ミュンヘンのおすすめ観光スポット11選!中世の街並みが残る都市でドイツビールを楽しもう!

2024.11.6

ドレーゼン 志穂

ミュンヘンのおすすめ観光スポット11選!中世の街並みが残る都市でドイツビールを楽しもう!

ドイツ南部に位置するミュンヘンは、かつてバイエルン王国の首都として栄えた歴史的な街です。美しい宮殿や気品ある教会、旧市街の風情ある街並みが、訪れる人々を魅了します。また、オクトーバーフェストで有名なビール文化や、バイエルン料理を楽しむことができる食の魅力も見逃せません。

今回はドイツ屈指の観光地、ミュンヘンの魅力と周辺の観光スポットをたっぷりご紹介します。

この記事の目次

ミュンヘンってどんなところ?

バイエルンの民族衣装を着て踊る人々

アルプス山脈のふもとに広がるミュンヘンは、ドイツ南部バイエルン州の州都で、ドイツで3番目に大きな都市です。華やかな歴史を持つミュンヘンは、19世紀にはバイエルン王国の首都として栄え、その後、商業と芸術の中心地として発展しました。そのため、街には豪華な建築物や名高い芸術作品が数多く残されています。

ミュンヘンには、ベルリンやフランクフルトでは見られない独特な文化があります。バイエルン文化の象徴としてよく知られるのが、伝統的な民族衣装「レダーホーゼン」と「ディアンドル」です。レダーホーゼンは男性が着る皮製の半ズボンで、ディアンドルは女性が着るドレスの一種。これらの服装は、特にオクトーバーフェストなどの伝統的なイベントやお祭りでよく見られます。

また、ミュンヘンはアルプス山脈に近いため、自然に囲まれた美しい景観が特徴で、アウトドアアクティビティやハイキングなどの拠点としても人気があります。さらに、ザルツブルク(オーストリア)やニュルンベルクといった近隣の都市へのアクセスも良く、日帰り旅行の拠点としても利用されています。

ミュンヘンの概要

時差
-8時間(サマータイム期間中は-7時間)
通過
ユーロ(€)1€=約160円(2024年8月30日時点)
言語
公用語はドイツ語。バイエルン方言が強く、発音に特徴があります。
気候
夏は比較的温暖で暑いときは30度を超えることもあります。朝晩は20度前後と温度差が激しいのも特徴です。冬季には気温がマイナスになることもあり、風が強い日はさらに寒く感じられます。

関西からどうやって行けるの?

直行便と乗り継ぎ便を含めたフライト情報について詳しく説明します。

直行便

関西国際空港からミュンヘン空港までは、直行便で約14時間。現在はルフトハンザ航空が運航しています。ミュンヘンはドイツの玄関口のひとつでもあり、ヨーロッパ各地へのアクセスも非常に良いため、ビジネスや観光で利用する人々にとって便利な経由地となっています。所要時間は長くなりますが、直行便以外にも乗り継ぎ便を利用してミュンヘンへ向かう方法もあります。

(フライト情報はいずれも2024年8月末時点の情報です。必ず最新の情報をご確認ください。)

運航情報を見る

季節ごとの観光のポイント

ビールを味わう人々で盛り上がるオクトーバーフェストの会場

毎年9月末から10月初めにかけて、ドイツを代表する一大イベント「オクトーバーフェスト」が開催され街中が賑わいます。世界最大級のビール祭りを求めて、世界中から多くの観光客が訪れます。会場にはミュンヘンを代表するビール醸造所が直営するビアホールの巨大なテントが設置され、ビールを片手にバイエルン料理を味わうことのできる、ビール好き必見のイベントです。オクトーバーフェスト限定のお菓子やお土産を買える屋台、移動式の遊園地エリアもあるので、ビール好きの方だけでなく、お酒を飲めない方やお子さまも家族で楽しめるイベントです。

オクトーバーフェストの魅力はビールを飲んで踊ることだけではありません。お祭りの開会時には各テントの出店者たちが派手な飾り付けをしたワゴンや馬車でパレードをしたり、正式なオクトーバーフェストの開始の合図ともなる「樽びらき」など、この時期だけの特別な雰囲気も楽しみましょう。

煌びやかなミュンヘンのクリスマスマーケット
クリスマスマーケットで買えるクリスマスオーナメントのお土産

冬の訪れと共に街全体を幻想的な雰囲気に包み込むイベント、クリスマスマーケットが街を美しく彩ります。特にマリエン広場で開かれる「クリストキンドルマルクト」と呼ばれる伝統的なクリスマスマーケットが人気です。11月末からクリスマスまでの約1か月間、広場には木造の屋台が並び、訪れる人々に温かな光とクリスマスの香りを与えてくれます。

マーケットでは、手作りのオーナメントや工芸品が販売されており、家族や友人への贈り物にぴったり!また、ドイツの伝統的なクリスマス菓子「レープクーヘン」や「シュトレン」なども味わうことができ、寒い外で飲むホットワイン(グリューワイン)も格別です。

ニンフェンブルク城の庭園

ドイツの長い冬の寒さから解放され、徐々に暖かくなる季節です。4月から5月にかけては、街中の公園や庭園でたくさんの花が咲き、特にエングリッシャーガルテンやニンフェンブルク城の庭園は見どころとなります。また、春にはミュンヘンの典型的な民俗祭りとも呼ばれるフリューリングスフェスト(春祭り)が開催され、ビールや屋台料理、遊園地が楽しめます。

チーズやプレッツェルなどをおつまみにビールを楽しむ人々

日照時間が長くなり観光にも最適なシーズンです。ビアガーデンで地元のビールを楽しんだり、ピクニックをしたりするのがドイツならではの夏の過ごし方。また、ミュンヘンの郊外には美しい湖も点在し、シュタルンベルク湖やアマー湖などへ足を運んでみるのも良いでしょう。夏のミュンヘンでは、文化的なイベントも多く、音楽フェスティバルや野外コンサートなどが市内各所で開催されます。

【ドイツ最大の観光都市】ミュンヘンのおすすめ観光スポット11選

マリエン広場

地元の人や観光客で賑わうマリエン広場

ミュンヘンの中心部に位置する広場で、歴史的にも文化的にもとても重要な場所です。中央には、「バイエルンの守護者」である聖マリアに捧げられたマリア記念柱があり、マリエン広場のシンボルともなっています。

クリスマスマーケットやフェスティバルなど年間を通して様々なイベントが行われ、現地の人や観光客で賑わっています。周辺には歴史的建造物やショッピングストリートなどもあり、美しい風景はまるで映画の世界のよう。周辺をゆっくり散策しているだけでも楽しめます。ミュンヘンの主要な電車やトラム(路面電車)などの路線が通っているので、ミュンヘン観光のスタート地点として最適です。

マリエン広場(Marienplatz)

住所
Marienplatz 1 , München
URL
https://www.marienplatz-muenchen.de/

新市庁舎

建物の中には400もの部屋がある新市庁舎

マリエン広場でひと際目を引く歴史的建造物が、ミュンヘンを象徴する新市庁舎。19世紀末に建設された美しいネオゴシック様式の建物で、その壮麗な外観は圧巻です。特に有名なのは、庁舎の塔にある「グロッケンシュピール(Glockenspiel)」と呼ばれるからくり時計。毎日11時、12時、17時(3~5月のみ)に鐘の音とともに、人形が動く壮大なショーが始まり、16世紀のバイエルン公爵ヴィルヘルム5世の結婚式を再現しています。

時間があれば新市庁舎の塔にも登ってみてください。上部の展望台からはミュンヘンの素晴らしい景色を一望できます。展望台への入場は有料ですが、市庁舎内部を見学するだけなら無料です。

新市庁舎(Das Neue Rathaus)

住所
Marienplatz 8 , München
営業時間
午前10時~午後8時頃

※営業時間は季節によって異なります

定休日
1月1日、1月6日、Fastnachtsdienstag(カーニバルの火曜日・2025年は3月4日)、5月1日、11月1日、12月25日、12月26日
料金
<塔の入場>
大人19歳以上:6ユーロ(日本円 約960円)
子ども7歳~18歳:2.5ユーロ(日本円 約400円)
子ども6歳以下:無料

※事前の予約が必要です

電話番号
+49 8923300
URL
https://www.muenchen.travel/angebote/buchen/turmauffahrt-neues-rathaus#/

フラウエン教会

フラウエン教会の玉ねぎ型ドームがマリエン広場の目印

15世紀に建設された後期ゴシック建築のカトリック教会で、正式名称を「聖母教会」と言います。この教会の特徴は、約99メートルの高さを誇る2つの塔と円形の銅製ドームで、ミュンヘンの街並みを代表するランドマークになっています。

南塔にある螺旋階段とエレベーターを登ると、展望台へ行くことができます。高さ約80メートルの展望台の6個の窓からは、ミュンヘンとアルプスのパノラマの景色を眺めることができ、絶景スポットとしても人気です。ドイツの教会は入場料が無料。せっかくなので教会の内部も見学してみましょう。ヨーロッパの他のゴシック様式の建物に比べるとシンプルですが、厳かな雰囲気が漂っています。

フラウエン教会(Frauenkirche)

住所
Frauenplatz 1 , München
営業時間
<教会内部>
月曜日~土曜日:午前8時~午後8時
日曜日:午前8時30分~午後8時

※礼拝の際は教会内部の入場規制がある場合があります

<南塔見学>
月曜日~土曜日:午前10時~午後5時
日曜日・祝日:午前11時30分~午後5時
定休日
1月1日、Fastnachtsdienstag(カーニバルの火曜日・2025年は3月4日)、12月24日、25日、31日

※公園の城は冬季は閉鎖されます

料金
教会の入場は無料
<南塔見学チケット>
大人:7.50ユーロ(日本円 約1,200円)
子ども7~16歳:5.50ユーロ(日本円 約880円)
子ども6歳以下:無料
URL
https://www.muenchner-dom.de/

レジデンツ

レジデンツ最古の部屋「Antiquarium」

レジデンツは、旧バイエルン王家の王宮で、現在は「レジデンツ博物館」と「宝物館」として一般公開されています。この歴史的な建物に一歩足を踏み入れると、目の前に広がるのは豪華な金細工の装飾や繊細なインテリア。博物館の各部屋はまさに絢爛豪華そのもので、華麗なシャンデリアが輝き、床や天井には美しい模様やフレスコ画が施されています。どの空間もその美しさに圧倒されること間違いなしです。

さらに、宝物館ではバイエルン王家の歴史的な宝物が展示されています。豪華な王冠や金細工などが並び、それらを眺めているだけでも、王家の栄華を感じることができます。

レジデンツ(Residenz)

住所
Residenzstraße 1, München
営業時間
3月23日~10月20日:午前9時~午後6時
10月21日~3月22日:午前10時~午後5時
定休日
なし
料金
レジデンツ博物館:10ユーロ(日本円 約1,600円)
宝物館:10ユーロ(日本円 約1,600円)
コンビチケット 博物館+宝物館:15ユーロ(日本円 約2,400円)
電話番号
+49 89 29067 1
URL
https://www.residenz-muenchen.de/

ニンフェンブルク城

ニンフェンブルク城の中央の部屋「石殿」

ミュンヘンの郊外に位置するバロック建築の宮殿、ニンフェンブルク城はバイエルン王家の夏の離宮として代々のバイエルン君主たちに愛されてきました。ニンフェンブルクとは「妖精の城」を意味し、その名のとおり優美な景観で観光客に人気のスポットです。

城の中心にはロココ様式の美しいフレスコ画が施されたホールがあり、数々の豪華な部屋を見学することができます。特に人気の見どころである「美人画ギャラリー」には、ルートヴィヒ1世が愛したあらゆる社会階層の36人の美女の肖像画が展示されています。

ニンフェンブルク城(Schloss Nymphenburg)

住所
Schloß Nymphenburg 1, München
営業時間
4月1日~10月15日:午前9時~午後6時
10月16日~3月31日:午前10時~午後4時
定休日
1月1日、Fastnachtsdienstag(カーニバルの火曜日・2025年は3月4日)、12月24日、25日、31日
料金
<全体チケット>

※ニンフェンブルク城と敷地内の美術館などを含む

4月1日~10月中旬:15ユーロ(日本円 約2,400円)
10月中旬~3月31日:12ユーロ(日本円 約1,920円)
18歳までの子ども:無料
<ニンフェンブルク城>
8ユーロ(日本円 約1,280円)
URL
https://www.schloss-nymphenburg.de/

ホフブロイハウス

歴史感じるホフブロイハウスの店内

創業1589年のミュンヘンを代表する老舗の国立ホフブロイハウスのビアホール。バイエルン公ウィルヘルム5世によって創設され、元々は宮廷専用のビール醸造所として始まりました。店舗建物の1階がビアホール、2階がレストラン、3階が有料のショーが催されるフロアとなっており、世界中から観光客が訪れる人気スポットです。

ホフブロイハウスの内部は広々としたホールが特徴で、ドイツらしい木製のテーブルやベンチが並び、バイエルンの伝統的な音楽の生演奏と共に、ドイツビールや郷土料理を楽しむことができます。バイエルンのビール文化を象徴する歴史的なこの場所には、多くの地元住民と観光客が集まり、活気に満ちた雰囲気は、毎日がお祭りのよう!ホフブロイハウスでミュンヘン名物の白ソーセージと、本場のビールを味わってみませんか?

ホフブロイハウス(Hofbräuhaus)

住所
Hofbräuhaus München Platzl 9, München
営業時間
午前11時~午後12時

※キッチンは午後10時まで
※飲み物のラストオーダーは午後11時30分

定休日
なし
電話番号
+49 89 290 136 100 
URL
https://www.hofbraeuhaus.de/

BMW博物館&BMWワールド

夜景も美しい近未来的な建築のBMWワールド

ミュンヘンを代表する自動車メーカーBMWの歴史と技術を展示する人気の博物館。車のシリンダーをモチーフにしたBMW本社に隣接し、世界中の車好きが訪れます。館内ではBMWブランドの誕生から現在までの歴史を築いた名車が展示され、自動車だけでなく、バイクや飛行機のエンジン技術の発展についても学ぶことができるため、大人も子どもも楽しめるスポットです。

また、博物館の向かいにはスタイリッシュな外観の「BMWワールド」があり、最新モデルの車に乗車することも可能。

特に見ごたえがあるのは建物中央の特別ステージで、新車を購入した人はその特別ステージから新車で走り出すことができます。プレミアムな演出の中、来場者の歓声を浴びながら新車で走り出す瞬間は、まるで映画のワンシーンのよう。

BMW博物館(BMW Museum)

住所
Am Olympiapark 2, München
営業時間
火曜日~日曜日:午前10時~午後6時

※最終入場は午後5時30分

定休日
月曜日
料金
通常:12ユーロ(日本円 約1,920円)
割引:8ユーロ(日本円 約1,280円)
グループ:11ユーロ(日本円 約1,760円)

※5人以上で購入可。1人あたりの金額

家族:29ユーロ(日本円 約4,640円)

※大人2名、18歳未満の子ども3名まで

※現金での支払いはできません

電話番号
+49 891250 16001
URL
https://www.bmw-welt.com/

BMW ワールド(BMW Welt)

住所
Am Olympiapark 1, München
営業時間
月曜日~土曜日:午前7時30分~午後12時
日曜日、祝日:午前9時~午後12時
定休日
なし
料金
無料
電話番号
+49 891250 16001
URL
https://www.bmw-welt.com/

ヴィクトアリエンマルクト

新鮮な食材が揃うヴィクトアリエンマルクト

バイエルンのグルメを食べ歩きするなら、ミュンヘン旧市街の中心部に位置する大きな市場、ヴィクトアリエンマルクトがおすすめ。地元の人々や観光客に愛されるこの市場は、伝統的なバイエルン文化を感じられるスポットとして有名です。旬の野菜に果物、ソーセージやハムなどの肉類、何種類ものチーズなど、目移りするほどの食品が集まり活気にあふれています。

市場で食べる焼きたてのクロワッサンや白いソーセージとプレッツェルを添えたバイエルン料理などの朝食は絶品。市場のビアガーデンでは、屋台で購入したチーズやハム、パンなどを持ち込んで、旧市街の雰囲気を楽しみながらビールを味わえるのも、ヴィクトアリエンマルクトならではの醍醐味です。

ヴィクトアリエンマルクト(Viktualienmarkt)

住所
Viktualienmarkt 3, München
営業時間
月曜日~土曜日:午前8時~午後8時頃

※各屋台によって営業時間は異なります。
※冬季は短縮営業される場合があります。

定休日
日曜日

※一部の屋台は営業している場合があります。

電話番号
+49 89 89068205
URL
https://www.viktualienmarkt-muenchen.de/

バイエルン国立歌劇場

バイエルン国立歌劇場の外観とマックスヨーゼフ広場

350年の歴史を誇る、ドイツ最大のオペラハウス。ヨーロッパで最も美しい劇場のひとつとしても世界的に有名です。指揮者カルロス・クライバーがもっとも活躍した歌劇場としても知られ、モーツァルトやワーグナーなどの有名音楽家がバイエルン国立歌劇場のためにオペラを手掛けたことでも有名です。

せっかくドイツを旅するなら芸術も堪能するべくオペラを鑑賞してみたいですよね。オペラ観劇と言ってもドレスコードに過度に気負いする必要はありません。女性ならワンピースやきれい目のパンツスタイル、男性はシャツにジャケットなど、お洒落なレストランに行くイメージのスタイルなら雰囲気に合うでしょう。もちろんこの機会に思いっ切りエレガントな着こなしでいけば、特別な一日になるはず。オペラやバレエ初心者でも、壮麗な劇場の雰囲気と迫力ある演出を楽しめます。

バイエルン国立歌劇場(Bayerische Staatsoper)

住所
Max-Joseph-Platz 2, München
公演/料金
https://www.staatsoper.de/spielplan
こちらのURLよりスケジュールや料金をご確認ください
電話番号
+49 89 21 85 10 25
URL
https://www.staatsoper.de/

アルテ・ピナコテーク

フランドル絵画の巨匠ルーベンスの作品

アルテ・ピナコテークは、ミュンヘンを代表する美術館のひとつで、ヨーロッパの美術史を彩る名作を数多く所蔵しています。バイエルン王ルートヴィヒ1世の命により建設され、特に14世紀から18世紀までのヨーロッパ絵画の名作が充実していることで知られています。

展示されている700点以上の絵画の中には、ルーベンスやレンブラント、ラファエロ、ダ・ヴィンチ、エル・グレコといった巨匠たちの作品が展示されていて、特に、ルーベンスの代表作『最後の審判』はアルテ・ピナコテークの見どころのひとつです。この絵画は縦の長さが約6メートルもあり、この作品を基準にしてアルテ・ピナコテークの天井の高さは決められたと言われています。
なんと、日曜日の入場料は1ユーロ!絵画に詳しくない人でもどこかで見たことのあるような、有名な作品が多く展示されているため、ミュンヘンを訪れる際には、ぜひ足を運んでみたい美術館です。

アルテ・ピナコテーク(Alte Pinakothek)

住所
Barer Str. 27, München
営業時間
火曜日、水曜日:午前10時~午後6時
木曜日~日曜日:午前10時~午後8時
定休日
月曜日
料金
通常:9ユーロ(日本円 約1,440円)
割引:6ユーロ(日本円 約960円)
日曜日:1ユーロ(日本円 約160円)
URL
https://www.pinakothek.de/en/alte-pinakothek

ノイシュバンシュタイン城

シンデレラ城のモデルにもなったノイシュバンシュタイン城

ドイツの定番観光と言えばノイシュバンシュタイン城、と連想されるほど誰もが一度は訪れてみたい憧れのお城。19世紀にバイエルン王ルートヴィヒ2世によって建てられ、緑の森に佇む白く美しいその姿は、まるで絵本の世界のよう。ミュンヘンからは、お城のあるホーエンシュバンガウ村までドイツ鉄道やバスなどを乗り継いで約2時間半〜3時間ほどで到着することができます。道中、車窓から見えるアルプス山脈の美しい山々も見ごたえがあります。
ノイシュバンシュタイン城の絶景を眺めるには、マリエン橋へ立ち寄ってください。そこから眺めるお城の美しさは圧巻です。

巨額の費用をつぎ込み、華やかなその見た目のお城とは裏腹に、悲しい生涯となったロマンチストなルートヴィヒ2世の人生。その歴史を事前に知っておくことで、お城の見学もさらに充実したものになるでしょう。入場には時間指定(ガイドツアー)のチケットが必要で、現地でも購入できますが、繁忙期には売り切れていることもあるため、オンラインにて事前に入手しておくのが安心です。(事前予約をした場合も、予約時間の1時間半前までにはチケットブースでチケットの引き換えが必要)
バイエルンを知る上で重要なドイツの象徴的な美しい城、ノイシュバンシュタイン城への冒険へ出かけましょう!

ノイシュバンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)

住所
Neuschwansteinstraße 20, Schwangau
営業時間
3 月23日~10月15日:午前9時~午後6時
10月16日~3月22日:午前10時~午後4時
定休日
12月24日、25日、31日、1月1日
料金
大人:18ユーロ(日本円 約2,880円)
子ども18 歳まで:無料
65歳以上・大学生:17ユーロ(日本円 約2,720円)

※オンラインでの購入時はチケット1枚2.50ユーロ(日本円 約400円)の手数料がかかります。

電話番号
+49 8362 93083 0(チケットセンター)
URL
https://www.neuschwanstein.de/

ドイツ在住者おすすめ!ミュンヘンの穴場スポット&グルメ

ダルマイヤー・デリカテッセンハウス

店内には目移りするほどの美しいデリカテッセンが

高級食材専門店のダルマイヤーは300年以上の歴史を持つ老舗です。ドイツのコーヒーブランドとして有名ですが、もともとは王室御用達の食料品店として知られ、現在もその伝統を受け継ぎ、世界中から厳選された高品質な食材を取り揃えています。

ダルマイヤー・デリカテッセンハウスは唯一の実店舗で、直営のカフェやレストランも併設されており、ミュンヘンの美食家たちが足を運ぶ名所となっています。店内のショップには紅茶やコーヒー、チョコレート、ワインなど、多彩なグルメ商品がたくさん並びお土産にもぴったり!

ダルマイヤーの建物自体も美しく、エレガントな雰囲気が漂う2階のカフェでは高級食材を使った料理やデザートを味わうことができ、独自にブレンドされたコーヒーの香りに、観光で疲れた体も癒されます。

ミュンヘンの旧市街を眺めながらのひとときを過ごせるのも魅力的なスポットでもあり、ミュンヘンに訪れた際には、ぜひ立ち寄りたい名店です。

ダルマイヤー・デリカテッセンハウス(Dallmayr Delikatessenhaus)

住所
Dienerstraße 14-15, München
営業時間
月曜日~木曜日、土曜日:午前9時30分~午後7時
金曜日:午前9時30分~午後7時30分
定休日
日曜日、祝日
電話番号
+49 89 2135 0
URL
https://www.dallmayr.com/de/delikatessenhaus/

ミュンヘン名物白ソーセージ

白ソーセージを茹でて食べるミュンヘンの伝統的な朝食

ミュンヘンで絶対食べておきたいもののひとつ、「白ソーセージ(Weißwurst)」。バイエルン州を代表する伝統的な料理で細かく挽いた仔牛肉と豚肉に、ハーブを加えて作られます。

保存料を使わないフレッシュなソーセージなので、朝食として食べるという習慣があります。そのためレストランなどでも、午前中のみの特別メニューとして提供されていることが多く、「午後に行ったら食べられなかった」といったこともあるので要注意。
白ソーセージは茹でて調理され、皮をむいて食べます。甘いマスタードやプレッツェルと一緒に楽しむのが一般的で、地元のビールとの相性も抜群!
ミュンヘンでは、多くのビアホールやレストランでこの伝統料理を味わうことができ、特に週末の朝には、白ソーセージとビールを楽しむ地元の人々の姿が見られ、ミュンヘンならではの食文化を堪能することができます。

ミュンヘン観光のおすすめの日数とモデルコースをご紹介!

関西国際空港からの直行便は夕方に到着するため、翌日から3日間のスケジュールでミュンヘン観光のモデルコースをご紹介します。大きな都市ですが、ミュンヘン市内中心(旧市街)に名所が集まっているので、徒歩で街並みを楽しみながら散策するのがおすすめ。郊外への観光は公共交通機関でアクセスできます。

1日目

  1. 9:00 マリエン広場

    徒歩(約2分)

  2. 10:00 フラウエン教会

    徒歩(約2分)

  3. 10:30 新市庁舎

    徒歩(約5分)

  4. 11:30 ヴィクトアリエンマルクト

    徒歩(約10分)

  5. 14:00 レジデンツ

    徒歩(約5分)

  6. 16:00 バイエルン国立歌劇場で観劇

ミュンヘン空港へは前日に到着し、観光初日はミュンヘン市内の主要な名所を巡ります。観光スポットは旧市街周辺に集中しているため、街並みを楽しみながら徒歩で周ることができます。昼食はヴィクトアリエンマルクトで地元の食材やバイエルン名物のグルメをお召し上がりください。

2日目

  1. 8:00 ミュンヘン中央駅

    電車(約3時間)

  2. 11:00 ホーエンシュバンガウ村

    徒歩・バス・馬車(約30分)

  3. 13:30 ノイシュバンシュタイン城

    徒歩・バス・馬車(約30分)

  4. 15:00 ホーエンシュバンガウ村

    電車(約3時間)

  5. 18:00 ミュンヘン中央駅

    トラム(約15分)

  6. 18:30 ホフブロイハウス

ミュンヘンからノイシュバンシュタイン城への日帰りの旅を楽しみましょう。道中に見える大自然の景色に癒されながら、約3時間ほどで到着します。ホーエンシュバンガウ村に到着したら必ずチケットセンターに立ち寄ることをお忘れなく!美しいノイシュバンシュタイン城を見学した後はミュンヘンに戻ります。有名なビアホールでビールやソーセージを味わいながら、同じテーブルに居合わせた地元の方や旅行者とおしゃべりするのも旅の醍醐味です。

3日目

  1. 9:00 ニンフェンブルク城

    電車(約40分)

  2. 12:00 BMW博物館

    地下鉄(約30分)

  3. 16:00 アルテ・ピナコテーク

ミュンヘン郊外にある3つのスポットへでかけましょう。移動には電車やトラム、地下鉄が共通になっている1日券を購入するのがおすすめです。BMW博物館にはレストランやカフェもあります。隣接しているBMWワールドでは最先端のテクノロジーを融合した、バリスタロボットによるコーヒーも堪能できます。アルテ・ピナコテークで絵画鑑賞をする前にはホームページで事前に展示作品の予習をしておくことで、より一層作品の背景を理解でき、鑑賞の楽しみが増すでしょう。

まとめ

ミュンヘンは宮殿や教会など歴史的な建物が多く、特に旧市街は美しい建築とエレガントな街並みが広がり、まるで街全体が美術館のよう。ドイツを代表する歴史と文化の街として、多くの見どころがあり、初めてドイツを訪れる旅行者にとっても理想的なドイツ旅行のスタート地点と言えるでしょう。

伝統的なバイエルン料理や本場のドイツビールを堪能できるのも楽しみのひとつです。街中に点在するビアホールやレストランでは、地元の食文化を心ゆくまで味わうことができます。さらに、秋のオクトーバーフェストや冬のクリスマスマーケットなどのイベントもこの街を一層魅力的にし、何度でも訪れたくなること間違いありません。

ミュンヘンは、華々しい歴史と豊かな文化が交差する都。季節ごとの魅力を楽しみながら、ぜひこの素晴らしい街を訪れてみてください。

※本記事は2024年8月30日現在の情報です。

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ルフトハンザでドイツのルフト(=空)へ!ルフトハンザはミュンヘンへの直行便を運航し関西とドイツをつないでいます。
使用機材はエアバスA350-900型機。環境に配慮した最新鋭の航空機です。解放感がある大きな機材で、ゆったりとご旅行いただけます。
ぜひルフトハンザでドイツへご旅行ください。

回答締切:
2024年11月24日(日) 23:59

終了しました

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