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関空についての謎や不思議を調査します!

10 巨大なサッカーボールがのった塔は何?

空港周辺の急激な気象の変化をキャッチする「レーダー」です。

空港島の北端にある気象レーダー局舎です。巨大なサッカーボールに見えているものは直径11メートルの白いレドーム(レーダーのアンテナ部のカバー)です。中にはDRAW(空港気象ドップラーレーダー)のアンテナがあります。直径7メートルのパラボラアンテナが回転しながら、電波を空中へ発射しています。

なぜ、レドームがサッカーボールの形になっているのかといえば、電波がレドームのパネルのつなぎ目を通り抜けるときに起こる電波の質の劣化を防ぐための工夫として、いろいろな形のものを張り合わせているためです。また、風雨の影響を避けるためのものでもあります。

普通の気象データは、主に雨の分布と強さを観測していますが、このDRAWは、それら以外に雨粒の動きから「風」も測れるようになっています。風向、風速の急激な変化をキャッチし、ほぼリアルタイムで気象台内に設置したディスプレイに観測データを表示すると共に管制塔や航空会社にもデータが送られます。

とくに滑走路およびその周辺上空の風の急激な変化(低層ウインドシヤー)は航空機の離着陸に大きな影響を与えます。そのため、DRAWからの情報は、航空機の安全な運航に大きな役割を果たしています。 ちなみに、関西国際空港のDRAWは日本の空港の中で、最初に導入されたものです。

上:電波の質を劣化させないための形状です 左下:中には直径7mのパラボラアンテナ 右下:リアルタイムに観測データを表示 サッカーのトロフィーのような外観