【5泊7日でイタリア旅行】初心者におすすめ!3都市を巡る周遊モデルコース!

2024.8.5

フェレッティ

【5泊7日でイタリア旅行】初心者におすすめ!3都市を巡る周遊モデルコース!

この記事の目次

イタリアってどんなところ?

南ヨーロッパに位置するイタリアは、ローマの古代遺跡からフィレンツェのルネサンス芸術、ヴェネツィアの水上都市など、地方ごとに異なる魅力があります。ワインやチーズ、オリーブオイルなどの特産品も豊富で、イタリアの魅力をひと言で表すと、「歴史、文化、美食、自然が一体となった美しさと豊かさの国」ではないでしょうか。

日本とイタリアの時差は−8時間です。例えば、日本が正午のとき、イタリアでは午前4時となります。サマータイム実施時(3月最終日曜日~10月最終日曜日)は時差が−7時間になります。

公用語はイタリア語で、観光地では英語も通じます。旅行をより楽しむために、簡単なイタリア語フレーズを覚えておくと良いでしょう。

通貨はユーロ(€)で、イタリアでは「エウロ」と発音されています。

イタリアの概要

時差
−8時間

※サマータイム(3月最終日曜日~10月最終日曜日)は時差が−7時間になります。

言語
公用語:イタリア語
通貨
ユーロ(€)
1€=約170円(2024年5月24日時点)

関西からどうやって行けるの?

関西国際空港からイタリアへの直行便はないため、乗り継ぎが必要です。ヨーロッパ(パリ、アムステルダム、ヘルシンキ、ミュンヘンなど)や中東(ドバイ、アブダビ、イスタンブール、ドーハなど)を経由しイタリアへ向かう便が運航しています。

イタリア旅行で気をつけたいポイント!

イタリア旅行を安全で充実したものにするために、次の点に注意しましょう。

気候

南北に長いイタリアは、四季がはっきりとしています。今回ご紹介するローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアなどは日本と気候が似ており、あまり気温差がありませんが、日本と比べて湿度は低めです。

また、朝晩の寒暖差が大きいので、夏でも薄手の上着があると安心。緯度が高いため夏は夜遅くまで明るく、夕食後の散歩など有意義に過ごせます。日中は日差しが強いので、帽子やサングラスもあると便利です。

治安

イタリアは比較的治安の良い国ですが、観光客を狙ったスリや置き引きは発生しています。貴重品はネックポーチや体にフィットするバッグなどに入れ、肌身離さず持ち歩くようにしましょう。

バッグは体の前で持つように意識すると、狙われにくくなります。また、スマホには必ずストラップをつけましょう。高価な時計やアクセサリーは、窃盗のターゲットになりやすいので控えめに。

ビザ

日本国籍者の場合、90日以内の短期滞在であればビザは不要です。ただし、パスポートの有効期間に注意が必要。旅行終了日時点(正式にはイタリアを出国する予定日)から3か月以上の残存期間があることが必須条件となります。

祝祭日

イタリアにはキリスト教の祝日が多く、毎年日付が変わるものや、各都市ごとの守護聖人の祝日もあります。元日とクリスマスは多くの観光スポットが休館となるため、旅行の際は事前に確認が必要です。

服装

イタリアの道路は石畳になっているところがあるので、歩きやすい靴が必要です。また、短パンやノースリーブなど露出の多い服装では、教会や寺院に入れない場合があるのでご注意ください。

1日目 まずはトラットリアで絶品イタリアンを満喫

関西国際空港から長旅を経て、ついにローマに到着!ここでは、午後7時頃に市内へ到着した場合のおすすめの過ごし方をご紹介します。

モデルコースに記載している時間は目安として参考にしてください。

  1. 19:30 アルマンド・アル・パンテオン

    徒歩(約3分)

  2. 21:30 ナヴォ―ナ広場

アルマンド・アル・パンテオン

ローマの伝統料理「アマトリチャーナ」

イタリア初日のディナーはローマ料理で決まり!美しくライトアップされたパンテオンのすぐ近くにある本格的なトラットリア、アルマンド・アル・パンテオンで伝統の味を堪能しましょう。

ガルジョーリ家が経営するこの老舗レストランは活気があり、地元の人にも人気。ローマ発祥のカルボナーラや、ローマを代表するアマトリチャーナなど、本場の味が楽しめます。ローマでポピュラーなパスタ料理「グリチャ」もおすすめ。

さらに、ローマを代表するサルティンボッカやローマ風トリッパなど、肉料理のメニューも豊富です。

アルマンド・アル・パンテオン(ARMANDO AL PANTHEON)

住所
Salita de’ Crescenzi 3, Roma
営業時間
月曜日~土曜日:午後12時30分~午後3時、午後7時~午後11時
定休日
日曜日

※毎年8月頃は夏季休暇

電話番号
+39 06 68803034
URL
https://www.armandoalpantheon.it/

ナヴォーナ広場

芸術的な噴水が集まる壮大な広場

夕食後の散歩には、ナヴォーナ広場がおすすめ。15世紀に造られたこの広場は、ローマの中心部に位置し、バロック様式の建造物や噴水が立ち並ぶ美しい景観で知られています。

広場の中心には、ベルニーニ作の「四大河の噴水」と「ムーア人の噴水」、ジャッコーメ・デッラ・ポルタ作の「ネプチューンの噴水」といった芸術作品が勢揃い。

周辺には、聖アニェーゼ教会、サン・アゴスティーノ教会、ブラマンテの階段など、歴史を感じさせる名所も並びます。

大道芸人や似顔絵師が集い、カフェやレストランが軒を連ね、いつも多くの人でにぎわうナヴォーナ広場。広場周辺にはテラス席のあるカフェも多く、夜風に吹かれながら休憩してみてはいかがでしょうか。

ナヴォーナ広場(Piazza Navona)

住所
Piazza Navona, Roma
URL
https://www.turismoroma.it/en/places/navona-square

2日目 世界遺産の宝庫!ローマの街を巡ろう

ローマ観光の2日目は、壮大な遺跡や美しい街並みを存分に満喫できる、屋外スポット巡りをおすすめします。ご紹介するスポットはすべて徒歩で回れるので、途中の気になるお店でショッピングをしたり、ランチや休憩を取りながらお楽しみください。

  1. 08:30 コロッセオ

    徒歩(約1分)

  2. 10:00 フォロ・ロマーノ

    徒歩(約20分)

  3. 12:00 パンテオン

    徒歩(約10分)

  4. 15:30 トレヴィの泉

    徒歩(約10分)

  5. 16:30 ヴェルテッキ

    徒歩(約5分)

  6. 18:00 スペイン広場

コロッセオ

ローマのシンボル、コロッセオ
Per gentile concessione di Roma Capitale - #VisitRome

西暦72年に建設が始まった円形闘技場のコロッセオは、古代ローマ帝国の繁栄を今に伝える壮大な建築物。10年の歳月をかけて完成されたコロッセオは、当時の技術と財力の結晶と言えるでしょう。

楕円形の競技場を観客席が囲む構造で、長径約188メートル、短径約156メートル、高さ約48メートルという巨大さは圧巻。最大5万人を収容できたというから驚きです。観客席は3層構造に分かれており、身分によって座る場所が決まっていました。

剣闘士同士の戦いや猛獣との闘いなど、古代ローマの人々を熱狂させた競技が繰り広げられた場所で、民衆の娯楽であると同時に、皇帝の権威を示す場としても利用されました。

現在、一部が崩落しているものの、その荘厳な姿は衰えることなく、世界中の人々を魅了し続けています。

コロッセオ(Colosseo)

住所
Piazza del Colosseo, Roma
営業時間
午前8時30分~午後7時頃

※閉館時間は季節によって異なります

定休日
1月1日、12月25日
料金
18ユーロ(日本円 約3,000円)~

※コロッセオ、パラティーノの丘、フォロ・ロマーノ共通券

フォロ・ロマーノ

古代建築物のカストルとポルックス神殿
Per gentile concessione di Roma Capitale - #VisitRome

フォロ・ロマーノは、古代ローマの政治、経済、商業の中心地として栄えた場所で、紀元前6世紀から紀元3世紀までその役割を果たしていました。かつてはローマのみならず世界の中心として機能していたこの地を訪れることで、感慨深いものが感じられるでしょう。

フォロ・ロマーノの入場券は、「コロッセオ」と「パラティーノの丘」との共通券となっているので、時間に余裕があれば、3つとも訪問することをおすすめします。パラティーノの丘からはフォロ・ロマーノを一望でき、見学の所要時間は約1~2時間です。

フォロ・ロマーノ(Foro Romano)

住所
via Sacra (da piazza del Colosseo), Roma
営業時間
午前8時30分~午後7時頃

※閉館時間は季節によって異なります

定休日
1月1日、12月25日
料金
18ユーロ(日本円 約3,000円)~

※コロッセオ、パラティーノの丘、フォロ・ロマーノ共通券

パンテオン

かつては全てのローマ神を奉る万神殿
Per gentile concessione di Roma Capitale - #VisitRome

パンテオンはギリシャ語で「すべての神々」を意味し、紀元前25年にアウグストゥスの側近アグリッパによって建設されました。火災で一度は焼失しましたが、128年にハドリアヌス帝によって再建されました。

直径約43メートル、高さ約43メートルにも及ぶドーム型屋根は世界最大の無筋コンクリートで、約1,900年にわたり、ほぼ完全な状態で残っています。

内部の天窓「オクルス」(ラテン語で目という意味)から差し込む光が幻想的な空間を演出しており、ひとときの安らぎを感じる人もいるでしょう。

また、パンテオンは、ラファエロやイタリア初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世など著名人の墓所としても知られています。

パンテオン(Pantheon)

住所
Piazza della Rotonda, Roma
営業時間
午前9時~午後7時(最終入場午後6時30分)
定休日
1月1日、12月25日
料金
5ユーロ(日本円 約850円)
電話番号
+39 342 1620477
URL
https://www.pantheonroma.com/

トレヴィの泉

コイン投げのエピソードで有名な噴水
Per gentile concessione di Roma Capitale - #VisitRome

1762年に完成したトレヴィの泉は、ニコラ・サルヴィが設計した、バロック様式の最高峰と称される噴水。中央には威厳が漂う海神ネプチューン像が鎮座し、その周りを海馬や水神の像たちが華やかに彩ります。

トレヴィの泉の魅力はその外観だけではありません。泉に背を向けてコインを投げ入れると、再びローマを訪れられるという古くからの言い伝えが、この噴水をさらに特別な場所へと変えています。

ぜひこの地でコインを投げ入れて素敵な願いごとをしてみてはいかがでしょうか。

トレヴィの泉(Fontana di Trevi)

住所
Piazza di Trevi, Roma RM
URL
https://www.turismoroma.it/en/places/trevi-fountain

ヴェルテッキ

ローマで最も品揃えの豊富な文房具店の1つ

スペイン広場散策の際に、ぜひ立ち寄っていただきたいのが老舗の文房具屋さん、ヴェルテッキです。

店内には、高級感のある大人の文具から、イタリアらしいポップなデザインのものまで、目移りするほど豊富な品揃え。ローマの歴史的建造物がデザインされたノートやイタリアの古典柄を取り入れた便箋などの種類も豊富です。

クリスマス時期にはオーナメントなども並び、思わず手に取ってしまうような個性的な雑貨から高級画材まで幅広い文房具を扱っています。

大切な人へのお土産探しにもぴったりのお店なので、ぜひ足を運んでみてください。

ヴェルテッキ(Vertecchi)

住所
Via della Croce 70, Roma
営業時間
月曜日~土曜日:午前10時~午後7時30分
日曜日:午前11時~午後7時30分
電話番号
+39 06 3322821
URL
https://shop.vertecchi.com/it/

スペイン広場

かつて広場の近くにスペイン大使館があった

映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘプバーン演じるアン王女がジェラートを食べた場所として有名なスペイン広場。現在は文化遺産保護のため、飲食や座ることが禁止されていますが、訪れる人々を魅了し続ける特別な場所です。

スペイン広場の見どころは、なんといっても広場中央にある135段の階段です。1725年にフランチェスコ・デ・サンクティスによって設計されたこの階段は、シンプルながらも複雑で波打つようなデザインが印象的です。

スペイン広場の中央には、バロック芸術の巨匠ベルニーニが1627年に手がけた「バルカッチャ(舟)の噴水」があります。まるで舟が沈みかかっているようなユニークなデザインは、訪れる人を楽しませてくれます。

なお、スペイン広場にほど近いコンドッティ通りは、高級ブランド店が軒を連ねるローマ随一のショッピングストリート。贅沢なショッピング体験や優雅な街並みを堪能してみてはいかがでしょうか。

スペイン広場(Piazza di Spagna)

住所
Piazza di Spagna, Roma RM
URL
https://www.turismoroma.it/en/places/piazza-di-spagna

3日目 世界最小の国!ヴァチカン市国へ

イタリア滞在3日目は、ヴァチカン市国を訪れましょう。ローマ法王の居城として知られ、ローマ市内に位置する世界最小の国です。

面積はわずか0.44平方キロメートル、人口は約800人。しかし、その小ささからは想像できないほど、有名で貴重な芸術作品や建築物の宝庫として知られています。

なお、3日目は各スポットでゆったりと過ごせるプランになっています。他に興味のある観光スポットがあったり、ショッピングを楽しみたい場合は、この日に予定を組み込むのも良いでしょう。

  1. 08:00 ヴァチカン美術館

    徒歩(約13分)

  2. 12:00 サンピエトロ大聖堂

    徒歩(約12分)

  3. 15:00 サンタンジェロ城

ヴァチカン美術館

美術館内にあるエレガントな”らせん階段”

ヴァチカン美術館は世界最大級の美術館です。歴代のローマ教皇が収集した数々の美術品や文化財を収蔵・展示する24の美術館から構成されています。

すべての美術館を回るには最低でも2日はかかると言われ、全ルートをつなげると約7kmにもなります。

主な見どころは、システィーナ礼拝堂、ラファエロの間、ピナコテカ・ギャラリー、地図のギャラリーなど。ルネサンスの三大巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロの作品を含む、世界屈指の芸術作品を鑑賞することができます。

ヴァチカン美術館(Musei Vaticani)

住所
Viale Vaticano, Città del Vaticano
営業時間
月曜日~木曜日:午前8時~午後7時(最終入館は午後5時)
金曜日・土曜日:午前8時~午後8時(最終入館は午後6時)
定休日
日曜日(毎月の最終日曜日を除く)

※祝日など、毎年指定の休館日があるため要確認

料金
25ユーロ(日本円 約4,200円)

※ヴァチカン美術館公式サイトから予約。通常の入場列に並ぶことなく入場できる特典付き。

電話番号
+39 06 69883145
URL
https://www.museivaticani.va/content/museivaticani/en.html

システィーナ礼拝堂

中央の絵が有名な「アダムの創造」

ヴァチカン美術館に入場すれば、システィーナ礼拝堂(Cappella Sistina)も見学することができます。

盛期ルネサンスを代表する芸術家たちによる壮麗なフレスコ画で飾られた、まさに芸術の聖域と言えるシスティーナ礼拝堂。

なかでも有名なのが、ミケランジェロが描き上げた天井画「天地創造」と壁画「最後の審判」です。これらは、芸術史上最も重要な作品のひとつとされ、訪れる者を圧倒する迫力で魅了し続けています。

システィーナ礼拝堂は、現在もカトリック教会の重要な儀式が行われる場所として重要な役割を果たしています。しかし同時に、ヴァチカン美術館の一部として公開されており、世界中から訪れる観光客を魅了するスポットとなっています。

サン・ピエトロ大聖堂

夕暮れのカトリック教会総本山
Per gentile concessione di Roma Capitale - #VisitRome

サン・ピエトロ大聖堂の見どころは、ミケランジェロの傑作「ピエタ」。イエス・キリストの遺体を抱く聖母マリアを表現した彫刻です。

大聖堂のシンボルであるクーポラ(半球形の屋根)も必見で、ミケランジェロが設計した巨大なドームの内部からは、美しい壁画を鑑賞できます。

クーポラへは登ることが可能で、下から見上げることしかできなかった壁画を間近で見られるほか、ローマの街を一望できます。

サン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro in Vaticano)

住所
Piazza San Pietro, Città del Vaticano
営業時間
午前7時~午後7時10分
定休日
日曜日およびヴァチカンの祝日
料金
大聖堂への入場料は無料
クーポラへ登る場合:階段利用8ユーロ(日本円 約1,300円)、エレベーター利用10ユーロ(日本円 約1,700円)
電話番号
+39 06 69883462/+39 06 69883731
URL
https://www.basilicasanpietro.va/en.html

サンタンジェロ城

幻想的なサンタンジェロ城のライトアップ
Per gentile concessione di Roma Capitale - #VisitRome

ローマ皇帝ハドリアヌスの霊廟とその一族の墓として建てられた後、ローマ教皇の避難所、裁判所、牢獄として使用され、現在は博物館となっています。

サンタンジェロ城(聖天使の城)という名前は、西暦590年にローマ教皇グレゴリウス1世が大天使ミカエルが城の上空に現れ、当時ローマで猛威を振るっていたペストに終止符を打つのを見たことに由来します。

見どころは、この由来となった天使の像や、中世から現代までのさまざまな芸術作品、そして屋上やテラスから眺めるサン・ピエトロ大聖堂の景色です。テヴェレ川を越えてローマ市街を眺めることもできます。

サンタンジェロ城(Castel Sant'Angelo)

住所
Lungotevere Castello 50, Roma
営業時間
火曜日~日曜日:午前9時~午後7時30分(チケット販売は午後6時30分で終了)
定休日
月曜日
1月1日、12月25日
料金
16ユーロ(日本円 約2,700円)
電話番号
+39 06 6819111

4日目 永遠の都から花の都へ

ローマでのひとときを惜しみつつ、4日目はルネサンスの栄光に華やぐ街、フィレンツェへと向かいます。イタリア到着後、初めて高速列車にも乗車します。車窓から移り変わる風景を楽しんでください。

  1. 08:00 サンタ・マリア・マッジョーレ教会

    徒歩(約8分)

  2. 09:00 ローマ・テルミニ駅

    電車(約1時間30分)

  3. 10:30 フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅

    徒歩(約15分)

  4. 11:00 ドゥオーモ

    徒歩(約10分)

  5. 14:00 ビスコッティフィーチョ・アントニオ・マッテイ・ムゼオ・ボッテガ

    徒歩(約10分)

  6. 15:00 ジェラテリア・デイ・ネーリ

    徒歩(約30分)

  7. 17:00 ミケランジェロ広場

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂

聖母マリアに捧げられた大聖堂
Per gentile concessione di Roma Capitale - #VisitRome

ローマの中心部に位置し、テルミニ駅から徒歩圏内にあるサンタ・マリア・マッジョーレ教会は、「偉大なる聖母マリアに捧げられた聖堂」という意味を持ちます。ローマ教皇が建築させた四大バシリカに数えられ、ローマで最も重要な教会のひとつです。

5世紀に制作された聖母戴冠のモザイク画は、世界でも最も重要なモザイク画のひとつとされ、歴史と芸術の重みを感じられる貴重な作品です。

また、ベルニーニの手がけた礼拝堂は、彼の芸術的才能を存分に堪能できる豪華絢爛な装飾で有名で、ローマ最後の思い出作りにぴったりな場所です。

サンタ・マリア・マッジョーレ教会(Basilica di Santa Maria Maggiore)

住所
Via Liberiana, 27 Roma
営業時間
午前7時~午後7時(最終入場は午後6時30分)
料金
無料
電話番号
+39 06 69886800
URL
https://www.basilicasantamariamaggiore.va/it.html

ローマからフィレンツェへ移動

列車の旅も楽しんで!

ローマを離れ、フィレンツェへ向かいます。ローマからフィレンツェへの移動で最も便利なのは高速列車。所要時間は約1時間30分で、短時間で移動したい方におすすめです。

ローマとフィレンツェ間は2つの列車が運行しています。ひとつは、旧イタリア国鉄トレニタリアが運行する高速列車「フレッチャ・ロッサ」。もうひとつは、民間企業NTVが運行する「イタロ」です。

運賃は出発日時によって異なるので、スケジュールに合わせてどちらかの高速列車を選びましょう。乗車券は各運行会社の公式サイト、ローマ・テルミニ駅の窓口や自動券売機、または交通予約サイトなどで購入できます。

フレッチャ・ロッサやイタロでは割引キャンペーンが実施されることがありますので、事前に予約するとお得なことも。また、交通予約サイトでは日本語でのチケット購入が可能です。

ドゥオーモ

フィレンツェのシンボル、ドゥオーモ
© Archivio Toscana Promozione Turistica

フィレンツェに到着したら、まずはドゥオーモをめざしましょう。フィレンツェの中心部にそびえ立つドゥオーモ、正式名称は「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」。

1296年から140年以上の歳月をかけて建設されたこの大聖堂は、ゴシック様式と初期ルネサンス様式が融合した美しい建築様式で、フィレンツェのシンボルとして世界中の人々を魅了しています。

町の通りを歩いていると、突然目の前に現れる巨大なドゥオーモの圧倒的な存在感は、訪れる人々に深い感動を与えます。白、緑、ピンクの大理石で装飾されたファサードは華麗で、思わず見とれてしまうことでしょう。

外観の美しさもさることながら、大聖堂内部も必見です。クーポラの天井部には、ジョット・ディ・ボンドーネによる壮大なフレスコ画「最後の審判」が描かれており、その迫力と繊細さに圧倒されます。

クーポラの天井画「最後の審判」

そして、ドゥオーモを訪れたなら、ぜひクーポラに登ってみましょう。フィレンツェの街並みが広がり、その美しさに感動せずにはいられません。

ドゥオーモ(Duomo)

住所
Piazza del Duomo,Firenze
営業時間
大聖堂:午前10時15分~午後3時45分
クーポラ:午前8時15分~午後6時45分

※クーポラのみ時期により営業時間が若干異なります

洗礼堂:午前8時30分~午後7時30分
鐘楼:午前8時15分~午後6時45分
料金
大聖堂:無料
ブルネッレスキ・パス:30ユーロ(日本円 約5,000円)

※すべての施設に入場可

ジョット・パス:20ユーロ(日本円 約3,400円)

※クーポラを除くすべての施設に入場可

ギベルティ・パス:15ユーロ(日本円 約2,500円)

※クーポラと鐘楼を除くすべての施設に入場可

定休日
大聖堂:日曜日・宗教上の祝日
電話番号
+39 055 2302885
URL
https://duomo.firenze.it/it/home

ビスコッティフィーチョ・アントニオ・マッテイ・ムゼオ・ボッテガ

レトロな缶ケースも魅力的なカントゥッチ

ドゥオーモを見学した後は、街の中心部を散策しましょう。お土産選びに迷ったら、ぜひミュージアムショップで「カントゥッチ」を。

カントゥッチはトスカーナの伝統的なお菓子で、アーモンドの風味と独特の固い食感が特徴。食後に甘いデザートワイン「ヴィン・サント」につけて柔らかくしてから食べるのがイタリア流。もちろん、そのまま食べても素朴な味わいが楽しめます。

1858年創業の「アントニオ・マッテイ」は、イタリア人に愛される伝統菓子を作り続けており、フィレンツェ店ではカントゥッチをはじめとするビスケットを豊富に取り揃えています。

ブティックスペースでは、お気に入りのカントゥッチを選んでお土産に持ち帰れます。奥の部屋にあるカントゥッチの歴史をたどるミュージアムでは、創業から現在に至るまでの変遷を資料で学ぶことができます。
また、旅の疲れを癒すなら、エスプレッソとカントゥッチで優雅なひとときも過ごせます。

アントニオ・マッテイ(ANTONIO MATTEI)

住所
Via Porta Rossa 76/r, Firenze
営業時間
火曜日~日曜日:午前11時~午後7時
定休日
月曜日
電話番号
+39 055 0136203
URL
https://www.antoniomattei.it/it/home

ジェラテリア・デイ・ネーリ

ジェラート発祥の地で味わう格別ジェラート

お土産探しで街を散策したら、次はミケランジェロ広場をめざしましょう。その道すがら、ぜひ立ち寄りたいのが老舗ジェラテリア「ジェラテリア・デイ・ネーリ」です。

1989年創業以来、地元の人々からも観光客からも愛され続ける名店で、伝統的なレシピを守り抜いた濃厚なジェラートが自慢です。お手頃価格なのも嬉しいポイント。店内にはテーブル席もあるので、購入したジェラートをゆっくりと味わえます。

1858年創業の「アントニオ・マッテイ」は、イタリア人に愛される伝統菓子を作り続けており、フィレンツェ店ではカントゥッチをはじめとするビスケットを豊富に取り揃えています。

定番フレーバーから、フルーツ系、ゴルゴンゾーラやリコッタチーズ、マスカルポーネを使ったオリジナルフレーバーまで、豊富な種類が揃っています。いろいろ試して、あなただけのベストフレーバーを見つけてください。

ジェラテリア・デイ・ネーリ(Gelateria dei Neri)

住所
Via dei Neri, 9/11R, Firenze
営業時間
火曜日〜木曜日、日曜日:午前10時30分~午前0時
金曜日・土曜日:午前10時30分~午前1時
定休日
月曜日
電話番号
+39 055 210034
URL
https://www.instagram.com/gelateriadeinerifirenze/

ミケランジェロ広場

本物のダヴィデ像はアカデミア美術館に
© Archivio Toscana Promozione Turistica

市内中心部からゆっくり歩いて約30分。フィレンツェの街を見下ろす丘の上にあるミケランジェロ広場は、フィレンツェ観光の人気スポットです。

アルノ川を眼下に見下ろし、正面にはドゥオーモのドーム、左手にはヴェッキオ橋が一望できます。広場の中央にはミケランジェロのダヴィデ像のレプリカが堂々と立っています。

カフェやバーもあり、散策に疲れたらゆっくり休むこともできます。美しい景色を眺めながら絶品のパニーニを味わってみては?特に夕暮れ時の街の眺めは格別で、夜はフィレンツェのロマンチックな雰囲気が楽しめます。

ミケランジェロ広場(Piazzale Michelangelo)

住所
Piazzale Michelangelo, Firenze
URL
https://sport.comune.fi.it/pagina/progetti-firenze-walking-city/piazzale-michelangelo

5日目 芸術の都フィレンツェで歴史散歩

ヴェッキオ宮殿やウフィツィ美術館といった、かつてフィレンツェ共和国が誇った政治の中心地を巡り、ルネサンス時代の芸術に触れてみましょう。午後は、ゴンドラが行き交うロマンチックな水の都ヴェネツィアへと足を運びます。

  1. 08:00 ヴェッキオ橋

    徒歩(約2分)

  2. 08:30 ウフィツィ美術館

    徒歩(約1分)

  3. 11:30 ヴェッキオ宮殿

    徒歩(約18分)

  4. 12:00 フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅

    電車(約2時間30分)

  5. 17:00 ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅

    徒歩または水上バス(約20〜30分)

  6. 17:30 サン・マルコ広場

    徒歩(約18分)

  7. 18:00 カンティーネ・デル・ヴィーノ・ジャ・スキアーヴィ

ヴェッキオ橋

静寂に包まれたヴェッキオ橋
© Archivio Toscana Promozione Turistica

アルノ川に架かるヴェッキオ橋は、フィレンツェ最古の橋であり、その美しい姿と宝飾店が立ち並ぶ独特な景観で、街を代表する観光スポットとして多くの人を魅了しています。

14世紀に建てられたヴェッキオ橋は、全長約300メートル、幅約20メートルの石造りのアーチ橋です。幾度もの洪水や戦乱を乗り越え、現在も当時の姿を残しています。

16世紀以降、ヴェッキオ橋は宝飾店が立ち並ぶ橋として有名になりました。現在では、約30軒もの宝飾店が軒を連ね、きらめく宝石の数々が訪れる人の目を楽しませています。

橋の上を歩けば、目の前に広がるアルノ川や街並みの景色を堪能できます。静かに雰囲気を楽しむために、早朝に訪れてみてはいかがでしょうか。

ヴェッキオ橋(Ponte Vecchio)

住所
Ponte Vecchio, Firenze

ウフィツィ美術館

ウフィツィからヴェッキオ宮殿を臨む
© Archivio Toscana Promozione Turistica

フィレンツェに華々しく輝くウフィツィ美術館は、イタリアを代表する世界屈指の美術館です。ルネサンス時代を支えたメディチ家によって建てられ、1591年に一般公開されました。

最大の魅力は、何といっても豊富な収蔵品。ボッティチェッリの「春」や「ヴィーナスの誕生」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」、「三賢王の礼拝」、ミケランジェロの「聖家族」、ラファエロの「ひわの聖母」など、ルネサンス時代の巨匠たちの代表作が数多く展示されています。

ルネサンス芸術のすべてがここに凝縮されていると言っても過言ではありません。

洗練された統一感ある館内は、まるで貴族の館に迷い込んだような優雅な雰囲気。作品だけでなく、美術館そのものも芸術作品として楽しめます。

また、ギフトショップもおすすめです。書籍やガイドブック、名画のポストカード、雑貨、文房具など、さまざまな商品が販売されています。購入せずとも見ているだけで楽しめるスポットです。

ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)

住所
Piazzale degli Uffizi 6, Firenze
営業時間
午前8時15分~午後6時50分
料金
25ユーロ(日本円 約4,200円)
定休日
毎週月曜日
1月1日、12月25日
電話番号
+39 055 294883
URL
https://www.uffizi.it/

ヴェッキオ宮殿

シニョーリア広場を見下ろす強く優美な宮殿
© Archivio Toscana Promozione Turistica

シニョーリア広場に堂々と佇むヴェッキオ宮殿は、ゴシック様式の美しい建築様式と、フィレンツェ共和国の歴史を肌で感じられる貴重な建築物です。

13世紀末に建設されたこの宮殿は、かつてはフィレンツェ共和国の政庁舎として使われ、その後メディチ家をはじめとする歴代統治者の居城としても利用されました。

堅牢な城塞のような外観は、まさにフィレンツェ共和国の力強さを象徴しています。一方、この重厚な外見とは対照的に、内部は驚くほど豪華。ルネサンス芸術の最高峰である内装は、訪れる者を圧倒します。

また、ヴェッキオ宮殿は、アンソニー・ホプキンス主演の映画「ハンニバル」やトム・ハンクス主演の「インフェルノ」など、多くの映画で登場する、ミステリアスな雰囲気が漂う魅力的な場所としても知られています。

ヴェッキオ宮殿(Palazzo Vecchio)

住所
Piazza della Signoria,Firenze
営業時間
午前9時~午後7時

※木曜日のみ午前9時~午後2時

料金
博物館:12.5ユーロ(日本円 約2,100円)
アルノルフォ塔:12.5ユーロ(日本円 約2,100円)
定休日
なし
電話番号
+39 055 2768325
URL
https://cultura.comune.fi.it/pagina/musei-civici-fiorentini/museo-di-palazzo-vecchio

フィレンツェからヴェネツィアへ移動

ヴェネツィアの繁栄と文化を開花させた運河
© Renato Greco - Comune di Venezia

フィレンツェでのひとときを満喫したら、いよいよ最終目的地ヴェネツィアへと旅立ちます。

最短で行くには、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅からヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅までの高速列車がおすすめです。快適な高速列車「フレッチャロッサ」に乗って、約2時間ほどでヴェネツィアの玄関口へ。

サンタ・ルチーア駅に到着したら、正面にあるローマ広場から水上バス(ヴァポレット)に乗るとヴェネツィア観光の中心であるサン・マルコ広場へスムーズに移動できます。

サン・マルコ広場までは徒歩でも行けますが、橋を渡ったり階段を登ったりするため、かなり体力を使います。スーツケースがある場合は水上バスを利用するのが便利です。

サン・マルコ広場

サン・マルコ寺院とサン・マルコ広場
© Renato Greco - Comune di Venezia

世界で最も美しい広場のひとつと称されるサン・マルコ広場は、まさにヴェネツィアの象徴です。海に面した開放的な空間に、サン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿、大鐘楼などの歴史的建造物が立ち並び、訪れる人々を魅了します。

黄金に輝くドームと美しいモザイク装飾が特徴的なサン・マルコ寺院は、ヴェネツィアを代表する教会です。内部には、ヴェネツィア共和国時代に収集された貴重な宝物が数多く展示されており、豪華絢爛な雰囲気を味わえます。

サン・マルコ広場を見下ろせる高さ約98メートルの鐘楼に登れば、ヴェネツィアの街並みを一望でき、鐘楼からの景色はまさに絶景で、写真撮影にもおすすめです。

ほかにも、広場周辺には老舗カフェやレストラン、お土産店が軒を連ね、散策を楽しめます。

サン・マルコ広場(Piazza San Marco)

住所
P.za San Marco, Venezia

カンティーネ・デル・ヴィーノ・ジャ・スキアーヴィ

近所の人々が気軽に集うバーカロ
© Anders Lanzen CC BY-NC-SA 2.0 DEED via Flickr

サン・マルコ広場の喧騒を離れ、ヴェネツィア独特の文化が息づく「バーカロ」と呼ばれる立ち飲み居酒屋に行ってみましょう。

レストランやバール(軽食喫茶店)とは異なり、気軽に立ち寄って、ワインや「チケティ」と呼ばれるおつまみを楽しめるのが魅力です。

なかでも有名なのが、地元の人々でにぎわう「カンティーネ・デル・ヴィーノ・ジャ・スキアーヴィ」。酒屋さんが経営しているため、ワインの種類は豊富で、その日の気分にぴったりの一杯を見つけられます。

チケティの種類も豊富で目移りするほど。運河を眺めながら、ヴェネツィアの人々と肩を並べてグラスを傾け、至福のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

カンティーネ・デル・ヴィーノ・ジャ・スキアーヴィ(Cantine del Vino già Schiavi)

住所
Dorsoduro 992, Venezia
営業時間
月曜日~金曜日:午前8時30分~午後2時、午後4時~午後8時
土曜日:午前8時30分~午後3時
定休日
日曜日
電話番号
+39 0415230034
URL
https://www.cantinaschiavi.com/it/index.html

6日目 水の都ヴェネツィアでゴンドラ体験

イタリア観光の最終日。ヴェネツィアのメインとも言えるゴンドラ遊覧で締めくくりましょう。

さらに、海の交易で栄えたヴェネツィア共和国の繁栄を象徴するドゥカーレ宮殿へ。豪華絢爛な装飾が施された宮殿内を散策し、かつての総督たちの栄華に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

  1. 08:00 サン・マルコ広場

    徒歩(約3分)

  2. 09:30 ゴンドラ遊覧

    徒歩(約2分)

  3. 10:30 ドゥカーレ宮殿

    徒歩(約12分)

  4. 12:00 アットンブリ

    徒歩(約23分)

  5. 16:00 ローマ広場

    バス(約23分)

  6. 17:00 マルコ・ポーロ空港

ゴンドラ遊覧

宮殿と牢獄を結ぶ「ため息の橋」のルート

伝統的な手漕ぎボートであるゴンドラに乗り、水上から街を眺めてみましょう。ゴンドラに乗ることで、この街の美しさを存分に味わうことができるでしょう。

気になる料金ですが、ヴェネツィア市によって公表されているゴンドラの料金は以下の通りです。

ヴェネツィア市が公表しているゴンドラ料金

午前9時~午後7時
30分のツアーで90ユーロ(日本円 約15,000円)
午後7時~午前4時
35分のツアーで110ユーロ(日本円 約18,000円)

上記料金で最大5名まで乗船可能。人数が多ければ多いほど、1人当たりの料金は安くなります。

ゴンドラへの乗船は街のさまざまな場所で可能ですが、旅行サービスのウェブサイトから事前に予約しておくとスケジュールが立てやすく安心です。

ゴンドラのルートはいくつかあり、最も人気があるのは「ため息橋」の下を通るルート。このルートは、サン・マルコ広場の5つ星ホテル・ダニエリ前の乗り場から出発します。

ドゥカーレ宮殿

ヴェネツィアの歴史と文化を象徴する宮殿
© Giorgio Bombieri - Comune di Venezia

ドゥカーレ宮殿は、まさに壮麗という言葉が相応しいゴシック建築の傑作です。その内部には、かつてのヴェネツィア共和国の栄華を今に伝える数々の見どころが詰まっています。

8世紀に創建されたドゥカーレ宮殿は、長い歴史の中で総督邸、政庁、裁判所、そして一部は牢獄として様々な役割を担ってきました。まさにヴェネツィアの移り変わりを体現する歴史の証人と言えるでしょう。

宮殿の見どころは、金箔の装飾が眩い「黄金の階段」、世界最大の油絵「天国」が飾られた大評議の間、ほかにも魅力的なポイントが多数あります。特に大評議の間では、きらびやかな天井の装飾が圧巻で、思わず見とれてしまいます。

ドゥカーレ宮殿(Palazzo Ducale)

住所
San Marco 1, Venezia
営業時間
4月1日~10月31日:午前9時~午後7時(入館は午後6時まで)
11月1日~3月31日:午前9時~午後6時(入館は午後5時まで)
5月1日~9月30日の金曜日、土曜日:午前9時~午後11時(入館は午後10時まで)
定休日
なし
料金
30ユーロ(日本円 約5,000円)

※30日前までのオンライン購入で25ユーロ(日本円 約4,200円)

電話番号
+39 041 2715911
URL
https://palazzoducale.visitmuve.it/

アットンブリ

アットンブリ兄弟の世界が広がる店舗

ヴェネツィア最後の思い出に、ステファノとダニエレのアットンブリ兄弟の手がける創作アクセサリー店を訪れてみてはいかがでしょうか。

店内は、兄弟がデザインしたアンティークビーズとシルバーなどを組み合わせた美しいアクセサリーで溢れています。かつてヴェネツィアのムラーノ島で作られていたビーズを、手作業で独創的に生み出したビーズジュエリーです。

魚をモチーフにしたネックレス

彼らの作品の魅力は、ヴェネツィアンガラスならではの独特の色や光沢、そして洗練されたデザイン性です。ユニークでありながら繊細、モダンでありながら上質な、高いクオリティはイタリアの有名ブランドからも認められ、コラボレーションも多数実現しています。

あなただけの特別な一品を見つけてみませんか?

アットンブリ(ATTOMBRI)

住所
San Polo 65, Venezia
営業時間
月曜日~土曜日:午前10時~午後1時、午後2時30分~午後7時
定休日
日曜日
電話番号
+39 041 5212524
URL
https://attombri.com/

ヴェネツィア市内からマルコポーロ空港へ

ヴェネツィアの観光も終了し、いよいよイタリア旅行もフィナーレを迎えます。午後5時頃、ヴェネツィアの玄関口であるマルコポーロ国際空港へと向かい、帰国の途へ。

空港への移動手段は、陸路と水路の2種。それぞれ運賃や所要時間が異なるので、旅の予算やスタイルに合った方法を選びましょう。

リーズナブルに楽に移動したい方には、ATVO社が運行するリムジンバス(シャトルバス)がおすすめです。料金は片道8ユーロ(日本円で約1,300円)、所要時間は約20分で、ローマ広場から空港まで直行します。

7日目 関西国際空港へ到着

ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアと、イタリアの主要都市を巡り、歴史、芸術、そしてグルメを存分に味わった旅。

帰りの飛行機も、イタリア旅行の一部です。ゆっくりと余韻に浸りながら、思い出を振り返りましょう。

夕方の便でイタリアを発ち、快適な空の旅を楽しんだら、いよいよ関西国際空港に到着です。

まとめ

ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア。それぞれが独自の文化、歴史、名物料理を持ち、まるで異なる国を訪れているかのような奥深い旅を体験できる3都市です。
この記事を読んでイタリアの魅力を感じた方は、ぜひ次の休暇にむけて旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか。

※本記事は2024年5月22日現在の情報です。
※写真提供協力:ENIT S.P.A.(イタリア政府観光局)

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