2025.10.16
この記事の目次
ケアンズはオーストラリア北東部、クイーンズランド州に位置する都市です。
かつては港のある産業都市として栄えた街ですが、今では海や森をはじめとする豊かな自然に囲まれた世界有数のリゾートタウンとして、世界中から多くの旅行者が集まります。
美しい海でのダイビングやシュノーケリング、ビーチ近くのエリアでのショッピングなど、海沿いや街の中心部だけでも見どころが多いケアンズ。そして忘れてはいけないのが、熱帯雨林が生み出す神秘的な自然。ケアンズには、ぜひ訪れたい2つの世界遺産があり、日本では体験できないスケールの大自然を全身で感じられます。
オーストラリアの中でも特に治安が良いことで知られるケアンズは、お子さま連れの旅行にもぴったりの街です。コアラやカンガルーなど、現地の動物たちとふれあえるスポットが豊富にあり、子どもたちにとっても貴重な体験になること間違いなし。
自然を満喫したいアクティブ派も、ゆったり過ごしたいのんびり派も、それぞれのスタイルで楽しめるのがケアンズの魅力です。
また、宿泊施設も充実しており、高級ホテルからバックパッカー向けのリーズナブルな宿まで幅広く揃っているため、予算や目的に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
ケアンズの概要
※日本の方が遅れています
2025年8月現在、関西国際空港とケアンズ国際空港間は直行便が週4便運航しています。
所要時間は直行便の場合、約7時間です。
経由便を利用する場合はシンガポールやタイなどを経由するのが一般的で、トランジットを含めると所要時間は15時間以上です。
ケアンズは年間を通して高温多湿で、日中の最高気温は25℃〜31℃、最低気温の平均は19℃〜24℃です。
ベストシーズンは乾季にあたる5月〜11月で、中でも10月中旬〜11月中旬頃は降水量が少なく湿度も低いため、観光やアクティビティを楽しむには絶好のタイミングといえるでしょう。
また、ケアンズのベストシーズンである10月〜11月は日本の旅行シーズンとも重なっていないため、航空券の価格が高騰しにくく、コスト面でも理想的な時期です。
一方で、この時期は天気が良い分、日差しも強くなる傾向があります。
日焼け止めや帽子、サングラスなどを準備して、紫外線対策は万全にしておきましょう。
ケアンズ観光のおすすめ日数は3泊5日です。
この日数があればグレート・バリア・リーフやキュランダ熱帯雨林を含む複数の主要観光スポットを巡ることができます。
2泊4日でも主要な観光スポットを巡ることは可能ですが、ケアンズでは自然を満喫するための移動や徒歩での観光が多くなるため、無理のないスケジュールでの滞在がおすすめです。
特に短い旅程の場合は、郊外の観光地を効率よく回るために、現地ツアーを事前に予約しておくと安心です。
ケアンズは公共交通機関があまり充実していないため、市内の移動は路線バス(Translink)かタクシーとなります。電車はキュランダの観光列車か、州をまたぐ長距離線のみとなるため、市内の移動で利用することはできません。
路線バスはケアンズの市街地を中心に18路線が運行しており、運賃は1回0.5AUD(日本円 約 47.5円)で、1日乗り放題券が1AUD(日本円 約95円)というお手頃価格。
市内の主要観光スポットやショッピングセンターなどを訪れる際の移動手段としておすすめです。
運賃の支払いは現金のみで、乗車時に運転手へ行き先とゾーンを伝えて支払う必要があるため、利用時は少額の現金を準備しておきましょう。
バスの運行ルートはオーストラリア・クイーンズランド州政府が運営する公共交通機関の統合サービス「トランスリンク」の公式ホームページからも確認ができるので、事前に調べておくのがおすすめです。
トランスリンク 公式ホームページ
タクシーの価格は日本とあまり変わらないのですが、日本のような流しのタクシーがないため、利用したい時は配車アプリを活用するか、ホテルのレセプションに呼んでもらうのが一般的です。
オーストラリアは右ハンドルが主流のため、日本と同じ感覚で運転できることから、レンタカーの利用もおすすめです。
レンタカー会社も多く、料金は日本と同程度か、やや安い場合もあります。事前に国際免許証の準備が必要ですが、レンタカーを使えば中心部から少し離れた観光スポットにも気軽に足を運べるのが魅力です。
ここからはケアンズの大自然を満喫できる8つのスポットをご紹介します。
大自然の偉大さと圧巻の絶景が楽しめるスポットばかりなので、ケアンズ旅行できっと立ち寄りたくなるはずです。
グレート・バリア・リーフは、世界自然遺産に指定されている世界最大の珊瑚礁地帯です。
ケアンズがあるクイーンズランド州の海岸線に2,600km以上も続いており、宇宙からもその存在が確認できるほどの大きさを誇ります。
今から約1800万年前に誕生したとされているグレート・バリア・リーフ。ケアンズの温暖な気候や地形、水温、水質などが珊瑚礁の形成に最適だったため、これだけ規模の大きな珊瑚礁地帯になったといわれています。
このエリア一帯は大小合わせて900を超える島々が連なっており、その中に400種類以上の珊瑚が生息しています。
美しい珊瑚礁や熱帯魚を間近で見ることができるシュノーケリングなどのマリンアクティビティが人気で、初心者向けのアクティビティもたくさんあるため、初めての方でも安心して楽しむことができるでしょう。
グレート・バリア・リーフ(Great Barrier Reef)
ケアンズの北西約25kmの場所に位置するキュランダ熱帯雨林は、「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」の一部として世界遺産に指定されています。
この熱帯雨林は1億3000万年前、まだ恐竜が生きていた時代である白亜紀に形成されたもの。はるか昔から変わらずに現存する姿は、一生に一度は見るべき絶景です。
キュランダ熱帯雨林を訪れる際に利用するキュランダ観光鉄道は、125年以上の歴史がある鉄道で、過去にはテレビ番組「世界の車窓から」のオープニング映像として使用されていたことで有名です。
ケアンズセントラル駅からキュランダ駅までの道中では、熱帯雨林の他にバロン滝やマカリスター山脈の素晴らしい風景を楽しむことができます。
キュランダには、野生動物とふれあえる施設やケーブルカーなど、多彩なアクティビティが揃っています。落ち着いた自然散策から、子ども向けの体験型アクティビティまで、幅広く楽しめるのがキュランダの魅力です。
キュランダ熱帯雨林(Kuranda Rainforest)
※ゴールドクラスは上記料金+49AUD(日本円 約4,655円)
キュランダ熱帯雨林から約120km北へ進んだ場所に位置するデインツリー・レインフォレストもまた、「クイーンズランドの湿潤熱帯地域」として世界遺産に登録されています。
デインツリー国立公園内にあるこの熱帯雨林は、1億3500万年以上かけて形成されており、その歴史は世界最古のレベル。
敷地面積およそ1,200㎢の悠久の森の中では、自然が創り出すパワーや迫力をめいっぱい感じることができるでしょう。
国立公園の敷地内では森の中の散策や清流遊びなどができるポイントがいくつもあるのですが、初めての方やお子さま連れの方ならデインツリー・ディスカバリーセンターへ行くのがおすすめです。
ここには熱帯雨林の中を歩きまわれる遊歩道や、高さ約23mの展望タワー、歴史を知る展示などがあり、安全な環境でデインツリー・レインフォレストの魅力や歴史を体感し、学ぶことができます。
デインツリー・レインフォレスト(Daintree Rainforest)
グレート・バリア・リーフの中にあるフィッツロイ島は、オーストラリアの国立公園に指定されている有人島です。
約3㎢の面積を誇る島の周りを取り囲むのは、ため息が出るほど美しいエメラルドグリーンの海。
島の約9割は手つかずの自然がそのままの状態で保たれており、多くの動植物の生態系が保護されています。
グレート・バリア・リーフの他の島々と比較すると観光客が少ないため、「穴場」や「秘境」などと呼ばれるフィッツロイ島。落ち着いてビーチ沿いを散策したりマリンアクティビティを楽しんだりするのにぴったりです。
中でも、真っ白な砂浜と遠浅の透き通った海が魅力のヌーディービーチは、絶対に立ち寄りたいスポット。
どこを撮ってもSNS映えするといわれているほど美しいビーチで、フォトジェニックな写真をたくさん撮り歩くのもフィッツロイ島のおすすめの楽しみ方のひとつです。
フィッツロイ島(Fitzroy Island)
グリーン島もフィッツロイ島と同様にグレート・バリア・リーフの中にある有人島です。
ケアンズからアクセスしやすい場所にあるため、グレート・バリア・リーフを訪れた多くの観光客が立ち寄る島です。
グリーン島は歩いて1時間程度で島を一周できるほどの大きさで、島内には遊歩道が完備されているため、のんびり熱帯雨林の中を歩いて周るアイランドウォークがおすすめのアクティビティのひとつです。
もちろん美しい海での海水浴も楽しめますが、海水浴ができるエリアは砂地のため珊瑚礁は見ることができません。美しい珊瑚のほか、愛らしいカラフルな熱帯魚を見るなら、シュノーケリングやダイビングができるオプショナルツアーに参加するのがおすすめです。
運が良ければウミガメに会える可能性も!
ケアンズから日帰りで満喫できるため、短い旅程でも組み込みやすいスポットです。
グリーン島(Green Island)
パロネラパークはクイーンズランド州にあるテーマパークで、ケアンズの中心部から海沿いを車で1時間半ほど南下した場所に位置しています。
1930年代にスペイン移民であるホセ・パロネラ氏によって建設された公園で、ジブリ映画「天空の城ラピュタ」のモデルになったともいわれています。
熱帯雨林の生い茂る園内の神秘的な情景は、まさに映画の世界観そのもの。
特に見どころとされているのは熱帯雨林に囲まれた人工の滝「ミーナ滝」と、「ホセ・パロネラ城」。どちらもホセ・パロネラ氏が自らの手で設計と建築を行ったそうです。
昼間の風景も魅力的ですが、特におすすめなのはライトアップされた園内を散策できるナイトツアーです。
暗闇の中で照らされる森林や数々のスポットは、昼間よりも更に神秘的かつロマンチックな空気を纏い、来場者をファンタジーの世界へといざないます。
パロネラパーク(Paronella Park)
アサートン高原は、ケアンズ中心部から南西へ約80km車を走らせた場所にある高原地帯です。
海抜600m〜1,100mの高さがあり、火山の噴火によってできたカルデラ湖や、カーテンフィグツリーなど、手つかずの自然が残っています。
標高が高いため、ケアンズ中心部よりも涼しく過ごしやすいのが魅力のひとつです。
高原には熱帯雨林や川、滝などに囲まれたいくつもの小さな村や農場があり、それぞれの場所で自然を満喫できるアクティビティが楽しめます。
広大なアサートン高原は、レンタカーを借りてスポットを巡るドライブ旅がおすすめ。
中でも絶対に訪れたいのは、約9000年前に誕生した火山湖であるイーチャム湖。青く透き通ったまん丸の湖は、まるで瞳のように神秘的で、吸い込まれるような美しさです。
周辺には安全に散策できる遊歩道や、バーベキューを楽しめる設備が整っており、お子さま連れのピクニックにも人気のスポットです。
アサートン高原(Atherton Tableland)
ケアンズ・ボタニック・ガーデンズは、ケアンズ中心部のすぐ近くにある熱帯雨林植物園です。
敷地面積はなんと東京ドーム約8個分!広大な敷地内にはジャングルのようにたくさんの熱帯植物が生息しています。
せっかくケアンズまで来たのに人工の植物園に時間を費やすのはちょっと…と思われるかもしれませんが、ケアンズ・ボタニック・ガーデンズには既存の植物園のイメージを覆すような迫力と見どころが満載です。
熱帯雨林に囲まれた遊歩道を歩くボードウォークや、日本よりも太くてダイナミックな竹林が見られるバンブーコレクション、先住民の暮らしや文化に関する展示など、自然のパワーを感じながらスポットを巡っているだけで、あっという間に時間が過ぎてしまうでしょう。
平日には約1時間半の無料のガイドツアーがあり、園内の植物に関する説明を聞きながらゆったりと巡ることができます。
ケアンズ・ボタニック・ガーデンズは、見ると幸せになれるといわれている青い蝶「ユリシス」との遭遇率が高いといわれています。園内散策時に探してみてはいかがでしょうか。
ケアンズ・ボタニック・ガーデンズ(Cairns Botanic Gardens)
大自然を感じられる観光地が盛りだくさんのケアンズには、現地の動物たちとふれあえるスポットも数多く点在し、見どころが尽きません。
日本ではふれあうことができない、オーストラリアならではの動物たちの愛くるしい姿に大人も子どもも癒やされること間違いなし!
以下ではケアンズを代表する3つの動物ふれあいスポットをご紹介します。
ハートリース・クロコダイル・アドベンチャーズは、ケアンズ中心部から海沿いを北へ約40kmほど進んだ場所にある、ケアンズ最大の動物園です。
コアラやカンガルー、ワラビー、ウォンバットなど、オーストラリアならではの動物たちと間近でふれあうことができるのが魅力。
そんな数々の動物たちとのふれあいはもちろんですが、この動物園の最大の見どころは園内のラグーンに放し飼いにされている巨大なワニを観察できるボートクルーズです。
ガラス越しの至近距離で巨大ワニの餌付けの様子や、泳ぐ様子を観察する迫力満点の体験ができます。
その他、コアラや赤ちゃんワニを抱っこして記念撮影ができたり、さまざまな動物たちへの餌付け体験も可能。
カンガルーやワラビーは園内で放し飼いされているため、運が良ければ2ショットのセルフィーも撮れるかも!
ハートリース・クロコダイル・アドベンチャーズ(Hartley's Crocodile Adventures)
レインフォレステーションはキュランダ熱帯雨林の玄関口で、ステーション自体に入場料などはありません。
ここにはレインフォレステーション・ネイチャーパークというテーマパークがあり、大きく3つのアクティビティゾーンがあります。
1つ目は水陸両用のアーミーダックに乗車して熱帯雨林のジャングルを巡るアーミーダックツアー、2つ目はオーストラリアの先住民であるアボリジニの文化を体験することができるパマギリ、そして3つ目がコアラやカンガルーとふれあえるワイルドライフパークです。
ワイルドライフパークではコアラとの記念撮影やカンガルーへの餌やり体験などを楽しむことができる他、オーストラリア固有種であるタスマニアデビルを見ることもできます。
ケアンズでタスマニアデビルが見られるのはここだけなのだとか。
キュランダ熱帯雨林と合わせて訪れることができるスポットなため、旅程に組み込みやすいのもおすすめできるポイントのひとつです。
レインフォレステーション・ネイチャーパーク (Rainforestation Nature Park)
※各アクティビティやツアーは別途料金あり
グラネット ゴージ ネイチャーパークは、ケアンズ中心部から車で約1時間〜1時間半、約75kmの距離に位置しています。
ケアンズ近郊のチューコという小さな町の周辺にだけ生息している、絶滅危惧種のロックワラビーに出会えるパークで、敷地内には多い時で100頭以上のロックワラビーが滞在しています。
動物園で見られる普通のワラビーよりも一回り小さいロックワラビーはとにかく愛くるしくて可愛い!一度餌やりを始めると、どこからともなく現れるワラビーたちに囲まれているかもしれません。
お腹の袋に赤ちゃんを入れているワラビーもいるため、餌やりをする時に観察してみてくださいね。
ロックワラビーの他、孔雀やアヒルなども放し飼いにされていて、他の動物園やテーマパークよりも自然に近い形で動物たちとふれあえるおすすめのスポットです。
グラネット ゴージ ネイチャーパーク(Granite Gorge Nature Park)
大自然を満喫できるケアンズですが、中心部は都会的な一面もあります。
観光スポットから中心部へ戻ってきたら、旅のお土産探しやケアンズグルメを堪能しに出かけてみるのはいかがですか?
ここではお土産探しやグルメが楽しめる3つのショッピングスポットをご紹介します。
ケアンズならではのお土産物を見つけるなら、絶対に立ち寄りたいのはナイトマーケットです。
ナイトマーケットは市内中心部、海沿いの遊歩道エリア沿いにあり、夜遅くまで楽しめます。
観光客だけでなく地元の人も足を運ぶため、デパートや空港には売っていない現地ならではのお土産に出会える場所です。コーヒーやお茶、スナックなど定番系のお土産から、地元作家のハンドメイド作品まで幅広いジャンルから、旅の思い出にぴったりの一品を見つけることができるでしょう。
スムージーやスイーツなど、ケアンズならではのストリートフードも堪能できるため、ディナーの後に足を運ぶのがおすすめです。
ナイトマーケット(Night Market)
キュランダ行きの列車が発着するケアンズ駅のすぐ近くにあるケアンズ・セントラルは、ケアンズ最大のショッピングモールです。
敷地内には180を超える数の店舗があり、ショッピングもグルメもここ一か所で楽しめます。
日本未上陸のブランドや、オーストラリアらしい健康食品、オーガニックコスメなど、多様なジャンルのお店があり、どれをお土産にすべきか目移りしてしまいそう。
レストランが充実しており、キッズスペースも完備されているため、ファミリーでの旅行中にショッピングを楽しむなら、ナイトマーケットよりも便利かもしれません。
スーパーも併設されており、スナック菓子などのバラマキ土産も探しやすいです。
ケアンズ・セントラル(Cairns Central)
DFOケアンズはケアンズ中心部から南西に4kmほど離れた場所に位置するアウトレットモールです。
人気のスポーツブランドが集約されているモールで、ケアンズ以外にシドニーやメルボルンなどに拠点があります。
時期や店舗によっては75%オフというお手頃価格で販売されている場合があり、リーズナブルに洋服や靴などを購入することが可能です。
DFOケアンズに入っているお店はスポーツブランドが中心ですが、その他にも雑貨類やキッチン用品などを取り扱うショップや食料品店、フードコートなどがあります。
アクティビティが豊富なケアンズでは、思いのほか汗をかいたり服が汚れたりして、手持ちの服が足りなくなることもあるかもしれません。
そんな時は、DFOケアンズで翌日に着られる洋服を調達してみてはいかがでしょうか。
DFOケアンズ(DFO Cairns)
大自然がいっぱいのケアンズは、新鮮で美味しい食材もいっぱいです。せっかくケアンズまで来たのだから、ここでしか食べられない料理や食材を思いっきり堪能しましょう!
日本では食べ馴染みがないかもしれませんが、オーストラリアならではのグルメとしてぜひ味わってみたいのが、カンガルーのステーキです。
ケアンズ中心部のステーキハウスでは、現地特有の食文化であるカンガルーやワニの肉のステーキがメニューにあることが多く、気軽に楽しむことができます。
カンガルーは筋肉質なため、肉質は固めで、ローストビーフのような味わいと例える人が多いです。また、鹿肉のような臭みが若干あり、味の好みは分かれますが、一生に一度あるかないかの経験はお土産話にもなるでしょう。
ステーキハウスでカンガルーステーキを見つけたらぜひトライしてみてくださいね。
海沿いの街であるケアンズには、新鮮なシーフードが堪能できるレストランがたくさんあります。
ロブスターや牡蠣、魚のグリルなど、魅力的な海の幸が豊富なのですが、中でもモートンベイ・バグは絶対に食べてみてほしいおすすめのひとつです。
モートンベイ・バグは日本名でウチワエビというエビの一種で、甘く引き締まった身が特徴。
ロブスターに似た味がするのに、ロブスターよりもお手頃価格で食べられるのが魅力です。
日本でも食べられるレストランはありますが、オーストラリア産は世界的にも高い評価を得ているため、ぜひその高水準な味を堪能してみてください。
オーストラリアでは、バターやガーリックソースでグリルして調理するのが一般的です。
バラマンディは、オーストラリアで広く親しまれている白身魚で、クセのない上品な甘みとふっくらとした食感が特徴です。オーストラリアのさまざまな地域で味わえますが、特にケアンズを含む北部では地元の定番として親しまれています。
ケアンズ中心部のシーフードレストランでは、地元産の新鮮なバラマンディを使ったグリルやソテーなど、ヘルシーで食べやすい料理が楽しめます。味付けはレモンやハーブ、塩などのシンプルなものから、トロピカルフルーツを添えた創作料理まで多彩です。
釣り好きの方には、自分で釣ったバラマンディをその場で調理して味わえる、釣りとバーベキューがセットになった現地ツアーもおすすめです。旅の思い出づくりにぴったりですよ。
最後は旅の思い出に絶対に買いたいケアンズ土産をご紹介します。コアラやカンガルーのグッズも良いですが、せっかくなので日本では買えないようなお土産を買って帰ってはいかがでしょうか。
TimTam(ティムタム)とは、オーストラリアで人気のチョコレート菓子です。
チョコレートクリームをビスケットで挟み、さらにチョコレートでコーティングされています。種類は写真のオリジナルやダブルチョコレートのほか、キャラメル、ホワイトチョコなど多種多様。毎年期間限定のオリジナルフレーバーが発売されるので、タイミングが良ければレアな味に出会えるかもしれません。
人気のお菓子なので日本でも取り扱っているお店は多いですが、全てのフレーバーが輸入されている訳ではありません。ぜひ日本では目にしないようなフレーバーを探してみてください。
ポーポークリームは天然のパパイヤから作られたクリームです。オーストラリアでは「肌トラブルの万能薬」として愛されており、お土産としても人気があります。
ベースにワセリンが使われているため保湿力が抜群で、肌の乾燥や肌荒れ、ニキビ、虫刺され、汗疹など、あらゆる肌のトラブルに効果的です。
見た目が可愛くかさばらない点もお土産にぴったり。
街の薬局やコスメショップだと売り切れていることが多いため、ケアンズ・セントラルなどに入っている大型のドラッグストアでの購入がおすすめです。
オーストラリアの先住民であるアボリジニ。先住民の街ともいわれるケアンズは、マーケットなどであらゆるアボリジニグッズに出会うことができます。
独特のペイントや彫刻が施された雑貨類は、どれも唯一無二のデザイン。
キーホルダーや小物入れなどの手軽なものはもちろんですが、彫刻作品やブーメランなど、旅の思い出として自宅に飾って置けるグッズを購入するのもおすすめです。
大自然に囲まれたケアンズには、自然の偉大さや雄大さを全身で感じることができるスポットがたくさんあります。
美しい海でのマリンアクティビティや熱帯雨林の散策はケアンズ観光で外せないことのひとつです。
一方、街の中心部ではショッピングや新鮮な海の幸・山の幸を気軽に堪能できるという一面もあるため、都会派の方も楽しめる街といえるでしょう。
動物たちとのふれあいやシュノーケリングなど、大人だけでなく子どもたちも楽しめるスポットやアクティビティも盛りだくさんなため、ファミリーでの旅行先としてもおすすめです。
日本では出逢うことができない壮大な歴史とダイナミックな迫力を感じられるケアンズでの体験は、一生忘れることのできない大切な思い出になるでしょう。
※本記事は2025年8月21日現在の情報です。
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