早いですが空港へ向かいましょう。
実はチャンギ空港は、空港内だけでなく隣接するジュエル(JEWEL)という商業施設で1日中遊べるくらいに大規模な世界屈指の国際空港なのです。2023年の世界空港ランキングでは、3年ぶりに首位に返り咲きました。ここではチェックインの時間までじっくり遊べるチャンギ空港の見どころをご紹介します。
ターミナル1に直結している複合施設ジュエルは大きな人工滝のある施設です。滝の周辺には美しい庭園が広がっていて、近未来的なテクノロジーと自然の融合を肌で感じることができます。施設内にはこの庭園だけでなく、ショッピング、グルメ、アトラクションや、お子さま向けのアスレチックのようなエリアもあるので、退屈することなく出発までの時間を過ごすことができます。
ターミナル2のおすすめポイントは屋外のサンフラワー・ガーデンです。
こちらには無数のひまわりが植えられており、空港内とは思えない絶景が広がっています。
ひまわりと飛行機の2ショットは、ここでしか撮影できないかも!?
その他にも見どころが多いチャンギ空港は、ターミナルが4つもあってとにかく広い空港です。案内サインが各所に出ているので迷うことは少ないかもしれませんが、心配な方は「アイチャンギ(iChangi)」という空港案内のアプリをダウンロードしておきましょう。
これさえあれば自分の行きたいところやターミナル、道順などがよりわかりやすくなり安心です。
ここまでで、3泊4日のモデルコースやおすすめスポットをご紹介しましたが、1泊2日や2泊3日など、もっと短い旅行プランもご紹介します。
1泊2日でシンガポールを訪れるなら、効率重視!小さいエリアで手軽に観光するのがおすすめです。
午前:シンガポール着→マーライオンパーク→エスプラネード・シアターズ・オンザベイ
午後:シンガポール・フライヤー→マリーナベイ・サンズ・スカイパーク
夜:ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのナイトショー
午前:オーチャードロード→プラナカンハウス
午後:空港着→ジュエル(Jewel)散策
2泊3日でシンガポールを訪れるなら、あまり詰め込みすぎずに王道観光スポットや街並みの散策でゆっくりシンガポールを巡るのがおすすめです。
午前:シンガポール着→マーライオンパーク→エスプラネード・シアターズ・オンザベイ
午後:シンガポール・フライヤー→マリーナベイ・サンズ・スカイパーク
夜:ガーデンズ・バイ・ザ・ベイのナイトショー
午前:オーチャードロード→プラナカンハウス
午後:チャイナタウンのホーカーで昼食後→チャイナタウンと寺院散策
夜:ナイトサファリ
午前:アラブストリート→リトルインディアで昼食
午後:空港着→ジュエル(Jewel)散策
マリーナベイエリアは夜景が特に美しく、その光景は幻想的で煌びやかです。こんな夜景をバックに1日を締めくくる一杯を楽しむのは、シンガポール旅行でやってみたいことのひとつではないでしょうか。ここではシンガポールのおすすめバーを3軒ご紹介していきます。
ロング・バーはシンガポールの高級ホテル「ラッフルズホテル」にあるバーです。
かの有名なカクテル「シンガポール・スリング」発祥の地とされている、伝説の場所。
伝統的なコロニアル様式の店内は、イギリス統治時代を彷彿とさせるレトロな雰囲気があり、こんなバーが似合う落ち着いた大人になりたいと少し背伸びをする一杯も、旅の思い出になるのではないでしょうか。
ロング・バー
「スパゴ」はマリーナベイ・サンズの屋上57階にあるラウンジバーです。
有名なインフィニティプールの真横にあり、リゾートムード溢れる雰囲気が旅行者に人気。
インフィニティプールは宿泊客でないと利用が出来ませんが、スパゴは誰でも利用可能。
常夏感のあるトロピカルカクテルを楽しみながら、アーバンリゾートを満喫してみてはいかがでしょうか。
スパゴ
※金曜日、土曜日、祝日の前日および祝日は閉店が午後10時30分
アトラスはオフィスビル「パークビュー・スクエア」の1階にあるラウンジバーです。
ゴッサムシティの異名を持つ同ビルはアールデコ調の内装がとにかく豪華絢爛。細部まで作りこまれたインテリアは、どこを切り取っても画になります。
アジアベストバー50の常連でもあるアトラスは、このラグジュアリーな雰囲気の中で食べるアフターヌーンティーも評判です。
アトラス
最後にシンガポールでおすすめしたいお土産のご紹介です。万人受けするお土産ならやっぱり食べ物!ということで、食べ物に絞って3種類をご紹介します。
オフィスや学校など、大人数向けのお土産なら、箱に入ったお菓子がおすすめ。中でもマーライオンの形をしたクッキーはシンガポールらしさもあり、喜んでもらえるでしょう。色々な種類がありますが、箱にもシンガポールの風景やマーライオンの写真が使われていると、お土産感が増しますね!リーズナブルで量もたくさん入っていて、空港だけでなくスーパーやデパートなど、街中のさまざまなお店で購入可能です。
カヤジャムとは、ココナッツミルクと卵を使って作られるペースト。シンガポールの朝ごはんやオヤツの定番である「カヤトースト」に塗られているもので、スーパーなどで手に入れることができます。中でもおすすめなのはラッフルズホテルのカヤジャムで、スーパーで購入できるものよりは高級ですが、上品な甘さで至福の味わい。日本でも購入可能ですが、価格が倍近くするので、現地に行ったときに買うのがおすすめ。
シンガポールで有名な麺料理と言えばラクサ。日本では食べられるお店が少ないので、現地で食べてみて、もし味が気に入ったならぜひインスタントのラクサを買って帰りましょう。お土産としておすすめなのは日清カップヌードルのシンガポール限定フレーバー。
ラクサだけでなくシンガポールチリクラブ味もあります。日本人なら誰でも知っているカップヌードルという身近な商品のシンガポール限定味なので、希少価値があり喜ばれます。少し嵩張りますが、価格が安いのでバラマキお土産としてもグッド!
この記事ではシンガポール観光が初めての方でも安心できるおすすめのモデルコースや基本的な情報、おすすめのスポットなどをご紹介しました。治安も良く、観光・グルメ・ショッピングなど様々な魅力があるシンガポールへ、ぜひ訪れてみてください。
※本記事は2023年10月4日現在の情報です。
関西発の旅がもっと楽しくなる、
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