日本在住フランス人に聞いたフランス・パリの魅力&旅の楽しみ方

2023.9.08

FLY from KANSAI編集部

日本在住フランス人に聞いたフランス・パリの魅力&旅の楽しみ方

観光大国として世界の人々を魅了するフランス。なかでも「花の都」と称されるパリは一度は訪れたい人気の街です。2024年にはパリオリンピック・パラリンピックの開催が決定し、火災で大きな損害を受けたノートルダム大聖堂も公開予定。ますます注目が集まっています。

今回は、関西3空港(関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港)を運営する関西エアポートで働くフランス人スタッフにインタビューし、パリを中心とするフランスの魅力や、旅を楽しむコツ、地元目線のパリの歩き方をたっぷりとお届けします!

この記事の目次

関西から直行便あり!関西⇒パリのアクセス情報

関西の空の玄関口「関西国際空港」からパリへは、エールフランス航空が直行便を最大週5往復運航しています。日本とフランスの時差は8時間(サマータイム期間は7時間)。時差ボケ対策として、到着した夜はしっかり休むことをおすすめします。

関西国際空港 → シャルル・ド・ゴール国際空港

AF291便
月曜日・火曜日・木曜日・土曜日・日曜日運航
関西 10:35発
フランス 18:30着

運航情報を見る

フランスと日本の違いは?旅を楽しむコツは?フランス人スタッフに聞く

今回は、関西エアポートの社員として働くフランス人のステファニーさんにインタビューしました。パリ郊外で生まれ育ち、大学時代から日本を行き来していたというステファニーさん。日本とフランスの違いや、それぞれの国の魅力、旅の楽しみ方について聞きました。

ステファニーさんは、日本でどんな仕事をしているのですか?

ステファニーさん:マーケティングの仕事をしています。海外における関西の認知度をアップさせるための活動や、現在リノベーションを進めている関西国際空港で展開する新規事業の立ち上げなど、さまざまなプロジェクトに関わっています。

なぜ日本で働くことになったのでしょうか。

ステファニーさん:子どもの頃から旅が大好きで、いつも「自分が知らない広い世界で新しい発見をしたい」と強く思っていました。

大学ではビジネスとマーケティングを学び、卒業後はフランス以外の国、特にアジア圏で働きたいと考えていました。大学時代に日本を訪れたことをきっかけに「この国で働きたい」という気持ちが強くなったんです。

ですので、日本の旅行業界でマーケティングの仕事ができたら最高だと思っていました。そんな時、フランスのVINCI Airportが共同運営体である関西エアポートで働くスタッフを探していると知り、運命的なものを感じて応募しました。

最初に日本に来たときの印象を教えてください。

ステファニーさん:最初に日本を訪れたのは、学術交流のためでした。大きな台風が来たタイミングと来日の時期が重なってしまい、不安もありましたが、新しい経験ができることにワクワクしていました。

大きなスーツケースを2つ抱えて階段を上ろうとしたとき、日本人の年配の女性から「手伝いましょうか」と声をかけられたのがとても印象に残っています。当時はまだ日本語がほとんど聞き取れなかったのですが、その言葉の意味はわかりました。見知らぬ人が私に親切にしてくれることに感激したんです。

4ヶ月という短い期間でしたが、私は日本が大好きになりました。またこの国に戻ってこようと決意して、出来る限りのことをしました。

母国フランスと日本の「似ているところ」と「違うところ」は何だと思いますか?

ステファニーさん:フランスも日本も長い歴史があり、多様な文化や芸術が育まれているところは似ていると思います。料理が美味しいところも似ていますね。

四季がはっきりしているところや、一年の気温の変化の仕方も似ています。ただ、湿度は全然違います。日本の夏は蒸し暑いです。また、日本では「行楽の秋、食欲の秋」という言葉があるように秋がとても人気ですが、フランスでは秋に雨が多く、暗い空をイメージします。「好きな季節は?」と聞くと、明るい夏かクリスマスがある冬と返ってくることが多いと思いますよ。そこは日本と違うかもしれないですね。

一方で大きく違うと感じているのは、人との距離の取り方です。フランスは年齢を問わず人と人との心理的な距離が近く、深い関係が築きやすいと感じます。考え方が違っていても、お互いの話に耳を傾ける姿勢があればハッキリ言ってもかまいません。ディベート(議論)はフランス文化の重要な要素。相手を尊敬するからこそ、自分の意見をしっかり伝えます。初対面の人と意見を戦わせることも珍しくないです。

日本では、本音と建前を使い分けていて、相手と意見が違う時にはっきりと言わないですね。フランスと日本では異なりますが、お互いを尊重する姿勢はとても素敵だと思います。

旅好きなフランス人スタッフが実践している「旅の計画の立て方」

ステファニーさんは、先ほど旅が大好きだとおっしゃいましたね。今までどんなところを旅してきましたか?

ステファニーさん:子どもの頃は、家族で国内外をたくさん旅をしました。フランス北部のリール地方や、南部のプロヴァンス・コートダジュール地方は、親戚に会うためによく訪れていました。モンサンミッシェルやカブール、ボルドーも素敵なところです。コルシカ島は海と山の自然が同時に楽しめるので、とても気に入っています。

美しい地中海とアルプス山脈に囲まれた「コートダジュール地方」
美しい景観が人気の「モンサンミッシェル」

フランス以外で行ったことがあるのは、イギリス、イタリア、スペイン、マルタ、チュニジア、アメリカ、モルディブなど。ちなみに初めての一人旅はベトナムでした。

フランス国内だけではなく、世界各国を旅していますね!日本でも各地を旅しているのですか?

ステファニーさん:そうですね、学生時代からいろんなところを旅行しています。関西では神戸、京都、奈良、姫路、淡路島に行きました。東京や名古屋の都市部や、鎌倉や日光などの歴史があるところ、離島を訪れたこともあります。岐阜県では白川郷や「モネの池」が印象に残っています。長野、岡山、鳥取、香川にも行ったことがありますよ。

どの旅も素晴らしかったですが、中でも北海道の登別地獄谷と美瑛の青い池、一人で旅した屋久島は感動しました。

都市部から自然豊かな場所まで、いろいろな旅を楽しんでいますね!

ステファニーさん:リゾート地でのリラックスした旅も、あまり知られていない場所へ行くちょっと冒険的な旅も大好きです!

旅の目的地や、スケジュールはどうやって決めているのですか?

ステファニーさん:まずは、インターネットで「行ってみたいところ」を探します。InstagramやYoutubeで探すことが多いですね。素敵な場所を見つけたら、周りにどんなものがあるか、宿泊施設やレストランの情報を集めて、その旅で行ってみたいところや見たいものをリストアップします。チャンスがあれば、旅行前に地元の人に話を聞くこともあります。

「冒険的」なところと、しっかり事前準備をする「用意周到」なところがありますね。

ステファニーさん:何も調べずに現地へ行くと、周辺の素敵な場所を見逃す可能性もあります。「すぐ近くにこんなに良いところがあった!」と後で知って悔しい思いをしたくないです(笑)。

冒険や新しい発見を求める旅であっても、準備はしっかりすることが大切。これは私が数々の失敗から学んだことです。

失敗から学んだ「旅のトラブル」への備え

旅には予期しない出来事がつきものですよね。旅の「失敗」から学んだことを教えてください。

ステファニーさん:楽しみにしていた施設が休館日だったり、チケットが売り切れていたりということは、特にフランス国内の旅ではたくさん経験しました(笑)。予想以上に混雑していて、時間をロスしたこともあります。

必ず行きたいと思っている場所は、事前に営業時間や休館日を調べたり、出来る限り予約をしておくと快適に旅ができます。

でも、どんなに準備をしていても、旅をしていればトラブルが起こることがあります。

今まで、どんなトラブルに遭いましたか?

ステファニーさん:18歳で経験した初めての一人旅での出来事は今も忘れません。フランスのボランティア団体に所属し、ベトナムへボランティア活動をしに行きました。到着予定のベトナムの空港には、迎えのスタッフが来てくれる予定だったのですが、行き違いがあり誰も迎えに来てくれなかったのです…。

フランスとベトナムの時差は5時間あるので、空港に着いたその時間はフランスだと深夜時間。言葉が通じず、現地のスタッフとやり取りするのは難しい状況でした。誰とも連絡がつかないまま、空港で過ごした一人きりの5時間は本当に不安で心細かったです。

それは大変でしたね…!

ステファニーさん:フランスが朝を迎える時間になり、家族と連絡がついたときはホッとしました。

今思えば、旅の前に大使館の連絡先や緊急時に頼れる機関について調べておくべきでした。旅の計画を立てるときは、「いざという時にどうするか」も考えて出来る限り準備するべきだと学びました。

トラブルはあるものと考えて備えることも大切なのですね。旅の準備として持っておいたほうがいいものや、便利なツールがあれば教えてほしいです。

ステファニーさん:旅で一番大切なのは「安全であること」。各国の大使館のWEBサイトなどを確認し、現地の治安や災害のリスク、通信環境など、安全に関わることは特にしっかり調べておくことをおすすめします。

現地で調べたいことがあるときは、やはりスマートフォンが便利です。地図アプリや翻訳アプリも頼りになります。

海外旅行では、スマートフォンのバッテリー切れで困ることがよくあります。すぐに使えるモバイルバッテリーは必須です。また、現地でSIMカードが購入できるかを確認しておくことも重要です。

旅先で会いたい人の連絡先や、ホテルの連絡先はメモして持っておいたほうがいいです。紙の地図もあると心強いですね。パスポートはコピーを取って、現物とは違う場所に保管しておきましょう。

これだけ準備をしておけば、心強いですね!

ステファニーさん:トラブルが起こったときは大変だと感じますが、それがかえって旅を忘れられない思い出にしてくれることもあります(笑)。しっかり準備すれば、心配しすぎることはありませんよ。

たくさんの旅をしてわかった「旅を楽しむためのコツ」

旅の経験が豊富なステファニーさんの「旅を楽しむコツ」が知りたいです。

ステファニーさん:旅の計画の中に必ず「自由時間」を設けることにしています。

私は地元の人と話すのが大好きです。言葉が通じなくても、今は翻訳アプリがあります。「この地域の(あるいはお店の)おすすめは何ですか?」と話しかけると、たいていの場合、喜んでたくさん教えてくれます。

地元の人のおすすめや、現地で発見した場所に行きたくなったら、自由時間を利用すればいい。そんな余裕があれば、旅はさらに楽しくなります。

新しい場所に行く時は、しっかり計画を立てつつ、新しいことを楽しむ余裕を残しておく。そして、現地ではその時の気分に合わせて楽しむのが一番です!フランスを旅する機会があったら、ぜひ新しい出会いや発見を楽しんでくださいね。

Bon voyage!(楽しい旅を!)

フランス人スタッフおすすめ!パリの観光スポット&巡り方のコツ

ここからは、ステファニーさんがおすすめするパリの見どころや、定番スポットのお役立ち情報をご紹介します。

アート

パリはアートにまつわる見どころが盛りだくさん。大小さまざまな美術館や、世界的に知られる芸術家のゆかりの地まで、数多くのアートスポットがあります。

マルモッタン・モネ美術館 Musée Marmottan Monet

モネをはじめ、印象派の傑作を多く所蔵する

世界最大のモネ作品コレクションをはじめ、印象派の傑作を多く所蔵する美術館。印象派の名前の由来となった『印象、日の出』や『ルーアン大聖堂』『睡蓮』など、モネの初期から晩年の作品が展示されています。

「私はモネの作品が大好きで、彼が強く影響を受けた日本のことをもっと知りたいと思ったのが来日理由のひとつでした。モネの作品は、見る角度や距離によって新しい発見があるところが好きです。モネの展示室は広く、観光客は比較的少ないので、ゆっくり鑑賞できますよ」(ステファニーさん)

マルモッタン・モネ美術館

営業時間
火曜日〜水曜日、金曜日〜日曜日:午前10時~午後6時
木曜日:午前10時~午後9時

※入場は閉館1時間前まで

定休日
月曜日
料金
大人:€14(日本円 約2,200円)
18歳未満、25歳未満の学生:€9(日本円 約1,410円)
電話番号
01.44.96.50.33
URL
https://www.marmottan.fr/

ジヴェルニー Giverny

モネが暮らした当時の姿が保存されている「モネの家と庭園」

印象派の画家・モネが半生を過ごした場所として知られるエリア。「モネの家と庭園(Maison de Claude Monet)」はモネが暮らした当時の姿がそのまま保存され、まるでモネの絵の中にいるようです。

「マルモッタン・モネ美術館とセットで巡るのがおすすめです。『睡蓮』のインスピレーションのもととなった庭園は、日本文化から強い影響を受けているといわれます。6~8月の睡蓮の花の季節がとくに美しいです」(ステファニーさん)

モネの家と庭園

営業時間
午前9時30分~午後6時

※入場は午後5時30分まで。営業期間は4/1~11/1

定休日
11/2~3/31
料金
大人:€11.5(日本円 約1,805円)
7~17歳、学生:€7(日本円 約1,100円)
電話番号
02.32.51.28.21
URL
https://fondation-monet.com/giverny/

モンマルトル Montmartre

パリで最も高い丘「モンマルトル」にそびえ立つ「サクレ・クール聖堂」

パリで最も高い場所にあるモンマルトル。丘の上にそびえるサクレ・クール聖堂を中心に、石畳の道が続く昔ながらの街並みが残ります。ピカソやモディリアーニなど、多くの画家たちが暮らした芸術の街として知られています。

「映画『アメリ』のロケ地としても有名で、下町情緒あふれるエリア。白く美しいサクレ・クール聖堂は街のあちこちから眺めることができます。今もアートが盛んな地域で、広場ではストリートアーティストに肖像画を描いてもらうこともできますよ」(ステファニーさん)

音楽

コンサートホールに限らず、さまざまな場所で音楽が楽しめるのもパリの魅力。歴史ある厳かな空間やレストランなどで、多種多様な演目が日夜演奏されています。

サント・シャペル Sainte chapelle

礼拝堂の壁一面を覆いつくすようなステンドグラス

パリ中心部のシテ島にあるゴシック様式の教会。礼拝堂の壁一面を覆いつくすようなステンドグラスはパリ最古のものと言われ、創世記からキリスト復活まで、1,113もの情景が描かれています。

「建物の素晴らしさはもちろんですが、年間を通して行われているコンサートも必見です。ヴィヴァルディの演奏会や、モーツァルトのレクイエムのコンサートはとても感動的でした。石造りの建物は音の反響が素晴らしく、ここでしか聴くことのできない音があると思います」(ステファニーさん)

サント・シャペル

営業時間
4~9月:午前9時~午後7時
10~3月:午前9時~午後5時(入場は30分前まで)

※コンサートの日時はWEBサイトからご確認ください

定休日
1/1、5/1、12/25
料金
€11.5(日本円 約1,805円)

※1~3月、11月~12月の第一日曜日は無料

URL
https://www.sainte-chapelle.fr/

ベル・カント・パリ Bel Canto Paris

オペラを楽しみながら食事ができるレストラン

本格的なフランス料理とオペラの演奏を楽しめるレストラン。料理を運ぶサービス係は、プロのオペラ歌手たち。コンサートホールではあり得ない至近距離で、迫力ある生声を聴くことができます。オペラに詳しくなくても気軽に楽しめるので、初心者の方にもおすすめです。

「母の誕生日に家族で訪れたことがあります。母の好きな『Lakmé - Duo des fleurs』をリクエストすると、鳥肌が立つような素晴らしい歌を間近で聴かせてくれました!母は感動のあまり目に涙を浮かべていました。すごく良い思い出がある場所です」(ステファニーさん)

プロのオペラ歌手たちが料理を運んでくれる

ベル・カント・パリ

営業時間
午後7時30分~

※午後8時30分まで30分ごとに予約可

定休日
なし
電話番号
01.42.78.30.18
URL
https://lebelcanto.com/fr/

グルメ

フランス料理は世界三大料理のひとつに数えられ、フレンチガストロミー(フランス美食学)は2010年にユネスコの無形文化遺産にも登録されました。選びきれないほどたくさんあるフランスのグルメスポットから、厳選してご紹介します。

フー・ド・パティスリー Fou de Pâtisserie

フランス各地の名店のスイーツが並ぶ

パティスリー専門誌が運営するセレクトショップ。誰もが知るパリの老舗から、才能あふれる新進気鋭のパティスリーまで、フランス各地の名店のスイーツが並んでいます。

「フランス全土の美味しいスイーツが集まっていて、スイーツが好きな方にとっては天国のような場所です。本店を一軒ずつ巡って雰囲気を味わうのも楽しいですが、時間が限られている方や色々試してみたい方はぜひこちらへ!」(ステファニーさん)

フー・ド・パティスリー

営業時間
午前10時~午後8時
定休日
なし
電話番号
01.40.54.90.74
URL
https://www.foudepatisserieboutique.fr/

お土産

フランスらしいお土産は、選択肢が多くて迷うところ。「ここなら間違いない!」というお店を選んでもらいました。

ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン Galeries Lafayette Haussmann

3,500以上のブランドを扱うパリの老舗百貨店。アパレルや宝飾品、コスメ、雑貨のほか、人気パティスリーやショコラティエが入るなど、グルメも充実しています。

定番のお土産「ラ・メール・プラール」のクッキー
幅広い品揃えで買い物を楽しめる

「高級ブランドから気軽に買えるものまで、何でも揃っています。特にクリスマスシーズンの豪華な装飾はワクワクしますよ。最上階のルーフトップからはエッフェル塔が見え、パリの街を一望できます」(ステファニーさん)

ルーフトップからはパリの街を一望できる

ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン

営業時間
<本館・紳士館・メゾン館>
月曜日~土曜日:午前10時~午後8時30分
日曜日・祝日:午前11時~午後8時
<グルメストア>
月曜日~土曜日:午前9時30分~午後9時30分
日曜日・祝日:午前11時~午後8時
定休日
なし
電話番号
01.42.82.34.56
URL
https://haussmann.galerieslafayette.com/

アンジェリーナ Angelina Paris

色鮮やかな美しいパティスリーが並ぶ

モンブランやショコラ・ショー(ホットチョコレート)で知られる1903年創業のサロン・ド・テ※。ココ・シャネルをはじめ、多くの著名人が愛した優雅な空間も魅力です。併設のブティックには焼菓子やコンフィチュールが揃います。

「お土産を買うなら、クッキー缶がおすすめ。クッキーが美味しいことはもちろん、パリの街並みやティータイムの様子を描いた缶のデザインもかわいいです」(ステファニーさん)

※食事が楽しめるカフェ

アンジェリーナ

営業時間
月曜日:午前10時30分~午後9時45分
火曜日~土曜日:午前10時30分~午後6時45分
日曜日:午前10時30分~午後7時
定休日
なし
電話番号
01.46.34.31.19
URL
https://www.angelina-paris.fr/

パリの有名スポットでどう過ごす?フランス人スタッフのとっておき情報

パリを観光するなら必ず訪れたい定番スポット。ステファニーさんに各スポットの「おすすめの過ごし方」を教えてもらいました。

エッフェル塔 la Tour Eiffel

パリのシンボル「エッフェル塔」

エッフェル塔の最上階に上るのは、初めてパリを訪れた時にするべき定番中の定番と言えるのではないでしょうか。数時間並ばなければならないような大行列ができることもあるので、事前にチケットを予約しておくことを強くおすすめします。

1階、2階へはエレベーターだけではなく階段で上ることができます。各階の自動販売機で販売しているメダルは、旅の思い出としておすすめです。見学後は、エッフェル塔の近くにある「カフェ・カレット(Carette)」でフランスらしいブランチはいかがでしょうか。パリの朝食に欠かせないメニューを全て味わうことができますよ。

エッフェル塔は昼はもちろん、ライトアップされた夜も美しいので、ぜひどちらも見に行ってください。

エッフェル塔

営業時間
午前9時~午前0時45分

※入場は午後11時45分まで

定休日
なし
料金
<2階まで(エレベーター)>
大人:€18.1(日本円 約2,840円)
12~24歳:€9(日本円 約1,410円)
4~11歳:€4.5(日本円 約710円)
<2階まで(階段)>
大人:€11.3(日本円 約1,770円)
12~24歳:€5.6(日本円 約880円)
4~11歳:€2.8(日本円 約440円)
<最上階まで(エレベーター)>
大人:€28.3(日本円 約4,440円)
12~24歳:€14.1(日本円 約2,210円)
4~11歳:€7.1(日本円 約1,115円)
<最上階まで(階段+エレベーター)>
大人:€21.5(日本円 約3,380円)
12~24歳:€10.7(日本円 約1,680円)
4~11歳:€5.4(日本円 約850円)
URL
https://www.toureiffel.paris/jp

シャンゼリゼ通り/凱旋門 Champs-Élysées/Arc de triomphe

パリらしい景観のひとつである「シャンゼリゼ通り」と「凱旋門」

シャンゼリゼ通りから見る凱旋門は、最もパリらしい景観のひとつと言えるでしょう。約2kmの大通りには有名ブランドのブティックやカフェが並び、マロニエやプラタナスの並木も印象的です。お腹が空いたら日本でも有名な「ラデュレ(Ladurée)」のティールームに立ち寄り、パリで最も有名なマカロンを味わってみてください。

もし夏に訪れるなら、パリで最も大切な祝日である7月14日の革命記念日(パリ祭)がおすすめ。シャンゼリゼ大通りで大規模な軍隊パレードが行われ、行進や空軍による華やかなアクロバット飛行が披露されます。夜にはエッフェル塔の上空で花火が打ち上げられ、こちらも見ごたえがあります。

花火を見られるルーフトップのバーでロゼワインを楽しむのは、フランスらしい楽しみ方。ただし、この時期はすぐに満席になるので、事前予約をお忘れなく!

シャンゼリゼ通り/凱旋門

URL
https://www.paris-arc-de-triomphe.fr/en

セーヌ川クルーズ

パリの有名スポットを巡るセーヌ川クルーズ

セーヌ川を船で観光するのはパリの有名スポットを巡る最も効率の良い方法です。

エッフェル塔やルーヴル美術館、ノートルダム大聖堂など、パリの街並みと素晴らしい建物を船から眺めることができます。パリ最古の橋であるポン・ヌフをはじめ、大小様々な橋をくぐり抜けていくのも楽しいですよ。

有名な「バトー・ムーシュ(Bateaux Mouches)」をはじめ、いくつかの会社が遊覧船のツアーを企画しています。料金やツアー内容を比較して、好みのものを見つけてください。ランチやディナー付きのプランや、観光案内付きのツアーもあります。

パリの次に行きたいフランスの観光地

パリを堪能したら、フランス各地の魅力的なエリアにも足を運んでみたいもの。ステファニーさんに「パリ以外」のおすすめエリアを聞きました。

ロワール地方

ロワール最大の「シャンボール城」

フランス西部のロワールは、かつてフランスの政治・文化の中心地でした。フランス最長のロワール川流域には、当時の華やかさを今に伝える古城が点在しています。

レオナルド・ダ・ヴィンチが晩年を過ごしたアンボワーズ城や、400以上もの部屋があるロワール最大のシャンボール城、女性君主が何代も君臨したシュノンソン城など、世界遺産にも登録されている優美な古城を巡る旅をおすすめします。

歴史的な背景や建物の豪華さはもちろん、広大な庭園や豊かな自然環境との調和に驚かされます。

ニース・カンヌ

天使の湾といわれるニースの美しい海岸線

フランス南部のニースは年間を通して過ごしやすい気候で、避暑地として世界的に人気があります。国際映画祭でおなじみのカンヌも、ビーチが美しい人気のリゾート地です。海岸沿いの道からはたくさんのヨットが停泊しているのが見えて優雅な気分に浸れます。

中心街だけではなく、周辺の小さな村を巡るのも面白いです。入り組んだ狭い路地のわきには石造りの家が建ち並び、まるで絵本の世界のようで歩いていて飽きることがありません。地域の特産品を味わったり、工芸品を手に取ってみるのも楽しい時間です。

南仏でしか味わえない、穏やかな街の雰囲気をぜひ体感してください。

アルザス

美しい装飾が特徴のクリスマス・マーケット

アルザスはフランス北東部、ドイツとの国境に位置する地域。地理的・歴史的にドイツ文化の影響を強く受けていて、この地域ならではの伝統的な木組みの家並みはまるで絵本の1ページに迷い込んだかのようです。

この地域で体験してほしいのは、11月下旬から始まるクリスマス・マーケット。アルザスはモミの木のツリーの発祥の地と言われていて、クリスマス行事がとても盛んです。とくにストラスブールのクリスマス・マーケットはフランス最古と言われています。

オーナメントやお祝いのご馳走のための食材、伝統菓子など、クリスマスにまつわるアイテムがあふれんばかりに並び、見ているだけでもワクワクします。

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まとめ

フランス人目線の旅の楽しみ方や、これからますます注目度がアップするフランス・パリの魅力をたっぷりとお届けしました。

オシャレな街並みや洗練されたグルメ、歴史ある古城や郊外の村など、見どころに事欠かないフランス。季節ごと、エリアごとに楽しみ方も多彩です。自分好みのテーマを決めて、旅のプランを立ててみてはいかがでしょうか。

お出かけの際は、ぜひ便利な直行便をご利用ください。

※本記事は2023年6月27日現在の情報です。

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回答締切:
2023年10月16日(月) 23:59

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