第10回
韓国・ソウル 〜「インスタ映え」だけじゃない、洗練されたローカルスポットへ〜

韓国を代表する人気コーヒー専門店Anthracite。ソウル市内に4店舗、チェジュ島に1店舗あり、各店舗に焙煎機が設置され、日々高品質なコーヒーを提供している。おすすめはやはり、一杯一杯丁寧に淹れられたドリップコーヒー。無駄なものを一切省いた無機質で簡素な店内にかすかに流れているのは、坂本龍一の音楽など。時間の流れをゆっくりと感じられる静けさの中、五感をフル稼働させ、空間と音とコーヒーを堪能できるカフェだ。パッケージデザインまで格好よく、コーヒー豆を1袋購入すると、ドリップコーヒーが1杯付いてくるサービスもある。

地下鉄5号線・エオゲ駅から徒歩10分ほど。雪山に来たかのような真っ白な空間と、奥にはコンクリートがむき出しになった無骨な部屋があり、空間ごとのコントラストを楽しめるローカルに人気のカフェ。フランスのスペシャリティコーヒー「Belleville」 が飲めるのは、おそらくソウルではここだけ。店主がパリに住んでいた時に出会い、惚れ込んだことからソウルのカフェでも提供している（「Belleville」 のエコバッグも販売）。笑顔が爽やかで気さくなバリスタと、美味しいコーヒーに心もホッと温まる。

パリの感性をふんだんに詰め込んだブティックホテル。トレンド、グルメ、ファッションなど、あらゆる点でフランスの文化が香るユニークなスポットだ。観光地明洞にありながら、ラグジュアリーでクラシカルな雰囲気が魅力。様々なクリエイターとコラボし、時を経ても変わらないパリの伝統的なデザインと、現代的なクリエイションを融合させる試みも面白い。1泊 約20,000円からと値段は少々高めだが、明洞・新世界免税店の隣なので、買い物にも便利。

ソウルと言えばここ！というほど有名なクラブ。DJ MAGによる世界クラブランキング7位、音響施設とDJのラインナップはアジアNo.1との呼び声も高く、海外からの観光客も多い。国外から有名なDJを頻繁に招いているので、インスタグラムでイベントをチェックするとよい。ソウルのクラブはだいたい木〜土曜営業だが、オクタゴンは水〜日曜日営業で、金・土曜の深夜は特に盛り上がる。23時台に行くとまだ人がまばらなことが多く、深夜1時から5時にかけての盛り上がりがピーク。週末は朝まで思い切り遊んで、日曜日はゆっくり過ごすのがソウル流！外国人はパスポートの提示必須なのでご注意を。